院長の独り言 41 ; 只今、CTの操作法を稽古中

以前のブログで天文学者になりたかったと書きましたが、もう一つ大きくなったらなりたいと思っていた職業が絵描きでした。

小学生の頃、学校の絵画展覧会では、いつも自分の絵が張り出されていて、更には、担任の女先生に『修二君は絵がすごく上手い』とおだてられ、すっかり有頂天になりました。

先生に言われるままに学校代表として、東京都の絵画コンクールに出品したところ、思いがけずに優秀賞を貰い、益々『天狗』に成りました。

当時は小学生の友達は誰も持っていない、シャープペンンシルを副賞に貰い、鼻高々、皆に見せびらかして自慢タラタラでした。

中学、高校の時も常に、『絵』は得意にしていました。

ところが大学に入って、その高い鼻を、見事にへし折られました…。

あまりにも飛びぬけて絵の上手い同級生が存在していたのです。

絵が好きな私は、美術館で有名な画家の作品をかなり観ていましたし、生意気にも、その中には本当に上手だなと、気に入った作品がいくつか有りました。

そう云う作品と同じか、それ以上に、掛け値なしに、友達の絵は上手に思えたのです。

その時、つくづく画家を目指さなくて良かったぁ~と思いました。

世の中、絵を本当に上手に描く才能のある人が、自分の身近にも居るものだと、感心するやら驚くやらでした。

絵を描く事は今でも大好きなので、現在は患者さんに治療方法を、言葉の説明だけではなく、歯の絵を描いて説明することにしていますが、CTを導入した事により、絵の説明もどうやら少なくなりそうでした。

正確さにかけては、絵の上手い友達でも、3D-CTの画像には叶わないですから。

ところが今度は、私はコンピューターの扱いが余り上手くないので、拙いCTの画像操作と一緒に、足らない箇所は絵を書いて、一生懸命説明しています。

なかなか現実は、単純には進まないようで…。

3D-CT画像写真

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