院長の独り言 217 ; 絶対的に『絶対』はあり得ない?

最近は余震も少なくなり、小生の気持ちも落ち着き始めたのに、昨夜(4月7日木曜日)の午後11時半頃、またまた大きな地震です。
丁度、テレビを消して、布団に入ったところでしたが、ビックリ飛び起きてしまいました。
都内に住んでいる娘のマンションも大揺れで、娘は恐ろしさのあまり、ついに実家に電話を入れてきました。
『大丈夫?』と緊張した娘の声。
『勿論!でも、こっちも大揺れだったよ!』とお互いの無事を確認し、内心、ホッとしたのです。
一瞬、ホッとはしましたが、やはり福島原発が一番心配でした。
テレビの地震速報では、都下は震度3との事でしたが、実際はもっと大きく揺れた感じです。
直後のニュース速報ではマグニチュード7.4と報じられ、仙台は震度6強と出たので、結構、大きな余震です。
本当に肝を冷やしました。
被災地の方々の気持ちを考えると、言葉がありません。
3月11日の東日本大震災以来、小生は四六時中、自分の身体が揺れているようで、気持ちの悪い事、この上ありません。
そして、昨夜の大きな余震です。
気象庁の発表では、今後も大きな余震を何回かは覚悟しなければならないとの事です。
ただ、まだ救われるのは、東電の余震直後の報告では、福島原発には悪影響が出なかったとの事です。
何時もビクビクしていると、却って身体に良くないので、もう開き直って『矢でも、鉄砲でも、何でも持ってこい!』と云った心境です。
小生は福島産の野菜でも、魚でも、気にしないで何でも食べようと思っています。
かつて現在の核保有国が、世界中のアチコチで核実験を行っていたのは、皆さんご存知の通りです。
その時は、今の福島原発から漏れている放射線量の何百倍か、何千倍か分からないくらいの、大量の放射能が、世界中の大気に撒き散らされていた事を考えれば、あまりに神経質に成り過ぎです。
そして想定外の事故ですから、止むを得ない面もあります。
まさか、あんな大きな津波が襲って来るとは、夢にも思わなかった事です。
勿論、事故を起こした事に関しては、原発に関係している会社は、大いに反省すべきである事は言う迄もありません。
今は、これからどうすれば良い結果に繋がるかを、前向きに考えて行動する事が一番ではないでしょうか。
短絡的に『もう原子力発電所は全部、止めにするべきだ!』など云う意見をテレビで話している人もいますが、極端な考えは厳に慎むべきだと私は思います。
ただし、原発が絶対的に安全であるとする神話は崩れました。
特に、日本の様な資源の少ない産業立国は、今後、原発に頼らないとしても、次の一手を準備しておかなければなりません。
火力発電は二酸化炭素を排出してしまうし、水力発電はダムを造らねばなりません。
そして、風力発電は余りにも効率が悪く、現実味がありません。
皆さん、良い考えはありますか?

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