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院長の独り言 60 ; わが自衛隊論

私の自衛隊論。

現在、わが国には原子力発電所が何ヶ所有るかご存じですか。

確か、51基だと思います。

其のうち何基が実際に稼働しているか詳しい事は定かではありませんが、約80%程度のものではないでしょうか。

原子力発電所51基が全国に散らばって存在すると云う事は、この発電所をどんな事があっても、決して、核が漏れないように死守しないと大変な事になると想像出来ます。

内部崩壊した場合、ロシアのチェルノブイリ発電所の例を見るまでもなく、多大な被害が出る事になるでしょう。

もうひとつ考えなければならない事は、外部から故意に破壊された時です。

我が国は核兵器の被害にあっている、唯一つの国で当然の事ですが、国民全員が大変な核アレルギーです。

有ってはならない事ですが、もし、ミサイルが日本の原子力発電所に打ち込まれた場合、広島、長崎に原爆を落とされたと同じく、いや、それ以上の多大な被害を被る事になるのです。

今の自衛隊は相手から攻撃されて被害が起きてから守る準備に入るそうです。

反撃は自衛隊には出来ないのです。

そんな悠長な事で日本は大丈夫なのでしょうか…。

日本には核兵器が無くても発電所と云う形で核を所有しているのです。

核の無い国と云うのはマヤカシです。

したがって、核兵器を持ち込む持ち込まない論議はナンセンスです。

現に、51か所の原子力発電所が日本中に散らばって存在しているのです。

核だけの事を考えたら、負の所有です。

核兵器を所有する事による外部からの攻撃を抑止する力の、丁度、正反対です。

かえって、攻撃目標になる可能性が有ると云う事です。

工業立国である日本にとって、それを維持する大量の電力が絶対に必要で、云うまでもなく、原子力発電所は無くてはならないものです。しかし、発電所は大変危険過ぎる装置でもあるのです。

ミサイルを撃ち込まれるなんて、そんなバカな事が起きる訳が無いと、国民は安心していて本当に良いのでしょうか。

アメリカが一番心配している事は、テロ攻撃が自国の核施設、例えば原子力発電所に為される事です。

傍から見ても、神経質と感じるぐらい防御しています。

世界中の原子力発電所を設置している全ての国も同じ気持ちでしょう。

それが当り前なのです。

小生の独りよがりの考えですが、フランスやドイツ、イタリアなどのユーロ連合を作った最大の理由は経済も大切ですが、お互いにテロなど外部から原子力発電所を協力して守る事ではないかと思うのです。

現にフランスやドイツは、個々に分かれていても経済的には心配ない国です。

フランスは電気の総発電量の比率で水力、火力よりも原子力の方が多いのです。ドイツのその比率は我が国と同程度です。

フランス、ドイツが率先してユーロ圏を作らざるを得なかった理由は、お互いに原子力発電所を協力して守る事が一番重要だったのではないかと思います。

国の一番の仕事は国民の安全と財産を守る事なのです。

それらの国と比較して、我が国はあまりにも無防備すぎではないでしょうか。

万が一の事を考えて、自衛隊をいち早く、日本以外の世界中何処の国にもある普通の軍隊にして、そのような心配事から我が国を守ってほしいと切に願います。

自衛隊が普通の軍隊になる事に近隣諸国が危惧する必要は全く有りません。

攻撃する目的も必要も無い日本が他国を攻撃する事なんて100%あり得ない事なのですから。

ただガッチリと、我が国を防御だけして欲しいだけなのです。

第二次世界大戦の日本と同じ敗戦国、ドイツもイタリアもとっくに軍隊を持っています。

まったく、誰に気を使って自衛隊を普通の軍隊にしないのか不思議ですね。

万分の一でも危険な確率が自国にあると考えられるとしたら、その被害に絶対遭遇しないように準備をしっかりすべきです。

アメリカや他の国と同じように…。

日本に在住している外国の人たち(中国、韓国、アメリカ、フランス人など)、皆、心配だと思いますよ。

自分達も放射線の被害を受ける可能生があるかも知れないのですから。

結局、『いつ核の危険に遭うかもしれない国』と云うレッテルを貼られる事になり、日本に住む事を世界の人から敬遠される事に成りかねません。

もし、自衛隊が世界中のすべての国(アメリカ、中国、韓国、イギリス、ドイツなど)のような普通の軍隊になったら、災害の時だけでなく、本当の意味で国を守ると云う事になる訳です。

自国は自分達で守るのは当たり前の事です。

日本以外の世界中の全ての国が、自分の国は自分たちで守っているのですから。

そうなったら、もう一つの責任として、アメリカや中国などの国と協力してテロに対する対策はやらなければならない事は、止む負えないでしょう。

自衛隊員の皆さんは、軍隊になれば責任が増して大変でしょうけど、国民の為に頑張って下さい。宜しくお願いします。

院長の独り言 59 ; 本当に少子化対策は必要なのか?

日本では近年、若い世帯で子供を産まなくなり、人口が減少傾向気味だと騒がれています。

皆さんご存じのように、現政権においても、子育て手当を出す事が予算化されました。

現在の我が国の総人口は1億3千万人余りです。

明治までの日本の人口はコンスタントに、約3千万人強程度だったと記憶しています。

現在の日本の人口は、1億人も多いのです。

本当に日本の人口を政策として増加させる必要が有るのでしょうか。

どういう理由で人を増やさなければならないのでしょうか。

かつての我が国は長い間、3千万余りの人で平和に生活していたのですから、そんなシャカリキに子育て手当何ぞまで支給して、人口をこれ以上増加させる必要が本当にあるのでしょうか。

