院長の独り言 351 ; 単細胞な話

若い頃、仕事上のヘマをやらかして、医局の先輩に『お前は本当に単細胞だな!』と言われることがありました。
これは、『お前はアホだ!』と言われているのと同じです。
しかし、先輩!
ゾウリムシなどの単細胞生物は、ある意味でたいへん優れた細胞から成り立っているのですぞ!
ゾウリムシは、『アホだ!単細胞だ!』などと、侮(あなど)って蔑(さげす)んでいるどころではないのです。
単細胞と言っている本人こそ不勉強を認めているようなものですよ。
一つの細胞で運動し、補食(phagocyte;ファゴサイト)して排泄するのです。
たった一個の細胞で!
今年2月に、イギリスの科学者が、ゾウリムシ体内の色々な構成物質の動きと、星雲や恒星が拡張していく大宇宙の動きとが、ソックリの運動様式であると発表したのです。
単細胞のゾウリムシは楕円形をしていて、細胞の外側は繊毛に覆われています。その繊毛が動くことによって、ゾウリムシは回転しながら移動します。
宇宙空間も、全ての物質を巻き込んで、回転運動をしています。
ゾウリムシの細胞内には、収縮胞が背側に2個あって、身体に取り込んだ余分の水分の排出をしています。
この排出の動きと同じ動きをしているのは、ブラックホールです。
また、ゾウリムシの先端には、細胞口が存在し、食べ物を取り込みます。
そして、養分を吸収する食胞が、腹側に存在します。
これが宇宙のホワイトホールに当たるのではないでしょうか?
このようにゾウリムシは、一つの細胞に生きて行くために必要な、最小限の器官があるのです。
そして、ゾウリムシの中の構成物質の動きと、宇宙の星の膨張崩壊、ブラックホール、ホワイトホール、回転運動など95%以上が同じ動きだそうです。
要するに、宇宙は巨大なゾウリムシで、その中で太陽があり、地球があり、人間も生活していると言うのです。
今から3年以上前に、小生、ブログを書き始めたのですが、そのブログの第3回で、太陽系の動きと生物の最小単位の電子の運動がソックリ同じであると指摘しました。
何だか理解出来るような、出来ないような話です!
世の中にゾウリムシは数えきれないほど、蠢(うごめいて)います。
と、言うことは、この我々の住んでいる星や星雲、そして人間を含んだ宇宙も無数に存在するのでしょうか。
どう思います。
単細胞の生き物は、みんな宇宙と同じ動きをするのですよ。
単細胞生物は『アホ』でしょうか?
しかし、あまり真剣にこのブログを読まないで、単細胞な話として読み流して下さいよ。
おっと、単細胞ではないか…。

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.