アゴの骨を造る-再生医療-

インプラント治療を希望される患者さまの中で、アゴ骨の量が少ない方は、骨を造る必要があります。

まず、下のレントゲン写真の黄色→部位をご覧ください。

こちらはお鼻の空洞(上顎洞)を持ち上げて、支えるアゴ骨を造り、インプラントを維持しております。

勿論、再生した骨とはいえ、何でも普通に噛めます。

一方、青色→部位をご覧ください。

こちらはインプラントを傾斜埋入することで、インプラントを維持しております。

再生治療は行いませんでした。

この症例が示すように、インプラントを維持するためには、時には、アゴ骨の再生が必要となる場合があります。

わが医院の方針としては、なるべく、傾斜埋入などして、最大限、ご自身のアゴ骨を利用し、インプラントの維持を図りますが、どうしてもアゴ骨が少ない場合は、再生医療を行っております。

最後に赤→部位をご覧ください。

下アゴ骨の中に、白くモヤモヤしている部位がありますが、ここは『ハイドロキシアパタイト』といって、歯や骨など、身体の硬い組織を構成している物質を人工的に作り、ご自分の骨と混ぜ合わせて、アゴ骨の再生を試みています。

10年間以上経過していますが、全く問題なく、インプラントを維持しており、患者さまも大変満足しておられます。

アゴ骨が少ないなどインプラント治療をあきらめていた患者さまでも、再生医療など、様々な治療方法がありますので、何か質問などありましたら、遠慮なくスタッフにお尋ねください。

パノラマ傾斜埋入とサイナスリフト2

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