小生が小学生時代には日本の人口は6千万人と教わりました。

確か、高校生の授業では8千万人でした。繰り返しますが、現在は約1億3千万人余りです。

今の人口で充分過ぎる人数ではないのでしょうか。

このまま我が国の出産を自然に任せておけば、しばらくの間は子供の数が減少すると思いますが、必ず盛り返してきます。

今までも人口が減ってくると揺り戻し現象が起こり、常に3千万前後の人口を保持しているのです。

日本人は賢い民族ですから、国で心配する事は無いと思います。

随分前から、3Kと言って、きつい、汚い、臭い職業が敬遠されていて、外国人労働者に任せたらと云う意見も出ていました。

その理由を、外国から出稼ぎ労働者を募集しなければならない程、日本の人口が少なくなってきたのだと新聞などで報道していました。

しかし、本当は別に外国に頼らなくても、現在の人口で充分に仕事は回るそうで、いわんや、無理に子供の数を増やす事も必要無いと思います。

だいたい、外国人に失礼な話ではないでしょうか。

3Kの仕事を押し付けるなんて。

もし、どうしても3Kの仕事をする人がいないのなら、我が国には世界一のロボット技術が有るのをお忘れですか。

3Kの仕事はロボットに任せてしまえばいいのです。

多分、現在の人口の半分程度になっても、日本は色々な面で全然大丈夫だと思います。

かえって、人と人、子供と大人、青年と老人みなが、人口が少なくなると云う事で日本人としての連帯意識が強まるので、お互いに大切にし合うし、愛おしくもなるのではないでしょうか。

院長の独り言 58 ; 電話の普及

初めて我が家に電話が入ったのが、自分が小学生の時でした。

父の仕事の関係で、公的に電話を優先的に引いて貰う事が出来たのだそうです。

個人の自宅には、余程の金持ちでなければ、電話を持つ事が出来ない時代でしたから、我が家は幸運のはずでした。

はじめは電話が珍しくて、近所の話題になり、皆さんが見学に来るほどでした。

何も用もないのに父の職場に電話をかけて、怒られたりもしました。

ところが、しばらく経ってから大変な事になってきたのです。

毎日のようにリンリン電話が鳴りだしはじめたのです。

お察しの通り、近所の家の呼び出し電話になってしまったのでした…。

かなり遠くの家からも、呼び出し電話として利用されてしまい、呼び出しの電話が鳴る度に、知らせに行くのが大変な苦しみとなり、一時期、家中の家族がリンリン鳴るたびに怯える毎日となり、結局、電話を取り外して貰わざるを得なくなりました。

それから少し経って、親父の仕事の関係上、官舎に引っ越しましたので、電話の話題も消えてしまいました。

そして、日本は高度成長の時代になり、瞬く間に、全国総ての家庭に電話が設置され、洗濯機、冷蔵庫、テレビと電化製品も普及しはじめ、日本の文化生活の幕開けとあいなったのです。

現在は、逆に、家庭に電話を設置する事が少なくなり、またまたビックリです。

一人一人が携帯電話を持つ時代になるとは、あの頃には思いもしませんでした。

ただただ、科学の進歩に驚かせられます。

確かに、携帯電話ほど便利なものはありません。

一度使い始めると、私も携帯電話を手放せなくなりました。

将来、どこまで科学がこの世の中を変えていくのか、楽しみやら怖ろしいやら興味深いですネ。 

院長の独り言 57 ; サッカーのルールは日本人に不向き?

テレビで外国のサッカーの試合を観戦していて、このスポーツは我々日本人にはあまり向かないような気がします。

一寸した接触行為でもオーバーと思えるほど痛そうにしたり、エキサイトすると蹴り合っているのは日常茶飯事です。

その他、日本人には不向きな行為が目立ちます。

その点、野球は日本人向きにアレンジしてしまい、アメリカ人の友人曰く、日本でやっている野球はベースボールのようで、ベースボールではないとのたまうのです。

試合中にいくら興奮しても、殴り合いになる事はほとんど有りません。

安心して見ていられます。

サッカーと野球は、レスリングと柔道の違い、ボクシングと空手の違いを感じます。

もともと、 我々日本人は縄文、弥生の遠い昔から、農業を主に集団生活を営んできた生粋の農耕民族です。

一匹オオカミ的な騎馬民族と違って、争いをあまり好みません。

礼儀を重視し、争いごとをしないようにしないと、農業は成り立ちません。

今は科学のお陰で種々、素晴らしい農耕器具が有りますから、少人数で大規模農業が可能ですが、かつては農業は頭数が頼りでしたから。

いわゆる人海戦術です。

『和』が一番だったのだと思います。

聖徳太子も十七条憲法で、その大切さを説いているじゃないですか。

日本発のスポーツは、空手でも相撲でも柔道でもみな、礼節を重んじます。

外国から入って来たスポーツの中でも、その点、日本向きにアレンジした野球は、私の気持ちにマッチするところがあったのです。

したがって、ジャイアンツの大ファンです。

今日からその巨人の試合が始まります。

今からドキドキしています…。

以上の意見は、小生の独善的、独断的考察ですから、サッカー好きの人には当然、受け入れがたいでしょう。

失礼しました。

院長の独り言 56 ; 町を捨て、読書に出よう!

自分の知識を豊かにする最大の方法は本を読む事です。

発明、発見をする事は並大抵の努力では上手くいきません。

しかも、自分の気が付かない考え方や方法を探りだす事は、努力だけではどう仕様もないものです。

そう云う時に、最も素晴らしい解答を与えてくれるものが、『本』ではないでしょうか。

知らない事、新しい事を解決して呉れる方法。それは読書をする事です。

本を読めば読むほど知識は豊富になるし、結果、人生が豊かになるし、楽しくもなります。

何事も知っているかいないかで、全然、考え方も複雑化の度合いが違ってきます。

『あの人はあの時にあのような意見を何故、言ったのか?』と云う時でも、色々多角的に考えられますし、行った事の無い場所も、前もって本で読んでいれば、旅行の楽しみも倍増する事、間違いないです。

良く受験で云われる事ですが、A君は理数系向きとかCさんは文系だとか、何とかかんとか言っていますが、小生が思うのですが、受験に強くなる一番良い方法は、文科、理科関係無く、沢山、本を読む事に尽きると思っています。

数学の難問題を解くのでも読解力次第です。

ましてや、国語の問題を解く事は、言わずもがなです。

社会へ出てからも、本を沢山読んでいる人は応用力がついているので、色々な意味で活躍出来るはずです。

読書は喫煙や飲酒と同じで、食事の後につい一服したくなるとか、夕暮れになると、なじみの飲み屋に行きたくなるように、癖と云うか常に本に接していないと、気持ちが落ち着かない感じになってきたら、その人は本屋と腐れ縁になるでしょう。

