院長の独り言 57 ; サッカーのルールは日本人に不向き?
テレビで外国のサッカーの試合を観戦していて、このスポーツは我々日本人にはあまり向かないような気がします。
一寸した接触行為でもオーバーと思えるほど痛そうにしたり、エキサイトすると蹴り合っているのは日常茶飯事です。
その他、日本人には不向きな行為が目立ちます。
その点、野球は日本人向きにアレンジしてしまい、アメリカ人の友人曰く、日本でやっている野球はベースボールのようで、ベースボールではないとのたまうのです。
試合中にいくら興奮しても、殴り合いになる事はほとんど有りません。
安心して見ていられます。
サッカーと野球は、レスリングと柔道の違い、ボクシングと空手の違いを感じます。
もともと、 我々日本人は縄文、弥生の遠い昔から、農業を主に集団生活を営んできた生粋の農耕民族です。
一匹オオカミ的な騎馬民族と違って、争いをあまり好みません。
礼儀を重視し、争いごとをしないようにしないと、農業は成り立ちません。
今は科学のお陰で種々、素晴らしい農耕器具が有りますから、少人数で大規模農業が可能ですが、かつては農業は頭数が頼りでしたから。
いわゆる人海戦術です。
『和』が一番だったのだと思います。
聖徳太子も十七条憲法で、その大切さを説いているじゃないですか。
日本発のスポーツは、空手でも相撲でも柔道でもみな、礼節を重んじます。
外国から入って来たスポーツの中でも、その点、日本向きにアレンジした野球は、私の気持ちにマッチするところがあったのです。
したがって、ジャイアンツの大ファンです。
今日からその巨人の試合が始まります。
今からドキドキしています…。
以上の意見は、小生の独善的、独断的考察ですから、サッカー好きの人には当然、受け入れがたいでしょう。
失礼しました。