院長の独り言 34 ;和して同せず
和して同ぜず
これは論語、子路の有名な文言で、その意味は「人との付き合いは調和が大切で、むやみに他人の意見に引きずられて妥協をしない。協調は大切だが道理に外れていたら、あくまで反対すべきである。」と云う意味です。
其のあとに、『小人は同ずれど和せず』と続きます。
『つまらぬ人間は、やたらと人の意見に賛成するが、真に賛成しているのでは無く、表面だけの事で、まことの友達にはなれない』
これは私の父が自分の長い人生の経験から、我々家族に常日頃から強調していた云わば、石川家の家訓の様なものです。
自分が正しいと思ったら、あくまでも自分の意見を主張すべきであり、また、相手の意見の方が正しいと感じたら引く事も大切です。
人生ゴリ押しも駄目、言いなりも駄目と云う事ではないですか。