院長の独り言 25 ; 物事の裏側
本日1月17日(日)に、衛星テレビをザッピング(チャンネルをガチャガチャ変える事)していたら、古い西部劇の白黒映画が目に飛び込んできました。
学生の頃は、インディアンが白人騎兵隊にピストルで打たれているのを見て、拍手喝采したものです。
西部劇の映画の設定は、常にインディアンが悪者でした。
まだ子供でしたので、単純に善が悪を撃つという、良い白人が悪いインディアンを倒している勧善懲悪を見て喜んでいたわけです。
しかし大人になった今では、偶然目にした西部劇を見ると、北米大陸先住民の人々に随分失礼な見方をしていたなぁと反省しきりです。
いわゆる西部劇は、元々、北米大陸に住んでいたインディアンを悪者に仕立てあげて、侵略者たちが力ずくで征服した事を隠す為の宣伝映画だったんですネ。
全部が全部とは云いませんが、自分たちを正当化する為には、全ての国が利用する手法です。
のどかに暮らしていた先住民の人達は、異国人がピストル振り回して入り込んで来た時はさぞや驚いたことでしょう。
我々が当たり前に受け入れている事でも、逆の立場で考察してみると、大切な真実が見えてくることがあります。