本屋のおじさんに、ニコニコ迎えられるようになったら、あなたは間違いなく、立派な読書中毒患者です。

しかし、タバコやアルコール中毒とは全くちがって、素敵な中毒です。

私も出来るだけ種々、多方面の本を読むように努力をして、ただ、歯科関係の事だけ知っている『歯科オタク』にならない様に注意しています。

院長の独り言 55 ; 生命の大切さ

天文学者にはロマンチストが多いそうで、『宇宙は無限に広いから、どこかに必ず地球と同じように生命が存在する星が有る』と云う説を唱える人が多いようです。

彼らによると、望遠鏡で毎日毎夜、天空を見ていると、宇宙のあまりの雄大さに、観察すればするほど、宇宙人が必ず現存するに違いないと確信となってくるそうです。

光は1秒間に地球の赤道を七まわり半の距離(約30万Km)を進みます。

太陽から最も近い恒星まで、その光が到達するのに4年間(4光年)以上掛かるのです。

100億年の彼方からも、地球に星の光が届いて来ていると云う事は、やはり宇宙は無限に広いのでしょう。

しかも、その光は100億年前のものですから、我々はその星の100億年前の姿を見ている事になるのです。

もう現在は、その星は100億年先にすっ飛んで行ってしまっていて、我々の見ている場所には勿論、存在していません。

あまりにも宇宙が広すぎるので、『地球だけに生き物がいる論』は、不自然だと思うのも尤もです。

ところが、生物学者は、反対の意見を唱える人が多いそうです。

現実に、生命の『生き死に』を常に研究していると、生きている事から死ぬ事は当然の現象として受け止めていますが、いくらこの宇宙が無限大に広くても、『生命』が無くなったものから、再び、『生命』が湧き出て来る事は、あり得ない事を、現実的にいやと云うほど感じている訳です。

結果、『生命』が無い物から『生命』が湧き出てくる事は、有り得ないと信じるようになるそうです。

『まず、最初の無生物に命がどうやって宿ったのかが考えられない…』

無生物が生物に変化する瞬間が、想像出来ないと云うのです。

生物学者は研究が研究ですから、現実に、地球外生命否定論者に当然なりがちです。

なぜ、地球に生命が誕生したのか説明がつかないそうです。

どんなに宇宙が広くても同じで、生物が存在しないのが当たり前だと云うのです。

でも、我々は現に此処に生きています。

地球だけが奇跡の星と云う以外、説明の仕様がない事になるのです。

私には難しくて分かりません。

無生物の世界にどうやって生命が入って来たのか。

どうして地球に生命があるのか。

生命は宇宙では一般的なものなのか、あるいは、地球だけに存在するものなのか。

もし、後者だとしたら、この大宇宙に自分の存在を意識出来るのは地球人だけになります。

気持悪いと云えば気持悪いですね。

結論として、生命ほど大切なものは、この世では他に無いという事になります。

皆さん、自分の『生命』も、他の人の『生命』もすべての『生命』を大切に!

院長の独り言 54 ; 医療の進んだ時代に生まれただけでも、本当に幸せです!

現代の人は幸せです。

江戸時代に歯が痛くなった時は大変な苦しみだったと想像出来ます。

第一、麻酔が無いし、切削器具も存在しないのです。

死にそうに痛い時は歯を抜く以外、為すすべが有りません。

みんなで押さえてペンチのような物で歯を抜いたのでしょう。

拷問ですネ…。

命を落とした人も少なからずいた事でしょう。

有名な事実ですが、中世ヨーロッパでは歯を抜く時には、患者さんの周りでラッパを吹いたり、シンバルを敲いたりして、歯を抜く時の患者さんの悲鳴が周りに聞こえないようにしていたそうです。

絵で残っています。

小生が歯科医になりたての頃、今から45年ぐらい前には、麻酔はあったにあったのですが、現在、使用されているキシロカインという良く効く麻酔薬が発売されたばかりで、プロカインというイマイチ効きの悪い麻酔薬が主流でした。

上顎は骨の密度が粗なので麻酔薬が浸みこみ易く、麻酔は比較的良く利きましたが、下顎は骨が硬くて麻酔が効きにくく、無痛治療が難しく、患者さんも辛い思いをしていました。

今でも歯の治療は痛いから、なるべく受けたくないと言われているのはその名残だと思います。

その当時、昭和40年頃は効きは良くなくても一応、麻酔薬はあったのですが、歯を素早く削る良い道具が無かったので、治療法としては、歯が痛い時は抜歯して入れ歯を製作すると云う方法が殆どでした。

70歳以上で総義歯の人が多いのはそう云う事です。

その後、技術の進歩のおかげで、高性能切削器具が歯科治療に次から次へと登場してきました。

昔は、痛くなく歯を抜く歯科医と入れ歯を上手に入れる歯科医が名医と云われていました。

現在は麻酔は良く効くし、歯の切削器具も素晴らしいものが有るので、患者さんは安心して治療を受ける事が出来るようになりました。

小生は仕事柄、すぐ歯科の治療の事を考えてしまいますが、例えば江戸時代に生まれていて、身体がどこかおかしくなった事を想像すると身震いします。

江戸時代、そしてそれ以前の時代では、特に抵抗力の弱い幼児期に命を落とす子供が大変多かったので、三つまで、五つまで、七つまでと親は祈る気持ちで育てていたのだと思います。

七五三のお祝いを盛大に行う気持ちが実感で理解出来ます。

ひと段階ひと段落、何とか元気で良かったなぁといった感じです。

七つまで無事に育てば大人になれる確率が高い事が、其れまでの経験で分かっていたのでしょう。

現代は、幼児期で死亡する事はほとんど考えられません。

平均寿命が80歳と云う事は、やはり我々現代人は幸せです。

院長の独り言 53 ; スギ花粉の季節が到来!

