院長の独り言 69 ; ゴルフは人生の縮図

テレビでも毎週ゴルフ番組が放映されるなど、ゴルフへの関心が高まってきています。

ゴルフを楽しむ女性も大変多くなりました。

40年以上前までは、ゴルフはどちらかと云うとテニスやサッカーなど過激な運動が苦手になってきた中年のするスポーツと云ったイメージでした。

私がゴルフを始めたのは、まだ、ゴルフがメジャーではない頃でした。

その当時は、ゴルフをする人もあまり多くなく、しかもかなり費用がかかるので、小生も一年に2~3度程度しかラウンド出来ず、常にビギナープレーヤーでした。

要するに、『へたくそ』だったのです。

正直、仕事も忙しく、ゴルフをする時間も無かったのですが、10年程前から、インプラントや外科治療、細かい歯髄治療などは息子を中心に若いドクターに任せる事が出来るようになり、その結果、小生は暇が出来、しかも、ゴルフもかなり大衆化してきて、下手でも気軽にプレー出来る世の中になってきたと云う事もあり、もう一度ゴルフを始めてみようと思ったのです。

丁度その時、『国立会』と云うゴルフコンペの仲間に、家内と一緒に快く参加させていただく事が出来ました。

そして、月に一度、神奈川県の相模湖カントリークラブでスコアーはともかくプレーを楽しむ事になったのです。

『国立会』の名前の通り、当初、メンバーは国立市在住のゴルフ好き数人で始まったそうです。

今は八王子、日野、多摩、三鷹市や都内のメンバーが加入し、男女合わせて総勢30名程の大所帯になっています。

皆さん紳士淑女なので、ゴルフをラウンドするだけでなく、旅行などもご一緒しています。

ところで、私がゴルフをするきっかけとなったのは随分昔ですが、医局に在籍していた時に、シングルプレーヤーのMさんに『修ちゃん、ゴルフは人生みたいで面白いぞ~。いいかな~と思って悦に入っていると、OBが出て奈落の底に落とされるし、悪いショットでガッカリしていると、長いパットが入っていい気分になる事もあるので、丁度人生そのもの、こんな面白いスポーツは他に無いヨ』と、進められて始めたのです。

実際、プレーしてみると、奈落の底ばかりで、これが人生としたらゴルフなんかやっていられない心境でした…。

従って当時は、ゴルフは全く面白いとは思いませんでした。

そうこうしているうちに、20年程アッという間に時が経ってしまいました。

開業して、仕事に集中していた事もありました。

再開したきっかけは、前述の『国立会』に入会出来た事と、医局に同じ時期の40年程前に一緒に在籍していた仲間4人が医局の忘年会で会った時に、お互い仕事も落ち着いてきたので、『体の為にゴルフでもしようか』と云う事になったからです。

そして、意気投合して一年に一度、一泊でラウンドする事になったのです。

一年ぶりに合うので、ラウンド前夜、温泉に入り、お酒を飲みながら4人で、医局にいた頃の思い出話をしたり、それぞれの家庭の話に花を咲かせて、ゴルフは二の次と云う感じで、ダベリに来たのかプレーしに来たのかいつも分かりませんでした。

まあ、元気なうちは、『下手』でも続けようと云う事で意見が一致しました。

其の他に、同級生の仲良し4人組とは3~4ヶ月に一度、『国立会』と合わせて、合計でゴルフは一年に20回前後プレーしている事になります。

現在の公式ハンデは26で、ラウンド100前後と云うところです。

この頃は、ゴルフは人生に似ているかもと、ほんの少し思えるようになってきました。

相変わらず、下手ですけど…。

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