院長の独り言 45 ; 日本の街から電柱と電線を無くそう!

ここ10年、日本経済は落ち込んでしまい、反対に中国は日の出の勢いです。

これは当然の事で別に羨ましいと思いませんし、驚くに当たらない事と小生は思うのですが。

理由は、日本の場合は自動車、電気製品、マンションなど、ほとんどの物が国内全域に行き渡ってしまい、要するに買い替え需要がほとんどで、洋服に至っては、贅沢さえ云わなければ、日本人全員が一生分持っているのではないですか。

おまけに我が国の製品は世界に自慢できる程、大変優秀なのはご存じの通りです。

全ての物が気が遠くなる程、長持ちします。

従って、このままでは景気が良くならないのは、当然の結果です。

『無駄を省け』とだけ、強く主張していたら、益々、日本は沈んでいくでしょう。

日本に比べ、中国では新しい物を買う人が非常に多いのですから、景気が良くなるのは当たり前です。

丁度、中国の現在は、かつての我が国の高度成長期と同じわけです。

あの時は欧米各国が日本に対して、今、我が国が中国に感じてるのと同じように感じていたのでしょう。

従って、今の中国と同じ事をしていても良くなるはずがないと思います。

高度成長期は、もう日本では終わった事なのですから。

だからと言っても、外国に物を売りに行っても、限度と云うものが有るでしょう。

アメリカでのトヨタのパッシングを見ても、外国での商売は大変です。

ここで焦らずジックリ考えたらどうですか。

答えは明瞭です。

やはり内需の拡大が一番大切でしょう。

そうかと言って、子供手当は経済的には、何ぞの効果も生まないでしょう。

前述のように贅沢を云わなければ、そんなにお金を使う必要もないのですから、みんな貯金しますよ…。

何が一番効果的か自分なりに無い知恵を絞ってみました。お笑い下さい。

たまに家内とヨーロッパに行くといつも感じるのですが、我が国と欧米諸国と一番違うところは、上を仰ぐと一目瞭然です。

あちらの国々は何故か大変スッキリしていて、空が綺麗に見えます。

日本は、電柱に電線が張り巡らされていて、嫌な感じです。

もし、これを取っ払って地下に埋める事が出来たら、さぞかしスッキリして、街も空も綺麗に見えると思うのですが。

この工事は日本中で必要ですから、行えば色々な物や人が活発に動き、景気は良くなるし街は綺麗になるし、素晴らしい空を見ることも出来、一石三鳥です。

ただし、暫くは騒音などは我慢しなければなりませんが…。

都市がヨーロッパのように綺麗になれば、外国観光客も増えると確信します。

子供手当の代わりに、是非、電線の地下埋め工事に税金を使ってほしいものです。

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