スギ花粉アレルギーになってから30年程になります。

それ迄は、花粉症の人が『つらい、つらい…』と言ってるのを聞いて、内心では『少しオーバーだなぁ~』と思っていました。

ところが、いざ、自分が花粉症に罹患してみると、あまりの辛さに外出するのも億劫になり、この季節が早く通り過ぎるのを、毎日毎日、千秋の思いで待ち焦がれています。

眼球を外してゴシゴシ洗いたい程、眼の奥まで痛痒いのには正直、ガックリきています。

仕事柄、マスクをしているので、息も詰まりそうで、本当にこの季節は地獄の苦しみです。

スギ花粉アレルギーは或る年に突然襲ってきました…。

前の年までは全く、スギ花粉には反応が無く、スギ花粉で有名な高尾山に、この季節に登山しても平気の平左でした。

それが、次の年の3月の始めに『あれ、鼻が一寸ムズムズするな…』と感じていたら、次の日には、眼が『痒さだけではない、痛みを伴った痒さ』が眼の奥に広がり、思わずゴシゴシ目を擦りまくり、鏡をのぞいたらウサギのように目が真っ赤っかになり、なんとも無残な顔がこっちを見ているではありませんか。

それから、ここ30年程、毎年3月になると花粉症の患者さんと同病相哀れむと云うか、お互いに身の不幸を嘆きあっております。

色々薬も試しましたが、あまり効果が無く、うちでは空気洗浄機を備え、そして、なるべく外出しないようにしています。

この頃は諦めの境地と云うか、花粉症を容認して、かえって、外に出ないで読書を楽しんでいます。

色々な本が読める時など一年のうち、そうは無い事ですから。

院長の独り言 52 ; ホッとしました…

ホッとしました…。

どうやら、しばらくは大西洋と地中海のクロマグロ禁漁と云う事が無くなりました。

水産庁等の関係者の皆さん御苦労さまでした。

新聞やテレビなどの報道によると、ロビー活動を活発に行って得られたアジアやアフリカ諸国の賛同が、今回の良い結果につながった主因との事でした。

これからも、この調子で外国との交渉を国民のために頑張って欲しいものです。

資源保護が大切な事は当たり前です。

日本はジェントルな国なので問題ないのですが、関係する国々と良く話し合って、早急に科学的な調査を正確に行い、モナコなどの国にクロマグロが絶滅しない事をデータで示し、安心させる事が大切だと思います。

いずれにしても、水産庁を中心に日本の委員が、ワシントン条約の会議で日本の考え方をよく説明して頑張り、日本のクロマグロの漁が今まで通り可能になった事は大いに評価すべきだと思います。

話は飛びますが、世界の三大料理は中華、フランス、トルコ料理だそうです。

しかし、小生の個人的三大料理の一つには絶対日本料理が入ります。

日本は周囲を海に囲まれているので、動物性タンパク質は昔から、マグロやカツオなど魚料理から摂取してきました。

色々な素晴らしい魚料理が独特な伝統料理として存在しています。

立川の回転寿司屋で、金髪のお嬢さんがマグロやヒラメのにぎりを『まじウマイ!』と言いながら食べていましたし、八王子では白人の老夫婦が美味しそうに鰻重を楽しんでいました。

今後、益々、世界的に日本料理の人気が出てくる事は間違いないでしょう。

しかし杞憂に過ぎないでしょうが、マグロやウナギの需要が世界的に文字通り、鰻上りになったら、我々日本人の口にあまり入らなくなるのではと、冗談抜きに心配で心配で…。

いくら、クロマグロ漁がOKでも、やはり、これからは養殖の時代です。

我々日本人は幸運にも素敵な大海に囲まれています。

この素晴らしい神からのプレゼントを大切に守る事が、子孫に残す大切な贈り物だと益々感じています。

診療の合間に…

日々診療をしていると

ふとした合間に、患者さんとちょっとしたお話をすることがあります。

 

天気の話、家族の話、趣味のお話、仕事の話…

 

先日、長い間治療させていただいている患者さんに激励の言葉をいただきました。

 

その方は、ある貿易会社の第一線で定年まで仕事を全うされた

バリバリのキャリアウーマンだった方です。

 

職種は違えど、働く女性の大先輩。

今の私の悩み事を一気に吹き飛ばすような

とてもリアルで、重みのある、力強いメッセージ。。。

大切に心にしまっておきます。

 

世の働く女性のみなさん

 

いろんな現場で、それぞれの状況の中

みんな前を向いて歩いているのですね。

 

目の前がパァーと開け

視野が広がる

そんな瞬間でした。

院長の独り言 51 ; 現在の日本の閉塞感は国家発!?

黒マグロの大西洋や地中海での禁漁(ワシントン条約)が決まりそうです。

クジラに関しては、日本の調査捕鯨に対して、ある団体からの度重なる嫌がらせを見せつけられると本当に腹が立ちます。

ノルウェーも日本と同じく捕鯨国です。

やはり、ノルウェーの捕鯨船も反捕鯨団体から攻撃を受けたことがありますが、テロ行為とみなし、再度の攻撃に対抗して、軍艦で反捕鯨団体の船を狙撃し、二度と嫌がらせ行為を受けていません。

そして現在も、クジラ漁を続けています。

日本もノルウェーも正確に鯨類の科学的な調査をして、クジラがいなくならない事を確かめて、漁をすると世界に宣言しているのです。

それなのに、ノルウェーはOKで日本は責められているのです…。

日本もノルウェーのように対応出来ないのでしょうか。

どうして国家が、いざとなるといつも外国に組敷かれて、国民や自国の企業に犠牲を強いるのでしょうか。

乱獲をしているのなら良くない行為ですが、クジラだけではなく、常に、何に対しても日本は紳士的に行動しているじゃないですか。

しかし、あまりの紳士的な行動は、相手に味方しているのと同然な行為でもあり、甘くも見られ、自分の国民を裏切っている事につながると思います。

何事も外国に対して強く主張しなければならない時は、自国の利益を考慮して、否が応でも主張すべきだと思います。

多くの国民は外国に対する国の対応に欲求不満を感じているのではないでしょうか。

国民や企業の事を考えて、もっと強く対応して欲しいと頼んでも、国は『きちんと対応している』と必ず言うでしょう。

結果、我が国の要望は国際的に却下されてしまいます…。

もうヤケクソです。大西洋のクロマグロなんかいらない!!

冷静に地球儀を見ると、我が国は周囲全部海に囲まれているじゃないですか。世界でトップクラスの海洋国です。

養殖です。養殖!!!

自国の海をキチンと管理して守り、全ての海産物を、カツオでもアワビでも何でもかんでも養殖すればいいのです。

ある大学でマグロの養殖にも成功したと、かなり前にテレビで伝えていました。

デパートで養殖マグロを売っていたので、早速、買って帰り、食してみましたが、結構うまいものです。

このお人好し国家が、日本の大切な海を外国に取られない事を、心から祈るだけです。

院長の独り言 50 ; 先生はやはり聖職です!

