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院長の独り言 436;プレーステーションVRを体験しました!

大学生の頃、鳴り物入りで初公開された立体映画を見て、ビックリ、大変な時代が来たものだと仰天していたのに、今回、VR(バーチャルリアリテイー)なるものを経験して、ただただ世の中の進歩に驚いている私です。

VRは見ている画面が、立体感があるだけでは無く、自分の左右上下が立体、自分が実際そこの画面の中に入ってしまっているのです。

従来の立体映画では前面だけが立体に見えるだけです。

確かに、立体感があって凄いとは思いますが、矢張り現実味は今一です。

ところが、今回のVRは、海底の中なら自分がその海底の中の魚や海藻、ヒトデなどと一緒に存在しているのです。

立体映画の立体画面を見ているのでは無く、分かり易く云えば、自分がその画面の中に入ってしまっていると云うわけです。

巨大な人食いザメが襲ってきた時には、正直、食われてしまうのかと心臓が止まりそうになりました。

この切迫した感覚は立体映画では絶対に味合うことは不可能です。

海の中に無理して潜らなくても,宇宙に危険を侵して行かなくても、このVRで見ていると、実際、自分が海中にいるし、広大な宇宙をロケットで実際に飛んでいるのです。

それが、あまりの現実感なので身体が震えてきます。

自分の経験で言うと、小学生の紙芝居からはじまり、中学生の時は、いわゆる、活動写真。

映画の画面で、人でもクルマでも動いているだけでビックリしたものです。

そして、立体映画を初めて見た時にはそれなりに大感激しました。

ところが、今回のVRのあまりの現実感には立体映画どころではなく、ただただ驚き、言葉もありません。

仕事で毎日のようにお世話になっている、友人の株式会社スタイグルの林和貴社長が、ソニーのVR発売と同時に、早速、買い込んできて、医局に素早くセットしてくれたお陰で、素晴らしい経験をスタッフ全員、早々と堪能出来ました。

林社長、本当に有り難う!

子供にはあまりの迫力なので、見るのは危険かも?

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院長の独り言 414 ; カメレオン効果

長く日本に住んでいる異国人。
永く日本に滞在していると、容貌が何となく日本人に似てくるから不思議です。
逆に、ヨーロッパやアメリカに永住している日本人は、やはり不思議にも風貌が白人に似てくるから面白いものですね。
この現象は小生、随分前から興味深く感じていました。
カメレオンは、緑色の木々の中にいる時は、全身の皮膚の色が緑色に変化して、周りの葉っぱの中に見事に同化してしまいます。
茶色の土の上を歩いている時、カメレオンは茶色に変わります。
要するに、カメレオンは、変幻自在の妖怪のようです。
しかし、皮膚の色を周りに合わせて変わるのは、何もカメレオンだけではありません。
生物の中には、別にカメレオンだけではなく、緑一色のジャングルに住みついている昆虫は緑色が多いし、砂漠にいる昆虫は砂に同化した色をしています。
みなさんもよくご存知、主に信州の日本アルプスに生息している雷鳥は、夏の羽根は茶色ですが、雪一色の冬になると、何処に雷鳥がいるのか分からないほど全身真っ白に変身します。
雷鳥やカメレオンのように、身体の表面の色が、敵から身を守る為に変身するなら、まだ然(さ)も有らんといった感じがします。
しかし、一人の日本人が大勢の白人の中で生活していると、何となく白人のような風貌になってくるからビックリします。
その逆も然りです。
人と人との間に存在するのが、『人間』とはよく言ったものです。
アメリカ人やフランス人が日本に長く滞在していると、本当に違和感が無くなってしまい、同じ日本人じゃないかと思ってしまうほどになる人もいます。
多分、動物は大きなマスに入ると脳が反応して、自分だけ目立つのを避けるようになっているのではないでしょうか。
目立つことは命に関わる重大危機として、周りに同化する遺伝子が存在し、そのお陰で、危険から身を守ることが出来るようになっているのかも知れません。
勿論、自分自身は周りに自然と同化するなど、気がつく筈はありません。
多分、本能みたいなものですから。
そんなに極端に変身しているわけでもないですし。
でも、端から見ると何となく同化しているので、緊張感なく仲間として受け入れられているのだと私は感じてしまいます。
地球で、長い時間をかけて進化してきた生物、本当にその不思議な能力には、いつものことですが、ただただ驚くばかりですね。

