院長の独り言 187 ; 地球以外で生命体は存在するのか?
宇宙は無限である。
無限と言えば宇宙といっても良い。
このように広大な宇宙だからこそ、生命体が地球以外の宇宙の何処かに存在するのではないかと言われています。
地球は太陽の周りを、1年間365日をかけて1周する惑星です。
太陽は核反応しながら自ら熱や光を放っている恒星であり、惑星の周りを回っているのが衛星であり、月がその代表例と云う事です。
星雲とは恒星の集団で、地球はその星雲の一つである銀河星雲に存在しています。
銀河星雲は約2000億もの恒星から構成されているのです。
その他に塵やガスなどの星間物質が、どのくらいあるのか想像すら尽きません。
ひとつの星雲でこの有様です。
と言う事は、恒星の子供の様な惑星はその何倍も、孫に当たる月の様な衛星は幾つ存在するのか考えも及びません。
また2000億以上の恒星から成り立っている星雲の数は、発見されたものでも大変な数です。
大まかに言えば、星雲は無数に有るのです。
地球は銀河星雲の中心から、かなり端の方に外れた所に位置しています。
何故、地球が銀河星雲の端っこに存在していて、そこに生命が有るのか考えれば考えるほど不思議です。
地球と太陽の関係、地球と月の関係、太陽と星雲の関係、そして恒星としての太陽の大きさなど、全ての因子が微妙に絡まって、地球に生命体が存在しているのです。
例えば地球よりも、太陽に近い金星は灼熱地獄ですし、地球よりも太陽から遠い火星は極寒の惑星です。
生命体など存在出来る訳が有りません。
地球の衛星である月は、他の衛星と比較すると特別に大きいそうです。
この地球と月の重力の関係も、生命誕生に大きい影響があるそうです。
海の満ち引きにも、月の異常な大きさが関係している事は、承知の事実です。
現に海の満ち引きが、生命誕生に大きな影響があったと言う科学者もいるのです。
地球の恒星、太陽の容積から計算すると、約100億年間、熱や光を出し続ける事が出来るそうです。
恒星の寿命は、その大きさによって、決定してしまいます。
恒星の大きさが、大きければ大きいほど恒星の寿命は短くなります。
地球上で生命体が誕生するまでに、約40億年以上、経過しているとされています。
例えば恒星の大きさが、太陽より大きい以外、地球と全て同じ条件であるとします。
恒星の寿命が40億年の場合、生命は誕生出来ても、単細胞のような下等な生物止まりでしょう。
恒星の寿命が尽きれば、惑星も死んでしまいます。
逆に、恒星の大きさが太陽より小さい場合は、核反応が起こらないか起きても惑星に充分な熱や光を与える事が出来ないでしょう。
当然、生命体は誕生出来ません。
ひとつの生命体が誕生するには、やはり現在の宇宙の大きさが必要なのではないでしょうか。
この無限に近い大きさで初めて、生命が一つだけ誕生出来たのではないでしょうか。
それほど無の世界から命が生まれ出る事は、奇跡的だと私は思います。
もうひとつの命が誕生する為には、もう一つ現在の大きさの宇宙が必要だと私は思うのです。
この宇宙に人間の様に考える事の出来る生命体の存在は、この地球だけの様な気がしてなりません。
私の独善の考えですが、皆さんはどう思うでしょうか。