教育に関する話題の中で、いじめによる生徒の自殺などの悲惨な事件が、最近、よく報道されます。

何とか学校や家庭で阻止出来なかったのでしょうか。

小生が小学生の頃は、このような事件はほとんど無かったと記憶しています。

学校医を仰せつかっていた時、何となく学校が荒廃しているように感じていましたし、礼儀作法がいまいちの生徒をよく見かけました。

現在の先生は生徒に遠慮しているのでしょうか。

何十年も前の話になりますが、自分が小学生の頃、同級生の男子生徒と他愛無い事で、取っ組み合いの喧嘩をして、担任の男の先生に2人とも理由も聞かれずに頬を強くひっぱたかれた事があります。

前年までの担任の先生は優しい女性の先生でしたので、正直ビックリしました。

家に帰って、早速、母親に『告げ口』したところ、『先生が叩くくらいなのだから、お前が悪い!』と、にべもない返事が返ってきました。

今時の母親でしたら、一体、どう対応するでしょうか。

それくらい60年前の先生は父兄に信用されていました。

『先生だから間違った事は絶対しないものだ』と、私の母親も心の底から思っていたようでした。

今から思えば担任のF先生は理不尽なところもあったけれど、絶対、エコひいきをしない正義感溢れる、熱血漢の先生でした。

私が子供の頃は、学校の先生は聖職と云われて、皆から尊敬されていました。

その事を先生も十分自覚していたと思います。

小生、学校とは今は縁が無く、現在の先生と生徒や父兄との関係がどうなっているのか定かでは有りません。

しかし、今も昔も教師は特別な任務を任されている事に関しては同じです。

将来、どのような大人になるのかは成長期の子供に対しての先生のさじ加減、対応次第で決まる場合が多いからです。

それが団体生活の中での義務教育の一番大切な、いわゆる『教育』だと思います。

子供は社会に迷惑をかける事無く、役に立つ人間に育てるのが一番ですから、これはどう頑張っても親だけでは出来ません。

未完成な子供を預かって育てるので大変なのは大部分の保護者は百も承知です。

一部、『モンスターペアレント』的父兄も存在する事も確かですが…。

先生次第で子供は良くも悪しくもなるものです。

悲しい哉、親の出る幕はどんどん小さいものになる事も事実です。

先生が聖職者であり教育者と呼ばれる所以です。

大変な仕事ですが、子供に愛情をそそいで、是非頑張って育てていただきたい。

将来の日本を背負って行く子供達を育てると云う、重大な職務を負わされている大変さを理解して、親は当然として、文部省も日教組も負担の大きい先生を経済的、精神的など色々な面で応援して支えるべきだと思います。

実を云うと私も大学で学生の指導をしていました。いわゆる文部教官を結構長くやっていました。

手の掛かる小生意気な学生には、正直、『コンチクショウ!』と何度思ったことでしょうか。

でも、手こずらせた学生にひょっこり街で会い、当時の事を感謝されると、学校の先生を経験した事も満更ではないな…と、今は思っています。

院長の独り言 49 ; 小学生の頃、まわりは自然に溢れていて…

小学生低学年の頃、学校の授業は午前で終わりでした。

給食なんてシャレタものは有りませんでした。だから、毎日午後からは自由に遊べたのです。

今の小学生にとっては逆に羨ましく思うかも知れませんが、塾なんかも当然存在してなかったのです。

粗末な昼飯を摂った後(食べれればましでした)に、近所の腕白坊主(勿論自分もですが)数人で、当時、4号地と呼ばれていた東京湾に有った造成地へ行って、半日遊んでいました。

4号地とは皆さんご存じの現在の晴海の事です。

今は色々な催し物も開催されて大変整備されていますが、あの頃は雑草がボウボウのだだっ広い空き地でした。

夏にはギンヤンマ、キリギリス、殿様バッタ、アゲハ蝶など昆虫天国と化して、我々は母親に作って貰った昆虫捕獲網でその虫を追っかけ廻していました。

現在の晴海からは想像出来ませんが、ウソみたいな話ですけど、トカゲや蛇も結構いたのです。

ギンヤンマ、キリギリスなどに噛みつかれて、指から血が噴き出た事も何度かありました。

その痛い事といったら、今思い出しても冷や汗が出てきます…。

4号地は東京湾に面していて、岸壁あり、遠浅ありで、魚を釣ったり浅利や蛤を取って、自宅にお土産として持って帰り、母親に『明日の朝のおかずになる』と喜ばれてもいました。

或る時から授業が終わって自宅に帰る前、お昼にミルクが出るようになったのです。

いわゆる、脱脂粉乳と云うやつです。

あれを飲まされたお陰で牛乳が大嫌いになり、今でも牛乳が身体に良い事は分かっていても、脱脂粉乳が『トラウマ』になってしまってあまり飲みません。

脱脂粉乳と今の牛乳とは別物だとは分かっているのですが困ったものです。

遠い遠い昔の小学生低学年の思い出話しでした。

院長の独り言 48 ; 『お寺のおばあちゃん』との想い出

戦時中、私は岐阜県中津川に母方の祖母と疎開していました。

三河巨大地震の時に、『くわばら、くわばら…』とお念仏を唱えていたおばあちゃんです(院長の独り言 42)。

祖母はお寺の住職の奥さんです。

宗派は浄土真宗で、東京の京橋区にお寺が在りました。現在の中央区です。

祖母には男の子供はいません。

女の子供が私の母を含めて3人でした。祖母の孫は、男が私を含めて7人、女の孫が3人でした。

自分に男の子が出来なかったので、孫の男子、7人の中で一人、お寺を継ぐ子が現れる事を期待していたようでしたが、結局、一人も出てきませんでした。

祖母は決して男の孫たちにお坊さんになるように、無理強いはしませんでした。

しかし事あるごとに、10人の孫や近所の子供たちを小さな本堂に集めて、色々な説話をしてくれました。

話の内容は殆ど忘却の彼方ですが、昔の偉い人の生い立ちや礼儀作法などだったと記憶しています。

今で云う道徳教育を受けていた事になるようです。

今の小生の人間形成に随分影響を受けた事も確かです。

その祖母が一番強調していたある話を、今でも、良く覚えています。

『たらいに張った水におもちゃの船を浮かべて、それを欲しくて取ってやろうと、たらいを自分の方に強く引っ張れば船は、反対の方に行ってしまうけれど、相手の方に、はいどうぞとたらいを押してあげれば船は自分の方に来るよ』と言った後に、ニコニコと微笑んで、皆にお菓子を振る舞ってくれました。

何でそのような話を、しばしば話すのか、解説はしてくれませんでした。

今から思えば、『後は自分で考えろ』と云う事なのでしょう。

そんな明治堅気の祖母も90歳で天寿を全うしました。

院長の独り言 47 ; 効果的に煙草を止める方法?

