院長の独り言 53 ; スギ花粉の季節が到来!
スギ花粉アレルギーになってから30年程になります。
それ迄は、花粉症の人が『つらい、つらい…』と言ってるのを聞いて、内心では『少しオーバーだなぁ~』と思っていました。
ところが、いざ、自分が花粉症に罹患してみると、あまりの辛さに外出するのも億劫になり、この季節が早く通り過ぎるのを、毎日毎日、千秋の思いで待ち焦がれています。
眼球を外してゴシゴシ洗いたい程、眼の奥まで痛痒いのには正直、ガックリきています。
仕事柄、マスクをしているので、息も詰まりそうで、本当にこの季節は地獄の苦しみです。
スギ花粉アレルギーは或る年に突然襲ってきました…。
前の年までは全く、スギ花粉には反応が無く、スギ花粉で有名な高尾山に、この季節に登山しても平気の平左でした。
それが、次の年の3月の始めに『あれ、鼻が一寸ムズムズするな…』と感じていたら、次の日には、眼が『痒さだけではない、痛みを伴った痒さ』が眼の奥に広がり、思わずゴシゴシ目を擦りまくり、鏡をのぞいたらウサギのように目が真っ赤っかになり、なんとも無残な顔がこっちを見ているではありませんか。
それから、ここ30年程、毎年3月になると花粉症の患者さんと同病相哀れむと云うか、お互いに身の不幸を嘆きあっております。
色々薬も試しましたが、あまり効果が無く、うちでは空気洗浄機を備え、そして、なるべく外出しないようにしています。
この頃は諦めの境地と云うか、花粉症を容認して、かえって、外に出ないで読書を楽しんでいます。
色々な本が読める時など一年のうち、そうは無い事ですから。