* You are viewing the archive for 8月, 2013

院長の独り言 401 ;ガマちゃんが絶滅危惧種なんて…

職場には、息子の車に便乗して通勤しています。
先日、仕事を終えていつものように家に送って貰った時の話です。
帰宅した時、夜7時過ぎだったでしょうか、自宅前の道端で、小さな黒い塊が蠢(うごめ)いているのを見付けました。
『あれは何だ!』
もう辺(あたり)は薄暗くなっていたので、その黒い塊が何だか分からなかったのです。
腰を屈(かが)めてよく見てみると、その蠢いている小さな塊はガマガエル(ヒキガエル)でした。
車でヒキガエル(ガマガエル)を轢(ひ)いては、シャレにもなりません。
庭の木の下に、早速、放してやることにしたのです。
幼い頃から動物大好きな息子は手慣れたもんで、手で抱き上げて、私の家(実家)に持ち帰り、ふざけて、ガマを家内の目の前に『ほらっ!』と言って突き出したのです。
余程ビックリしたのでしょうか、家内は『ギャッ!』と叫び、その後、本気で息子を詰(なじ)ったのでした。
カエルなんぞ大嫌いな彼女は、暫くの間、息子をキッと睨みつけていました。
息子は笑って『ゴメン!ゴメン』と言いながら、キョトンとしているガマちゃんを木の端に置いたのですが、ガマは見た目より素早く、大慌てで、木の陰に身を隠したのには、私も大笑してしまったのです。
ガマガエルは、背中のブツブツした皮膚から、白い毒液を出すので、本当は充分注意をして取り扱わなければいけないのです。
みなさん、ガマちゃんには充分注意して下さい!
素手では絶対に触らないように!
このガマガエル、普段は昆虫やミミズなどを補食するために、夜間、アチコチ徘徊します。
昼間は、薄暗い木の下に穴を掘ってジッとしているのです。
繁殖期になると沼や池を探して、かなりの範囲を動き回ります。
ガマは、アチコチの池など、水の溜まっているところを繁殖場所として探すので、止むを得ず車道を渡らざるをえません。
昨今のモータリゼーションの時代、ガマちゃんが轢かれてしまう事故も多いのです。
しかも、自宅の庭に池があるなんて、この不況下では少なくなっています。
その結果、現在、ガマガエルは絶滅危惧種の仲間入りです。
私が子供の頃は、どこの沼にいっても、将来、ガマガエルに成長する小さなオタマジャクシや、イボイボのガマちゃんが、よく見かけられたものです。
ガマちゃんが絶滅危惧種の候補になるとは、本当にビックリです。
『カエル』は無事『帰る』といって、家に住み着くと縁起が良いと、昔から言われているので、姿が見えなくなると寂しいですね。
ヒキガエル

院長の独り言 400;雨のビアガーデン

7月20日(土)、スタッフの有志とスタイグル社の林さんが集(つど)って、八王子八日町のエルシーのビールホールへ行ってきました。
エルシーは、スタッフみんなが昼食などで日頃お世話になっている和食、中華そして洋食レストランを兼ね添えている『食事処』です。
その他に結婚式場ができる宴会場もあります。
そのエルシーから、割引アルコール飲み放題のビアパーティー券が『お得意さん』と云う事でしょうか、送られて来たのです。
早速、ビール好きの男性4人と女性4人の8人で出かける事にしたのです。
予約をしていた日は、生憎(あいにく)朝からかなりの強い雨が降っていたので、屋上でのビアパーティーは、残念だけれど中止かな?とも思っていたのです。
当日午後6時半になっても、中止の連絡が入らなかったので、兎も角、行くだけ行って見ようと言うことになり、雨の降る中、傘をさして出かけてみました。
屋上に上がってみると、ビアパーティー会場はネオンの煌びやかな下に、きちんと設営されていました。
知らなかったのですが、会場は開閉の出来るガラスの天井でしたので、雨粒の一滴も落ちてきません。
却って、暑くもなく寒くもなく、ビアガーデンを開催するには絶好の環境が整っていたのです。
会場もサラリーマンのグループや若い女性のグループで大入り満員。
皆さん、楽しそうに談笑しながらジャンジャン、ビールを飲んでいました。
我々も他のグループに負けてはならじと、乾杯!乾杯!と生ビールのジョッキを傾けたのでした。
小一時間程度たったところで、アトラクションのダンスが始まりました。
若い女性6〜7人が、フラダンス風の艶(あで)やかな格好で、お客の間に入って来て、微笑みながら艶(なまめ)かしく踊りまくったのです。
残念でしたが、飲み放題の制限時間2時間は、アッと言う間に来てしまいました。
雨にも関わらず会場は大盛り上がり、皆さん日頃のストレス発散がおおいに出来たことでしょう。
会場全体は笑い声の渦の中、飲み足りない雰囲気をかもし出しているのです。お酒が強くて好きな人が世の中には大勢いるものだと感心しました。
酒好きの自分の事を棚にあげて感心している立場ではありませんね。
ビール好きの私とすれば、この夏にもう一度くらい、みんなでビアガーデンに飲みに行ってみたいです。
あー、楽しかった!
IMG_0493

院長の独り言 399 ;友人のペルシャ絨毯

友人が自宅を新築したので、是非、見に来てくれと、お誘いがかかりました。
新しい応接間には、素晴らしい絨毯が誇らしげに敷いてありました。
『すごいですね!素晴らしい!ペルシャですか?』
『トルコ絨毯で、車一台分かかりました』
確かにトルコの絨毯はペルシャに匹敵する素晴らしい芸術品です。
私は絨毯と言えば、何と言ってもペルシャ絨毯が世界一だと思っていました。
ペルシャ絨毯は、ヨーロッパでも、アメリカでも、日本でも、昔からその人気は大変なものです。
私も絨毯を買うなら、ペルシャ絨毯以外無いと思っているのですが、6帖程度の大きさでも、大変、高額なので、デパートの家具売り場に展示してあるペルシャ絨毯を目で楽しんでいました。
トルコ絨毯も高いのでビックリです。
ところで、ペルシャ絨毯は、庭園をイメージして織っているのをご存知でしたか?
そんなこと分かり切った事だとお叱りを受けそうです。
勿論、ペルシャ絨毯でも、ラクダ、鹿、ライオン、オウムなどの柄がありますが、庭園のデザインが、何と言っても、圧倒的です。
しかし、庭園に、花や草木が幾何学的に織り込んでいる絨毯が九割でしょう。
何故、庭園のデザインが圧倒的に多いのかと言うと、思うに、イランは我が国と異なり、砂漠地帯で植物が育ち難いのでしょう。
日本のように簡単に庭に草花と云う訳にはいきません。
日本人が考えているよりズーッと花や木に対してイランの人は夢があり、関心があるのではないでしょうか。
日本では、花や木々が一年中あります。
植物は、我々の周りに、当たり前に存在するので、植物を絨毯のデザインにしようと云う発想が、あまり出てこないのかも知れません。
花や木を見たければ、日本では苦労して絨毯にする必要がありません。
簡単に、庭に植えたり、花瓶に生ければ良いのですから。
イランの人には申し訳ありませんが、却って、鳥取の砂丘に出かけて見てみたい気がします。
イランでは、何しろ絨毯の生産は千年以上の歴史があるそうですから、その完成度は大変なものです。
テレビなどでよく見ますが、イランの女性が大きな絨毯を織り込んでいる手つきには、感心と驚きのひと言です。
友人の高価なトルコ絨毯を見せつけられた以上、いつかは素晴らしいペルシャ絨毯を探して、是非、手に入れたいと思っています。
無理かな…