たばこをどうしても止める事が出来なくて、気が滅入っている方も大勢いることでしょう。

恥ずかしい話ですが、私も『何度』も『何度』も禁煙しました。

禁煙しても禁煙しても、また、吸い出してしまい、家内に『意思軟弱だ』と笑われていました。

煙草を吸い始めたキッカケは、大学に入学して初めてのコンパで、友達から勧められて、貰った煙草を興味半分の気持ちで吸った事です。

思い掛けず、一服深く吸ってしまい、始めは頭がクラクラして気が遠くなりそうになり、その後、何と無く気持ちも良く…。

それが病みつきのキッカケになって、煙草の毒牙に、すっかり引きずり込まれてしまいました。

しかし、少し大人になった気分がしたものです。

当時、タバコが身体に悪いなどとは、お医者さんも誰も言っていませんでした。

かえって、精神的にリラックスして、タバコは良いと云う人もいました。

何時だか忘れましたが、或る時から煙草を吸っていると肺癌になると云われるようになり、周りの人にも害をもたらす、いわゆる副流煙の害が言われ出したのです。

それでも、禁煙に何度も挑戦して、失敗を重ねていました。

少しずつ本数を減らす作戦を採用したのですが、結局、それも上手くいかずに、禁煙しても一カ月足らずで、また吸い出す始末です。

開業してからもタバコが止められず、患者さんを一人、診療し終わる度に、一服していました。

止めるキッカケは、患者さんが『先生の手は煙草臭い…』と抗議された事でした。

仕事柄すごくショックを受け、これは止めなければ…と思いました。

いくら手を洗ってもタバコ臭さが完全には取れていなかったのです。

煙草を吸わない患者さんはみんな気付いていたのに、遠慮していたのだと分かり、本当に恥ずかしく思い、その瞬間から煙草を止める決意をして、現在に至っています。

受付の女性が何時から又、煙草を吸いだすか内心興味をもって見ていた事を後から聞きました。

それから一本も吸わなかったので、今でも『先生は意思が強い!』と、煽てられて悦にいっています。

その時の年が36歳、今が71歳ですから、禁煙して35年間になりました。

その後、友達に禁煙の相談をされた場合、少しずつ本数を減らす止め方では、絶対禁煙は出来ない事、禁煙を本当に実行する気なら、思った瞬間に止める事だと進言しています。

その方法で何人もの成功者を世に送り出しています。少し大袈裟ですかねぇ…。

明日への活力

日々、診療を行っていると

患者さんから様々な言葉をかけられます。

 

先日、ふとこのようなことをおっしゃっている方がいました。

 

「先生、私、自分が治療を始めてから、テレビに出ている人を見ていても

歯並びや口元が気になるのよ、あの方も治したらいいのに」と。。

いかにも耳にしそうな台詞とお思いかもしれません。

でも、

この台詞には、患者さんの満足の気持ちがこめられていることを感じました。

とくにこの患者さんは、お口全体に渡り大幅な改善を行った患者さんでしたので

治療期間も長く、治療に関して悩むことも多々ありました。

家に帰っても、電車に乗ってても、頭から常に離れない時期もありました。

 

そうした患者さんの口から洩れた、ひとり言のようなこの言葉に

私は大きな安心を得たのと同時に、

多大な勇気をいただきました。

 

こうしたちょっとしたコミュニケーションの中から、

明日の臨床につながるエネルギーがわき出ることもあるのです。

院長の独り言 46 ; CO2排出権取引は慎重に!

三内丸山遺跡、青森県で平成5年に発掘された縄文時代(約5500年~4000年前)の大集落です。

江戸時代にはこの遺跡はもう知られていて、その当時は規模の小さい遺跡と思われていたそうです。

平成4年に、ここに野球場を造る事になり工事を始めたところ、縄文期の大規模集落である事が判明して、ビックリし、急きょ嬉しい発掘と云う事になりました。

テレビや新聞、雑誌などに大きく報道されて、大変な話題になったので、皆さんもご記憶に有ると思います。

今回の話は、この遺跡の事ではありません。

今、話題になっているCO2排出の話です。

炭酸ガスによる地球温暖化で、何やら年平均温度が2,3度も上昇して、南極、北極の氷が溶けだし、海岸近くの平地では住めなくなるとか、農作物に大打撃を与える可能性があるなど、世界中で問題になっています。

どうしたらいいのかと地球温暖化対策の国際会議が開かれて、国連を中心に色々解決策を討論しているようです。

原因は工場からや家庭から出てくるCO2、あるいは飛行機、自動車などを動かす事で発生するCO2など、要するに、生活する為に必要なものの後に、どうしても出てくる廃棄物ですから、『出すな!』と云う事は死ねというのと同じ事です。

