* You are viewing the archive for 6月, 2014

院長の独り言 410;塊炭飴を知っていますか?

みなさん、塊炭飴を知っていますか?
読み方は『かいたんあめ』と読みます。
北海道の石狩炭田の中心である赤平市(あかびらし)に、炭鉱全盛時代に誕生した飴で、北海道のお土産として、戦前から有名です。
この飴の販売地域が狭いので、入手が割と困難なのです。
この飴は全国的な数々の賞を(大臣賞など)、受賞してきたそうです。
塊炭飴の別名を『黒いダイヤ』と呼ばれていますが、本当に石炭ソックリの形と色をしています。
勿論、私は『塊炭飴』なるものを、最近、初めて見ました。
飴を適当な大きさに割って口の中に放り込むと、シナモン味がひろがり、なかなか癖になりそうな味をしています。
飴を殆ど口にしない私ですが、たまには舐めてみたい気を起こさせて呉れそうな飴です。
しかし、非常に硬い食物が好きな私ですが、石炭にソックリで、如何にも硬そうな飴なので、流石(さすが)に歯で噛み砕く勇気は出てきません。
日頃、大変懇意にしている小川修一郎さんの北海道のお土産として頂きました。
小川さんは、つい先日、奥さんと『利尻島』に行かれたそうです。
実に羨ましい!
塊炭飴はその時のおみやげです。
私も北海道には、旅行や所用で何回か行っています。
殆ど道内は行き尽くしているのですが、『利尻島』には行っていません。
じつは稚内に行き、利尻島の姿を遠くからは拝んではいるのですが、利尻はまだです。
その時、船に乗って、島に何とか行こうとは思ったのですが、無理をしなくとも、またの機会にユックリと行けばいいと思い、利尻島に行くのを先送りしたのです。
30年あまり前の話です。
ところが、それから現在まで稚内に行く機会が全く訪れてきません。
あの時、目の前に利尻島が見えていたのに、『行けば良かった…』と、今になって思うのです。
後悔しても後悔しきれません。
小川さん曰く『利尻島は素晴らしかった!』とのことです。
頂いた『塊炭飴』をしゃぶりながら、あの時、行っておけば…と、地団駄を踏んでいるところです。
IMG_0300

院長の独り言 409 ;不気味な体験…

開業して半年ほど経ったでしょうか、大学の医局生活と全く違う毎日でしたので、緊張もしていたし、他の事など考える余裕など無かったので、今から思えば、色々な面で隙(すき)だらけだったのでしょう。
久しぶりに現状報告と云う事で、お世話になっていた医局に遊びに行ったのです。
八王子や日野など、ウチの診療所に地理的に近い患者さんを紹介して貰ってもいたので、治療内容などを説明したかった事もありました。
半年前まで一緒に苦楽を共にした仕事仲間との再会でしたから、本当に楽しいひと時を過ごしたのです。
一番会いたかった恩師、鈴木賢策教授の顔は拝めませんでした…。
教授会に出られていたとの事でした。
午前10時前に大学に出かけていたのですが、色々と話に夢中になっているうちに午後3時を過ぎてしまい、医局の皆さんにおいとまして、中央線に乗り帰途についたのです。
医局に行った日から4~5日間経った日のお昼過ぎに、突然、当院の受付に電話が鳴り、受付の女性が『男性から意味不明の電話です!?』と連絡してきたのです。
治療をしていたので、私は『知っている人ですか?用件を聞いてくれませんか?』と受付の女性に頼んだのです。
受付曰く、『名前も住所も用件も言いません。兎に角、院長に代ってくれと言っています!』とのこと。
止もう得ず、治療を中断して電話に出たのです。
電話に出ると、いきなり、『10万円で買い取れ!』と言ってきたのです。
何の事か理解が出来ず、黙っていると、『恐いところに売り飛ばしてしまうぞ!!』
と、男は凄んで脅かすのです。
私としては、何が何だかサッパリ理解出来ず、電話を切ったのですが、ここで冷静になったのです。
4日前から財布が見つからないので、家の中や診療所の机の引き出しなどを、隈無く探していたのですが、如何しても見つからず困っていたのです。
現金は少なかったのですが、身分証明証や健康保険証や名刺などを入れていたからです。
絶対に落としていないので、ここにきて、ようやく『スリ!』やられたと気づきました。
帰りに乗った中央線快速が結構、混み合っていて、そう言えば新宿駅に着いた時に、いやに強く押された事を思い出しました。
『あの時だ!』と気がついたのですが、後の祭りでした…。
それにしても、敵ながらアッパレ!
変な電話がかかってくるまで、スリにやられたとは全く気がつきませんでした。
早速、警察で事情を話して事なきを得ましたが…。
それ以来、変な電話は掛かってこなかったのでホッとしているのです。
今回は、まったく間の抜けた話ですな。