院長の独り言 350 ; 新装した東京駅と50年振りに訪れた日本橋三越

小生、なるべく早急に、いま話題の新装した『東京駅』に行き、そのレトロの建築を事細かに観察しようと思っていたのです。
休日で、しかも何も予定が無かったので、張り切って出かける事にしました。
ついでに、旨いものでもと思い立って出かけたのですが、東京駅の目の前に来てみて、自分の甘い考えにガックリきました。
あまりの人の多さにビックリ仰天!
考える事はみなさん同じですね。
見学は疎か、混み混みで、食事を摂るどころではないのです!
ほうほうの体で退散と相成りました!
しかし、折角、都心まで出て来たのに、そそくさと帰るのでは能がないので、久しぶりに日本橋の三越に行き先を方向転換したのです。
何故三越にしたかと言いますと、午後1時半を過ぎていたので、お腹がペコペコに空いてしまい、昼食をと思ったからです。
私が結婚した50年前には、『美味しいものでも食べに行くか!』と一寸シャレた食べ物屋さんに行く場合、伊勢丹、高島屋などの有名デパートの大食堂へ行くのが、親の頃からの定番でした。
現在のように食事所が溢れていて、しかも日本料理、西洋料理や中華料理など種類も豊富で選り取り見取とは当時はいかなかったのです。
当時は、何の料理でも安心して食べられるポピュラーな場所は、何と言ってもデパートの大食堂が一番でした。
本当に久しぶりに入った三越の大食堂『特別食堂』も東京駅と同じく改装したばかりとの事でした。
現在でも三越の大食堂は人気なのか、午後2時近いのに、広い食堂は満員でした。 
食堂の雰囲気は50年前と殆ど変わらず、花柄の絨毯が引き詰められていて、最近の食堂と比較するとシック感とレトロ感が強いのです。
店員にかなり年配の人が多いせいか、たいへん落ち着いた雰囲気を醸(かも)し出していました。
家族単位でのんびり食事を楽しんでいた昭和の時代が懐かしく重なりました。
一方、現代の外食はピンキリですね。
ひと昔前のデパートの大食堂のかなり豪華で、しかも適度な価格の食事が脳裏をかすめたのでした。
東京駅に行かれる予定の方々は、平日が宜しいようです…。

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