院長の独り言 42 ; 地震の経験

この年まで生かされていると色々と嫌な経験もします。

戦争やバブル経済の崩壊など様々ですが、敗戦末期に、疎開先の岐阜県中津川で遭遇した大地震の経験は、今でも思い出されます。

つまり、中学校の地理の教科書にも大断層地震の代表例として必ず登場する、1945年(昭和20年)愛知県で起きた三河断層大地震です。

それは夜半(午前3時半頃)に、突然、襲って来ました。

地震はその後、沢山経験しましたが、今でもあのように縦に揺れる地震に遭った事は有りません。

私は母方の祖母と一緒に寝ていたのですが、始めは何が起きたのか理解出来ませんでした。

地震は横揺れが当たり前と思っていましたが、家が上下に飛び跳ねる感じです…。

祖母が映画のセリフのように『くわばら、くわばら…』と手を合わせていた事を思い出します。

近隣の軍の飛行場で戦闘機ゼロ戦などが、大打撃を受けたと噂されていました。

『これで戦争も負ける…』と大人たちがヒソヒソ話し合っていたのが印象的でした。

昨日2月28日、チリでM8.8の巨大地震が起こり、日本に大津波が押し寄せてくると、一日中、テレビで放送していました。

今日(3月1日)になって三陸海岸の牡蠣の養殖などでかなりの被害が出ているとテレビで伝えられています。

一方、現地のチリからは大変な被害の報告がされています。

ついこの間はハイチで10万人以上の方が地震で亡くなっています。

少ないながら、私も早速、寄付をするつもりです。とにかく、早く復興されん事を祈ってやみません。

昔から、怖いものは『地震、雷、火事、親父』と相場が決まっています。

最近の日本の親父は元気が今いち。オヤジは頑張れ!

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