しかし本当にこのまま、世界中の人々が生活していると、どんどん気温が上がって地球環境が悪化していくものなのでしょうか。

小生は古墳だとか土器が大好きで、三内丸山遺跡が一般公開されたので早速、見学に行ってきました。

この遺跡は青森市からほど近い丘にあり、冬になると大雪になる程の寒冷地帯です。

縄文期には漁業も盛んに行われていた形跡もあるそうです。

現在、この遺跡はかなり海岸線から離れています。当時の海岸線は内陸に深く入り込んでいたそうです。

発掘された服に至っては、とても貧弱な物で、あれで生活出来たと云う事は、青森辺りは当時、よほど暖かかったと思われます。

CO2など、ほとんど出ていないその当時の方が、今よりよほど気温が高かったと云う事です。

十二単衣を着ている源氏物語の絵巻絵から察すると、平安時代になると寒い時期に変わっていたのでしょうか。

地球の気温のサイクルは、暖かい期間と寒い時期を、緩やかな周期で繰り返している訳で、その事実は我々学校で教わっています。

今はその温かい時期になってきたのではないかと推測する事も出来ます。

化石燃料の枯渇化が話題に上がる昨今、大いに我々も省エネする事は必要です。

なるべくCO2を出さない努力は勿論ですが、今まで日本はその事に関して、世界で一番努力をしている国のひとつです。

これ以上、25%ものCO2の削減を迫り、国民や企業にCO2を出すな出すなと攻め立てるのは酷と云うものです。

地球温暖化を抑えると云う名目で、外国に多額の援助金(排出権取引)などもっての他で、国民と企業が貧乏になるだけです。

国は外国に気を使い、その結果、国民を苦しめて、一体、何が楽しいのですか。

国家が、国民の生命、財産を守れなければ、存在する価値はないと思います。

排出権取引と云う名目で、援助金を濡れ手に泡で貰うとすれば、それを手にした国々がほくそ笑んで喜ぶだけで、外面の良い亭主よろしく、お人好しの日本を尊敬するどころか馬鹿にするだけだと思うのですが…。

平成22年3月21日(日)、インプラント治療についての講演会を行います

平成22年3月21日(日)に、(株)ケーオーデンタル東京・八王子営業所の主催で

インプラント治療についての講演会(講演会場は、立川市にて)を行います。

インプラント治療の基礎から、最新の知見までの総覧的な講演会です。

副院長が講師を務めます。

デザインや表面性状など、使用するインプラントに関する知識を深めて頂ければ幸いです。

近隣の歯科医師、歯科技工士そして歯科衛生士の方々、奮ってご参加ください。

宜しくお願い致します。

20100321講演情報

院長の独り言 45 ; 日本の街から電柱と電線を無くそう!

ここ10年、日本経済は落ち込んでしまい、反対に中国は日の出の勢いです。

これは当然の事で別に羨ましいと思いませんし、驚くに当たらない事と小生は思うのですが。

理由は、日本の場合は自動車、電気製品、マンションなど、ほとんどの物が国内全域に行き渡ってしまい、要するに買い替え需要がほとんどで、洋服に至っては、贅沢さえ云わなければ、日本人全員が一生分持っているのではないですか。

おまけに我が国の製品は世界に自慢できる程、大変優秀なのはご存じの通りです。

全ての物が気が遠くなる程、長持ちします。

従って、このままでは景気が良くならないのは、当然の結果です。

『無駄を省け』とだけ、強く主張していたら、益々、日本は沈んでいくでしょう。

日本に比べ、中国では新しい物を買う人が非常に多いのですから、景気が良くなるのは当たり前です。

丁度、中国の現在は、かつての我が国の高度成長期と同じわけです。

あの時は欧米各国が日本に対して、今、我が国が中国に感じてるのと同じように感じていたのでしょう。

従って、今の中国と同じ事をしていても良くなるはずがないと思います。

高度成長期は、もう日本では終わった事なのですから。

だからと言っても、外国に物を売りに行っても、限度と云うものが有るでしょう。

アメリカでのトヨタのパッシングを見ても、外国での商売は大変です。

ここで焦らずジックリ考えたらどうですか。

答えは明瞭です。

やはり内需の拡大が一番大切でしょう。

そうかと言って、子供手当は経済的には、何ぞの効果も生まないでしょう。

前述のように贅沢を云わなければ、そんなにお金を使う必要もないのですから、みんな貯金しますよ…。

何が一番効果的か自分なりに無い知恵を絞ってみました。お笑い下さい。

たまに家内とヨーロッパに行くといつも感じるのですが、我が国と欧米諸国と一番違うところは、上を仰ぐと一目瞭然です。

あちらの国々は何故か大変スッキリしていて、空が綺麗に見えます。

日本は、電柱に電線が張り巡らされていて、嫌な感じです。

もし、これを取っ払って地下に埋める事が出来たら、さぞかしスッキリして、街も空も綺麗に見えると思うのですが。

この工事は日本中で必要ですから、行えば色々な物や人が活発に動き、景気は良くなるし街は綺麗になるし、素晴らしい空を見ることも出来、一石三鳥です。

ただし、暫くは騒音などは我慢しなければなりませんが…。

都市がヨーロッパのように綺麗になれば、外国観光客も増えると確信します。

子供手当の代わりに、是非、電線の地下埋め工事に税金を使ってほしいものです。

院長の独り言 44 ; 他力で生きます

宗教上での『自力』と『他力』の違いとは、如何なるものでしょうか。

『自力』は修行して修行して修行し尽くして、難行苦行を乗り越えて、自らが悟りを開く、すなわち、自分自身が神あるいは仏になる事が最終目的で、禅宗がその代表的な仏教の宗派です。

一方、『他力』は絶対的に、神と仏が人間には手に届かない存在として有り、人間は唯、その偉大な力によってのみ救くって頂くと云う考え方で、浄土真宗やキリスト教がその仏教宗派・宗教に当ります。

人の力を当てにする例えとして使われる、『他力本願』の『他力』の意味と、宗教での『他力』のそれとは、意味においては似て非なるものなのです。

『他力』を信じている宗派・宗教の人にとっては、『他力』の力とは大きな力、すなわち、神の力に救われると云う意味です。

だから、『他力』の宗派・宗教に帰依する人は、『他力本願』の『他力』と勘違いされては、迷惑と感じるでしょう。

宗教の『自力』と『他力』、どちらも夫々の考えが有り、『自力』あるいは『他力』か、どちらを信ずるかは、個人の領域の問題です。

閉話休題。なぜ、弘法大師(空海)、伝教大師(最澄)、法然上人、親鸞聖人、日蓮上人と、日本人の『精神世界』で誇るべき偉大なる聖人が、西暦750~1250年頃に集中して世に現れたのでしょうか。

その当時の日本は、内戦に明け暮れて、常に緊張状態が続き、庶民の日常生活が困窮を極めた事は、容易に想像出来ます。

一方、マクロ的な視点では、鎌倉幕府が国の制度を次第に統一化して、混乱も終息したので、庶民は皆、ホッと安堵したものの、今度は社会の安定化がもたらした身分の流動化が成立しにくくなり、地位や出自によって人間存在が雁字搦メになってしまい、またまた違った悩みが生じてきたのでしょう。

