院長の独り言 35 ;雀は減っている?
最近、雀の姿がトント見られません。
10年くらい前は、五月蠅いほどに、自宅の周りでピーチクパーチクとさえずっていた様に記憶しているのですが…。
清少納言は、『雀は人によく馴れる』と書き残しています。しかし、自分の経験では、雀は馴れません。
何時から雀は人に懐かなくなったのでしょうか?
それとも清少納言が出鱈目言ってるのでしょうか?
八王子の郊外に、老舗の懐石料理店がありますが、昔は雀の姿焼を出していました。
一寸気持ち悪いので、初めてこの姿焼を見る人は、大抵、ビックリ驚きます。しかし、今はメニューに載っていません。
雀が居なくなると、色々な農作物が不作になるそうです。ミツバチなども居なくなると、やはり果物などが取れなくなります。
何故なら、皆さんご存じのように、蜜蜂が花の蜜を集める時に花粉が脚に付着し、雄花と雌花を結びつけているからです。
ミツバチが居なくなると、さくらんぼなど美味しい果物を口にする事が、困難に成りかねません。
雀は害虫(失礼!虫にとってみれば、“害虫”とは失礼な話ですね)、昆虫を常食としています。
雀は稲の大敵と云われていますが、もし雀が居なくなると、世の中、蚊や蠅などが増えて、さぞかし『五月蠅く』なるでしょうネ。