院長の独り言 73 ; 『日本は安全』神話よ、どこへ…
この頃、殺人や強盗など物騒な事件が頻発に報道されています。
少し前までは、我が国は世界でも安全な国の代表のように思われていました。
それでも、60年ほど前に比べると危険な感じが少しずつ出てきていました。
60年前と云うと小生が小学生の頃です。
その当時はオーバーでなく、玄関に鍵をかけている家は全く見ませんでした。
隣近所は全て親類みたいなものでしたし、前のブログで書いたように、かなり遠くの人まで電話の呼び出しにも応じていました。
日本はどうして、このように怖い事件の多発するような危険な国になって来てしまったのでしょうか。
経済的に考えても、我が国は、60年前の方が今よりズーッと貧乏でした。
自分の家の事を振り返って見ても、喰うだけがヤッと…でした。
勿論、車もテレビも電気洗濯機も何も持っていません。
それでも戦争の頃の事を思えば、天国でした。
みんな食べるだけで嬉しそうでした。そして元気でした。
また、現在と比べると世の中、格段に安全でした。
その当時と比べると、今の方が何でも恵まれているのに、何と無く殺伐としているのは何故なんでしょうか。
私が思うに、安全な国にするには、世の中を明るくする事が一番大切だと思います。
なのに国をリードしなければならない政府関係者、マスコミはみんな揃って小難しい顔をし、テレビなど人前に出て来ては深刻な話ばかりします。
明るい話題を引っさげて、もっと元気よくニコニコしてテレビに出るべきです。
『笑う門には福来たる』ですよ。
今、子供全員が学校に行けるし、美味しい給食も食べられる幸せを、われわれ国民は享受しているのです。
しかも、働く場所も贅沢さえ言わなければ、十分確保出来るのです。
考えてみれば、世の中、殺伐になるか明るくなるかは、殆ど気分の問題ではないでしょうか。
幸せだと思えば幸せだし、不幸と感じればそうなるものです。
でも、本音で云えば、ただ一つだけ提言が有ります。
それは小学生、中学生の時に『人を思いやる気持ち』をキチンと教える事ではないでしょうか。
それさえ義務教育時代に、子供たちに伝える事が出来れば間違いなく、明るい安全な国家になって行くと思うのですが。
加えて、最近は外国の人が沢山、日本の永住権を得ています。
外国の人には日本人と同じように、『他人を思いやる気持ち』を持って貰うことと、『日本のしきたり(法律など)』を守って行動するように提言すべきです。
人の国だからと言って、『お客様扱い』的には絶対させない事です。
私の友達の外国人は、個人的にはみんな良い人ばかりです。
しかし、その人達が自国を意識する問題が起きると、当然の事ですが、態度が変わります。
外国の人との付き合いは、個人同士の付き合いは普段着でOKですが、国同士の利害が絡む場合は、やはり毅然とした前提のもとで何でもするのが大切です。
いま話題の地方参政権付与については、将来の事を考えて、子供たち後輩の事を思い、其のほか色々な事を考慮し、十分慎重を規して、事に当たるべきです。
日本の将来に禍根を残さないように、そして、未来の子供たちに迷惑にならないようにする事が、今、大人である我々の義務であり、責任でもあると思います。