物理的と云うより、益々、悩みが精神的な、内面的なものに向っていくはずです。

そこにも、新宗派が生まれる原因があったはずです。

現代の日本に生じている諸問題も、類似した事情に依るのかも知れません。

平安・鎌倉時代の人と比べたら、問題にならないくらい小さい悩みですが、私自身、最近、どんなに頑張っても、限界が有る事を、この年になってつくづく感じています。

若い時は、自分の力で何とでもなると信じていました。

自分の信じている治療が、患者さんの為に常に良い事だと確信して行い、その事は現在でも同じですが、医学的な側面だけでは無く、患者さん側の問題など、他の色々な事情から考えると、あながちそうとも言えない側面も在る事に、この年になって何となく気付かされるようになりました。

誰が気付かせてくれているのか分かりませんが…。

若い時は自分の力を前面に出す『自力』的。

勿論、自分が神仏になると云う訳では無く、不遜にも自分で何でも出来ると思っていた事です。

年を重ねてくると何か大きな力に動かさているようで、生き方が『他力』的になってきたような気がするのですが。

院長の独り言 43 ; ハリセンボンは頭が良い!

うちの歯科医院の総合診断室にはハリセンボンがいます。

面倒をよくみると結構馴れてくれるので嬉しいものです。

ハリセンボンは一応、フグ科に属しているようですが毒はありません。

また、フグは上下の顎2対ずつ計4本の歯をもっています。

しかし、同じフグの仲間でも、ハリセンボンは歯が融合して上下の顎、1本ずつで合計2本の歯です。少しフグと違うようです。

見た目はプクプクしていてすごく可愛いのですが、肉食で大変強い咬合力が有り、噛みつかれると痛い目にあうので注意が必要です。

よく慣れてくるとアマ咬みしてくれて、決して、強くは噛みつきません。

思っている以上に頭が良いのかも知れません。

我々が部屋に入って行くと、水槽の下から横びれを激しく動かして水面に浮かび上がって来て、餌をねだります。

ところが、初めての人が餌をあげようとしても喰いつきません。

西洋人のような大きな青い目でジロッと睨んで、水槽の底のサンゴの陰に隠れてしまいます。

何回か治療に来ていただいているうちに、だんだん愛嬌を振りまくようになり、患者さんからも餌を貰うようになって『ほんとうに可愛いネ』となります。

石川歯科医院のマスコット、ハリセンボンの『プくちゃん』の紹介でした。

プクちゃんもお休み中

院長の独り言 42 ; 地震の経験

この年まで生かされていると色々と嫌な経験もします。

戦争やバブル経済の崩壊など様々ですが、敗戦末期に、疎開先の岐阜県中津川で遭遇した大地震の経験は、今でも思い出されます。

つまり、中学校の地理の教科書にも大断層地震の代表例として必ず登場する、1945年(昭和20年)愛知県で起きた三河断層大地震です。

それは夜半(午前3時半頃)に、突然、襲って来ました。

地震はその後、沢山経験しましたが、今でもあのように縦に揺れる地震に遭った事は有りません。

私は母方の祖母と一緒に寝ていたのですが、始めは何が起きたのか理解出来ませんでした。

地震は横揺れが当たり前と思っていましたが、家が上下に飛び跳ねる感じです…。

祖母が映画のセリフのように『くわばら、くわばら…』と手を合わせていた事を思い出します。

近隣の軍の飛行場で戦闘機ゼロ戦などが、大打撃を受けたと噂されていました。

『これで戦争も負ける…』と大人たちがヒソヒソ話し合っていたのが印象的でした。

昨日2月28日、チリでM8.8の巨大地震が起こり、日本に大津波が押し寄せてくると、一日中、テレビで放送していました。

今日(3月1日)になって三陸海岸の牡蠣の養殖などでかなりの被害が出ているとテレビで伝えられています。

一方、現地のチリからは大変な被害の報告がされています。

ついこの間はハイチで10万人以上の方が地震で亡くなっています。

少ないながら、私も早速、寄付をするつもりです。とにかく、早く復興されん事を祈ってやみません。

昔から、怖いものは『地震、雷、火事、親父』と相場が決まっています。

最近の日本の親父は元気が今いち。オヤジは頑張れ!

院長の独り言 41 ; 只今、CTの操作法を稽古中

以前のブログで天文学者になりたかったと書きましたが、もう一つ大きくなったらなりたいと思っていた職業が絵描きでした。

小学生の頃、学校の絵画展覧会では、いつも自分の絵が張り出されていて、更には、担任の女先生に『修二君は絵がすごく上手い』とおだてられ、すっかり有頂天になりました。

先生に言われるままに学校代表として、東京都の絵画コンクールに出品したところ、思いがけずに優秀賞を貰い、益々『天狗』に成りました。

当時は小学生の友達は誰も持っていない、シャープペンンシルを副賞に貰い、鼻高々、皆に見せびらかして自慢タラタラでした。

中学、高校の時も常に、『絵』は得意にしていました。

ところが大学に入って、その高い鼻を、見事にへし折られました…。

あまりにも飛びぬけて絵の上手い同級生が存在していたのです。

絵が好きな私は、美術館で有名な画家の作品をかなり観ていましたし、生意気にも、その中には本当に上手だなと、気に入った作品がいくつか有りました。

そう云う作品と同じか、それ以上に、掛け値なしに、友達の絵は上手に思えたのです。

その時、つくづく画家を目指さなくて良かったぁ~と思いました。

世の中、絵を本当に上手に描く才能のある人が、自分の身近にも居るものだと、感心するやら驚くやらでした。

絵を描く事は今でも大好きなので、現在は患者さんに治療方法を、言葉の説明だけではなく、歯の絵を描いて説明することにしていますが、CTを導入した事により、絵の説明もどうやら少なくなりそうでした。

正確さにかけては、絵の上手い友達でも、3D-CTの画像には叶わないですから。

ところが今度は、私はコンピューターの扱いが余り上手くないので、拙いCTの画像操作と一緒に、足らない箇所は絵を書いて、一生懸命説明しています。

なかなか現実は、単純には進まないようで…。

3D-CT画像写真