院長の独り言 362 ; 巨大隕石の落下

ロシア北部に、直径17メートルの隕石が落下して話題になっています。
隕石と云うと、われわれは博物館に展示されている石や鉄の直径30cmほどの塊を想像します。
ところが、今回の落下して来た隕石は、あまりにも巨大なので驚かされました!
被害に遭われたロシアの人は大変にお気の毒でしたが、人の命は無事でしたので、不幸中の幸いと言ったところでしょうか。
そして、隕石が地球に落ちて来る状態を、あんなに長い時間、テレビで見ることが出来き、本当に感動しました。
明るく地上が輝いてから2分経過して、爆発音が轟いたそうですから、随分、高い所を斜めに隕石は落下していったことになります。
見た目には、地上の千メートルのところを落ちていくように見えましたが、実際は、2~3万メートル以上の高いところを通過したのでしょう。
ところで、一年間に地球に落下して来る隕石の数は、大小は兎も角として、約5万個程度だそうです。
大気圏に突入して、摩擦熱で消滅してしまうほどの隕石を混ぜれば、それこそ無数と云う事でしょうか。
月の隕石の痕を見れば納得ですが、数えきれないほど多くの隕石が、地球にも飛来してきているのは確かです。
今回の直径17メートル程度の巨大な隕石は、『100年に1回有るか無いか』と専門家は述べています。
7千万年前に、恐竜の絶滅を早めたと言われるほどの超大隕石がメキシコのユカタン半島に落ちたのは有名です。
勿論、今回の大きな隕石の落下は、7千万年の超大隕石とは比べものにはなりません。
しかし通常、隕石は地球の表面積の7割を占める海に、殆ど落下してしまうのですから、今回の隕石は稀有な現象なのです。
縄文人も、弥生人も、多分、経験していないであろう大隕石の落下を、幸運かどうか分かりませんが、我々は自分の目で観察出来たのです。
そう言えば、去年は日本では金環日食も見ることが出来ました。
私も幸い金環日食を拝めました。
二年前、東北地方を襲った千年に一度有るか無いかの大地震、大津波と云い自然の脅威には本当に驚かされます。
これ以上の自然の脅威はノーサンキュウですよ、本当に!

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