* You are viewing the archive for 7月, 2015

院長の独り言 429: オヤジの厳しさ

少なくとも高校生の頃までは、オヤジを嫌っていました。

なにせ、オヤジとの会話は、常に命令調であり、説教を聞いているような感じでした。

オヤジも俺のことを嫌いなのだろうなと、単純に思っていました。

ところが、大学に入った時に、腕時計をプレゼントしてくれたのです。

当時としては、かなりの高級品でした。

お袋がニコニコしながら、『お父さんからの入学祝いだよ』と言っていました。

その時を境に、オヤジからの命令調の説教は、オヤジが亡くなるまで一度も聞いていません。

私に接する態度が百八十度変わったのです。

大学時代には『頑張っているか?』『辛い事があれば相談にのるぞ』等々。

結婚した後にも『仕事は順調か?』とか『奥さんや、子供達は元気にやってるか?』など、優しい言葉を頻繁(ひんぱん)に懸けてくれました。

家族揃って、実家に遊びに行った時は、大いに歓待してくれました。

今から思うと、優しくなったオヤジが、本当のオヤジなんだと思っています。

内心、子供に嫌がられるのを承知で、私たち子供を教育していたのでしょう。

しかし、子供時代に、あまりに長く厳しくされていたので、それからも正直、何となく、オヤジとはシックリいかず、私はオヤジを敬遠していた様な気がします。

お袋はいつも優しくて大好きでした。

オヤジなんかいなくなれば良い!などと、罰当たりなことを思っていた時期も正直あったのです。

今、オヤジの歳に自分がなってみて、オヤジの本心がよく理解されてきて、本当に心からオヤジに感謝しています。

そして同時に、もっとオヤジと色々な話をしていれば良かったと心底後悔しています。

お袋が子供に優しくしているのを見ていて、オヤジなりに子供に嫌われてもかまわないと憎まれ役を買って出て、社会に役立つ子供に育てて送り出す責任を担ったのでしょう。

オヤジの厳しい態度を端で見ていても、お袋は黙っていて、決して子供に味方などしませんでした。

オヤジに厳しくされなかったら、私は多分、社会のお荷物になっていたかも知れません。

本当に子育ては難しいですね。

テレビで野生の母熊が子供を上手に育てているのを見ていて、動物もたいしたものだと心から感動しました。

今、オヤジに会って、ビールでも飲んで、子供の頃の懐かしい話を心いくまで話合いたいとつくづく思っています…

院長の独り言 428: 医院スタッフの結婚が続きました

修順会のスタッフ3名が立て続けに結婚しました。

歯科衛生士2名と歯科助手1名です。

当然ですが、赤ちゃんが出来ると、育児休暇(イクキュウ)になります。

三人とも、仕事は真面目でしっかりこなし、しかも優しく勉強熱心なので、患者さんからも大変に信頼されています。

そして、石川歯科にとっても、大変頼りになるスタッフなのです。

赤ちゃんが出来て、イクキュウなしに、辞められるのも困るし…、とは言って、この国ニッポンにとって、子供が減少するのは国の存亡に関わる大問題です。

結婚した以上、可愛い赤ちゃんをどんどん生んで欲しい。

あっちが立てばこっちが立たず、こっちが立てばあっちが立たず。

勿論、スタッフの幸せな結婚は嬉しいです!

さて、6月に入り、たいへん暑い日が続いています。

このところ、気候の変動が激しく、いつになったら落ち着いた天気になるのでしょうか。

凶悪な事件が続くのも気候のせいでしょうか。

昔から、低気圧が近づくと、気持ちが沈んだり、片頭痛が起きたりすることはよく言われています。

梅雨の季節ですから、当分、気分も憂鬱(ゆううつ)になり勝ち、運動したり、映画鑑賞したりして気分をハイになるようにもっていきましょう。

いや、ビールでも飲みますか?

今、国会で国防についてケンケンガクガク。

安倍総理の主張は分かり易く言えば、自分の国は自分達で守るべきで、その際、アメリカなど、同じ民主国家と連携をとって行こうと言っているだけなのです。

現在、世界中で自分の国を他人任せにしている国は、我が国だけです。

アメリカ、イギリス、フランスは勿論、お隣の韓国、中国、そして第二次世界大戦の敗戦国のドイツやイタリーも当然のように軍隊があります。

軍隊を所有している国が、日本に『軍隊を持つな!』などと主張しているのですから、ビックリ仰天です。

先ず、自分の国の軍隊を無くしてから、軍隊廃止を言ったらどうでしょうか。

日本には、自分の国土や国民を守るだけの軍隊は、是非、必要なのではないでしょうか。

日本のような素晴らしい国が、他国を冒す事は、100%有りえないことです。

大昔のカルタゴの例もあるのですから。

素晴らしい当時の先進国、カルタゴが、重商主義に走り、抑止力である国防をおろそかにした故に、ローマに滅ばされているのです。

日本近隣が騒がしくなっている昨今、我が国の行く末が、これから生きていく子供たちの為にも心配です。

日本の国力に見合った防衛力、考えを同じくする国々との同盟による抑止力を、どうか持っていただきたい。