院長の独り言 199 ; 東北地方太平洋沖地震について(その2)

午後10時の遅い夕食を食べてから、テレビのスイッチをまず入れてみました。
早朝も、まずはテレビをつけて、地震についての報道をチェックします。
勿論、どの局もこの大地震関係の事だけを報道しています。
『関東大震災』や『阪神淡路地震』の時は、地震の後に起こった火災が被害を大きく拡大していました。
今回の『東北地方太平洋沖地震』は、津波が原因で大災害になってしまいました…。
ただ強く揺れるだけでは、どんなに揺れてもその被害は限られます。
地震による被害を大きくする最大の原因は、火災と津波である事をあらためてわれわれに知らしめたのです。
岩手県釜石市を襲う津波の様子をテレビで見ましたが、津波の破壊力の凄まじさは、言葉では表現出来ません。
家や車が簡単に波に流されているのを見ると、何処からあのエネルギーが湧いて出て来るのでしょうか。
高台に避難している住民の皆さんも、茫然自失。
唖然として津波によって破壊されていく自分の街を見ている以外、為す術が無いのです…。
悲しげに見つめている住民の姿が目に焼き付いてしまいました。
翌日の3月12日(土曜日)、一夜明けて、大災害の全貌が明らかになりつつ有ります。
明らかになればなる程、その被害の甚大さに目を覆うばかりです。
10mの高さの津波など想像を超えています。
岩手県の陸前高田市、福島県南相馬市などは、街全体が津波で壊滅してしまいました。
また東京電力福島第一原発、第二原発で放射能物質『Cs(セシューム)』が検出されていると報道されています。
広範囲の住民に避難勧告が発令されました。
いよいよ放射能災害の様相です。
何とか放射能災害にならない様に、心から願って止みません。
この際、われわれ日本国民は出来るだけの援助を被災地にしなければならないと思います。
自衛隊の様に、あるいは若者の様に、身体を張っての救助が出来ない私は、せめて何がしかを寄付するしか方法が有りません。
本当に申し訳ないと思います。
政府にお願いですが、せめて子育て手当のお金を、今回の大地震の被災者に回せないものでしょうか?
また外国に援助するお金があったら、それもこの地震の被害者に使うべきです。
こう云う時の為にこそ、税金は使うものです。
ODAを受け取っている外国の人も、文句は言わないと思いますよ。

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