院長の独り言 265 ; 夏の長雨と不作
あの妙な軌道を描いた台風6号の通過を境に、急に過ごし易い日々が続いています。
台風の来る前日までは、マスコミ報道で、毎日のように『熱中症に注意!』と報道していました。
ところが、これからが夏本番の筈なのに、何となく梅雨の様な、秋の様な、変な天気なのです。
数日前から、韓国では大洪水になり、大被害が出ているようです。
そして今、日本の北陸地方では、豪雨騒ぎです。
気圧配置を見ると、暫く局地的に、大雨が降るようで、特に災害地の人は大災難です…。
大震災といい、大洪水といい、今年の日本列島は、自然の猛威に翻弄(ほんろう)されています。
このまま秋になってしまうと、お米の出来も心配になってきます。
ひと月前のブログでは、『日照りに不作なし』などと、日本の灌漑設備の素晴らしさを自慢して、必ず大豊作のなると書いていたのに(院長の独り言 258 ; 『日照りに不作なし』)、たったひと月で、この変わり様…。
トンデモナイ事になりそうです。
『女心(失礼)と秋の空は当てにならない』と例えられるほど、『秋の空』は、急変する代名詞ですが、豊作が不作にならなければ良いのですが。
本来は、一年中で一番、暑い夏本番なのです。
今から秋梅雨(あきつゆ)になってしまうと、お米が不作になる可能性も出てきました。
来週から、通年のように、暑い、暑い夏に戻って欲しいと、願わざるを得ません。
昨日は、午前の診療が終わり、医局でお昼のNHKニュースを見ていると、ヘリコプターが、新潟の信濃川上空を写しています。
信濃川に架かっている臼井橋と小須戸橋の冠水している映像が、映し出されていました。
橋上の乗用車の屋根だけが、見えています。
すでに、信濃川が一部で決壊して、加茂市の田畑や住宅が広い範囲に渡って冠水しています。
川より、住宅密集地の標高が低いので、このまま氾濫が続いたら、大変な被害になる事、間違いありません。
お米の本場、新潟で、コシヒカリが不作になってしまったら、それこそ大変な事。
幸か、不幸か、為替は円高です。
今のうちに、小麦や大豆など農作物を出来るだけ沢山、輸入すべきではないでしょうか。
勿論、石油や天然ガスなども輸入するように、検討すべきというより、即刻、実行すべきではないでしょうか。
モタモタしていると、円安に振れてしまい、折角のチャンスを逃す事になりますよ。
万が一、お米が不作になっても、今から手当てをしておけば、慌てる事ないのです。