院長の独り言 257 ; 暑い夏の過ごし方
先日、書いたブログのオサライです。
子供の頃、何処の家でも、夏の暑さ対策として、窓と云う窓をすべて全開にして簾(すだれ)を垂らし、自然の風で涼を取っていたと書きました(院長の独り言 253 ; 節電の夏、到来)。
冷房という、シャレた製品が、この世に無かったからです。
今からでは考えられないほど、不格好な、飛行機のプロペラのような扇風機が精々、回ってくれれば、御の字と云った所でした。
ところが今夏、福島原発事故によって、電力不足になり、その節電対策として、この簾が復活したそうです。
スーパーの家具売り場で、去年まで、ひと夏で二つか三つ売れれば良かった簾が、今夏は売り切れ続出だそうです。
半世紀、時代を逆行してしまったのです。
流石に物騒な昨今、道路に面している1階での使用は殆ど無いようで、2階以上では、簾は重宝されているとテレビ番組のリポーターが言っていました。
電気の使用を節約するのは今時、当然です。
原発事故に関係なく、節電は良い事です。
しかし、名古屋大学のある准教授の話によると、日本の電力供給量はそんなに節約しなくとも、われわれ国民が今まで通りに使用していて、全く電力不足など起こらないほどに余裕があると、あるテレビ番組で言っていました。
もし我々が、今夏、普通に例年通り、エアコンを使用していても大丈夫ならば、こんなにハッピーな事はありません。
話は変わりますが、本音で言えば、私は年少の頃から、暑い夏が大好きでした。
小、中学生の頃は、夏休みは毎日のようにプールに通い、雨の日はガッカリしていたものです。
大人になってからも、猛暑の仕事帰り、ビヤホールでの生ビール一杯は、本当に加山雄三ではないけれど、『幸せだなぁ〜』と言ったところです。
一年中で一番、苦手な季節は、真冬の、骨の芯まで冷えてしまう2月です。
私は案外、暑い日は、そう苦手ではありません。
小さい頃から、夏は暑いものと思っていましたから…。
暑い季節だからこそ、カキ氷や冷えたスイカが美味しく感じるのだと思います。
日本は春夏秋冬があって、本当に幸せだなぁ~。