院長の独り言 32; 失業対策

公共事業、例えばダム建設や高速道路の整備など無駄だとか必要無いなどと云って、国会の予算審議でバサバサと切られていますが、早計過ぎるような気がするのですが。

イタリアのミラノの大聖堂を初めて見た時は、その雄大さに目を見張りましたが、完成するのに500年の歳月をかけたと云う事を案内の人の説明を受けて、やっぱり昔のヨーロッパの人達も、失業対策を一生懸命考えていたのだと感心しました。

わざと仕事を引き延ばしユックリやっているのです。

勿論、仕事が無くならない為にだと思います。

そうでなければ、500年も時間は必要ないでしょう。

日本でも奈良時代の大仏建立や遷都など、色々理由は後付されますが、要は失業対策に決まっています。

不景気に成ればなる程、為政者すなわち国は、故意にでも仕事を作り出すべきであり、そうする事で景気が徐々に回復するのではないですか。

今から1000年以上も前の人が、それも洋の東西を問わず実施している、失業対策を是非、学んで欲しいものです。

ただ単に、お金のバラ撒きをするより、仕事を創り出す方が、どれだけ景気が良くなることか歴史が証明しています。

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.