院長の独り言 413;歯周病の恐ろしさ

脳梗塞や心筋梗塞、あるいは認知症と云った血液循環器系の大病と慢性歯周病との関わりが、ここ数年、我が国だけではなく世界的に注目されています。
勿論、良い意味ではなく悪い意味でです。
私が開業した今から40年前でも、歯周病が特に糖尿病を悪化させると言われていました。
その結果、全身に悪影響が及ぶので、歯周病は早期治療を心がけるべきであると言われていました。
汚い話ですが、ひどい歯周病になった人は、毎日毎秒『膿(うみ)』を飲み込んでいるのです。
身体にいい筈がありません。
しかし、この病気が急性化した時は、たいへん痛いし、大きく腫れることもあります。
患者さんも急いで来院してくれるのですが、痛みや腫れがひいてしまうと『治癒したと錯覚して』来なくなってしまいます。
痛みや腫れが引いたからといって、病気が治ったわけではなく、ただ急性症状が慢性症状に移行しただけなのです。
例えて言えば、急性胃炎が慢性胃炎に移行して一見、胃炎が治癒したと錯覚するのと同じなのです。
症状が消えたのを治癒したと思い違いをしてしまう患者さんが実に多いのです。
そのまま放置しておくと、歯周病は治癒したのではなく、深く静かに進行していきます。
一見、元気な人が、脳梗塞や心筋梗塞で突然倒れて亡くなった場合、その人の死因が全く分からず、脳や心臓を解剖して注意深く調べた結果、脳や心臓の血管が詰まっていて、歯周病菌の痕跡が発見され、唖然とする…、ということもあるのです。
少し前までは、歯周病と梗塞とは全く関係がないものと思われていたので、脳や心臓の梗塞で倒れた場合でも、歯周病菌は検査の対象外だったのです。
しかし、歯周病以外の全身疾患が見つからなかったので、まさかと思いつつ歯周病菌をチエックしたところ、歯周病菌が心臓の弁に沢山発見されて『ビックリ』!
歯周病菌は簡単に、体全体に血管を通してバラまかれていたのでした。
そして、歯周病菌が歯肉炎を起こすのと同じように心臓や脳の血管を詰まらせていたのです。
NHKも民放テレビもアチコチの医療番組で特集を組んで、最近は歯周病の恐さを強調しています。
歯周病は口腔だけではなく、がん細胞と同じように簡単に全身に転移するので、本当に恐い病気と云う事です。
予防に励むしかありませんね。
術前

院長の独り言411;とりあえずW杯で寝不足はなくなりましたね

ブラジル開催のサッカーワールドカップ、惜しくも日本チームは予選で敗退してしまいました…。
特に、コートジボアールとの一回戦は、本田選手のゴールで、一時は勝ったと思ったのに!
随分前のブログに載せた私の勝手な意見ですが、日本は攻撃が最大の防御であると云う昔から言われている鉄則を忘れたのが、敗北した最大の原因だと思いますが、如何なものでしょう。
前半でリードした虎の子の1点を、後半、何とか守ろうとして消極的になり過ぎ、結果としては、相手の怒濤の反撃にあえなく逆転されてしまいました。
1点をリードした後も、ドンドン攻めていれば勝利したのではないでしょう…
勿論、私の勝手な意見ですので‥‥。
逆に、テレビ番組では、サッカー評論家が『守りに徹するべきだった…、攻守が中途半端だった』と逆の意見もありました。
それにしても、悔しいですし、残念です。
次のギリシャ戦では、何とか引き分けて、コロンビア戦に向けて首の皮一枚つなげたのですが、結果は完敗もいいところでしたね。
冷静に振り返ってみてみると、あまりにも身体と云うか、ガタイが違いすぎましたね。
気力だけでも外国の選手を凌駕して欲しかったのですが、それもかないませんでした。
何しろ、外国チームにはイザとなると、相手の選手に噛みついてしまう選手もいるのですから気力が違います…。
勝ち負けは兎も角、日本選手には実力を出し切って悔いの無い試合をして貰いたかったのですが、それもかないませんでした。
監督の采配も混乱していたようですし。
繰り返しますが、ヨーロッパの選手もアフリカの選手も南米の選手もデカイし、ガタイがいいですね。
小柄な日本選手がいとおしいですし、大男を相手にもう少し頑張って欲しかったですね。
サッカー選手が田中マー君や松井選手のようなプロ野球選手くらいの大型な身体になった時に、初めて、世界で優勝を争うサッカーチームが我が国にも誕生するのではないでしょうか。
これからブラジルでは佳境に入るのですが、日本チームが出ないのですから、私は夜ぐっすり寝る事が出来るしょう。
寝不足からは解放されます、悔しいけれど!