院長の独り言 448 : 通勤電車今昔

休院日である木曜日に、急に用事が出来て、朝早く八王子まで出てきました。

用事を済ませて、本当に久しぶりに、通勤時間帯のJR中央線に国立まで乗ったのです。

思えば40年以上むかし、大学を卒業後、大学院に進み、国立駅から御茶ノ水駅までJR中央線に乗って毎日通っていたのです。

その電車の混みようと言ったら、七珍詰めで、大袈裟ではなく、毎日、拷問状態でした。

行きも帰りも身動きが出来ない状態で、1時間近く乗っていなければならないのです。

帰りは途中の三鷹駅辺で、ある程度は空いてはきますが、行きは目的の御茶ノ水駅までは大変混んでいました。

大学院を卒業してから7年間、大学病院で治療したり、学生を教えたり、研究生活をしていましたが、開業をする事を決心しました。

普通、大学を卒業した後、長く医局に在籍した場合は、親の後を継ぐような機会がない限り、大学の近くに開業して、大学から患者さんを紹介して貰って病院を経営していくわけです。

しかし、小生は、開業してからも満員電車に乗るのがどうしてもイヤで、大学に行く反対方面の開業場所を探したのです。

休みの日には家内と一緒に、立川,日野、八王子を主に、気に入った開業する場所を探していました。

そして、一番気に入った八王子に決めたと云う訳です。

当時は自家用車も無く、国立と八王子間を電車で通勤していました。

電車内は、座席で寝る事が出来るほどガラガラ…。

それに比べて、新宿東京方面は気の毒なくらい相変わらず超満員でした。

八王子で開業して本当に良かった!

車窓から見る景色は今とは違い、高層マンションなど一軒も無く、駅の周りも閑散としていたのです。

久しぶりに乗った車窓から見る景色は、町全体が綺麗で、八王子、豊田、日野、立川沿線は45年前とは見違えるほど綺麗な街に変身していました。

八王子はこれからもどんどん発展して素晴らしい街になることを期待しているのです。