院長の独り言 33 ;すっかり都市化した八王子の街に思うこと
私が八王子で歯科医院を開業したのが、かれこれ40年程前になりますが、当時、八王子駅はそれはそれは貧弱な建物で、多摩地区で一番大きな市の駅とは、とても思えないものでした。
今は大変立派な駅ビルに変身しています。
この40年足らずの間に、駅前にはビルが林立し、すっかり都市化が進みました。
わが医院の近くに、30階程の公団マンションがあり、今年は八王子駅南口に、やはり41階の多目的ビルが建つ予定です。
高尾山がすぐ近くに有り、私も11月中旬に開催する八王子もみじ祭りに合わせて、紅葉を目当てに登山などと大げさに云う程ではないのですが、毎年、家内と一緒に頂上を目指して登ります。
途中に蛸杉(たこすぎ)という名物の大きな杉の木を見ながら、薬王院を拝観し、登山道脇の蕎麦屋で山菜蕎麦を肴に、二人で熱燗を一杯やるのが慣わしです。
八王子の街は変わりましたが、高尾山は昔と同じです。
ただ変わったことは、登山する人の数が驚くほど多くなったことです。
最近は特に、ミシュランガイドの影響か、外国の登山者が多いのにはビックリさせられます。数十年前には青い目の人にはまず出会いませんでした。
小学生の頃は、戦争に負けた記憶が鮮烈で、すっかり外国人恐怖症になっていましたが、この頃は患者さんにも色々な国の外人さんが来院しますし、ヨーロッパなど外国に行く機会も多くなり、そのような事も無くなりました。
でも、華道、茶道、和歌などの日本独特の文化ぐらいは、死守したいですね…。