院長の独り言 302 ; お酒抜きの忘年会
忘年会は、一年間の締め括りとして、我が国では欠かせない年中行事です。
私も、医局時代に所属した運動部、同好会、そして同窓会、あるいは気の合った仲間で…などなど、数え上げれば切りが無いほどに、毎年、忘年会のお声が掛かります。
果たして、忘年会に何回、出席したのか考えてみると、小生、73歳になるまでに、恐ろしくなるほどの回数の酒席をこなしているのです。
お酒抜きの忘年会などあり得ないし、お酒に目の無い私とすれば、旧交あらたに盛り上がって、ついつい深酒となってしまうのがお決まりのパターンです。
少し前のブログに記しましたが、血液のデータ上では立派な『痛風』になってしまった小生。
症状はまだ出ていませんが、このまま食生活を維持して、さらに晩酌をしていると、大変に痛い目に合うのは、間違いありません。
断腸の思いのですが、11月から思い切って禁酒中です。
内心、アルコール中毒ではないのかと心配していたのですが、すんなり禁酒が出来たのでホッと胸を撫で下ろしています。
そこに禁酒の敵!忘年会が土曜日の夜に決りました。
今年初めての忘年会で、ゴルフ仲間20名での集いです。
ここでお酒の誘惑に負けて飲んでしまったら、元の黙阿弥です。
確実に、『痛風』と『腎不全』と云う奈落の底に落ちてしまいます。
気の合った仲間ばかりですし、普段の私の酒好きを知っていますから、『飲め!飲め!』とワァーワァー薦めてくるに決っています。
痛風になったとバラシテいませんから、余計、訝(いぶか)って、皆でお酒を注いでくるでしょう。
いつもは楽しい酒席ですが、これから始まる忘年会シーズンは、私にとって拷問みたいなものでしょう。
どうにか体調不良を理由に、仲間の攻撃を必死にかわして、何とか飲まずに済ませる予定です。
今年は大晦日まで、お酒を飲む機会が多いので、なんとなく憂鬱(ゆううつ)です。
年末年始は、お酒は勿論、駄目ですし、御馳走も出来るだけ少な目にしなければなりません。
恥ずかしい話ですが、生まれて初めて、酒抜きの忘年会を経験することになりそうです。
来年の事を言うと鬼が笑う云いますが、来年こそ、お酒を楽しめる忘年会を期待しているのですが、どうなることやら…。