院長の独り言 40 ; 社会の木鐸としての使命感は?

先日、大学の同級生3人と久し振りに会食しながら、昔話を楽しみました。

バリバリの大学生現役の頃、丁度、安保闘争で日本中大揺れとなりました。

今の学生諸君は想像出来ない程、われわれ若者達(いまは爺さんですが…)は、日本の将来について討論し、大学生そして高校生までも激しいデモに参加し、国会議事堂を幾重にも取り巻いて、国会議員の先生方にプレッシャーをかけ、『日本の将来について真剣に討論してほしい』と訴えたものです。

あの頃は我々も若く、そして純粋だったなぁ~と懐かしく思い、其のころ一緒にデモをした仲間の顔が浮かびました。

その熱意に応えて、与党も野党も一生懸命夜遅くまで必死に討議しあっていました。

今、外国人地方参政権を認めるかどうかと云う問題が国会に議案として提出されようとしていますが、あの安保問題と同じかそれ以上に我が国の将来が懸っているのですから、提出されたら認めるにしろ認めないにしろ、われわれの子孫の将来を真摯に考えて討論してほしいと願って止みません。

国会議員は一人一人が国民から信頼されて選ばれた選良なのだから、この問題は党を離れて、私利私欲には走らず、一個人の議員として最もいい答えを出して貰いたいものです。

現在、ほとんどのマスコミはこの件に関して無関心を装っていますが、こんな大事な法案を、何故、もっと国民に知らせようとしないのでしょうか。

『ペンは剣よりも強し』の格言の通り、報道関係者は、社会の木鐸としての使命感を持つ人たちの集まりだと信じています。

賛否を論議する以前の問題として、情報を提供しない事が、一番マスコミとして罪深いように思うのですが…。

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