院長の独り言 415 ;日本の街は実に清潔で綺麗ですね
この平成の世の中、本当に我が国は全国どこを訪ねても、きれいな町並み、しかも清潔です。
私が子供の頃は、戦争の傷跡を強烈に残していたので、掘建て小屋も多く、街全体が荒(すさ)んでいました。
元来、我々日本人はきれい好きなことは間違いありません。
しかし、半世紀以上前の日本…。
道路にはヒビが入っていたり、穴がアチコチに、高層ビルは皆無。
ビルと云えば薄汚れたものでした。
それが物の見事に、世界に誇れる近代国家に蘇(よみがえ)りました。
ここ一年ほど、所用で甲府、名古屋、京都などの日本の大都市に行ってきましたが、どの町も住宅は新築が多く、塵など殆ど落ちていないし、歩道は綺麗(きれい)でした。
ヨーロッパの都市と比べて、日本の都市の方がダントツに清潔です。
ただ惜しむらくは、過去のブログに何度も掲載しているのですが、日本は電線が都市の景観をたいへん損ねているだけです。
今日の新聞を見ると、政府も本気で電線の排除を考えだしたようです。
私とすれば、こんな嬉しいニュースは久しぶりです。
もし我が国に沢山ある電線を、地下に移して、街から電信柱と電線を消すことが出来たら、名実共に、世界一のきれいな国になるのは間違いありません。
そんなことは見掛けだけで、大した意味は無いと思われるかも知れません…。
しかし、見かけも大変重要だと思うのです。
例えば、滅茶苦茶に汚して、ゴミ屋敷状態になっている部屋と普通に掃除して綺麗に整頓している部屋とを、細菌の数で比較するとほとんど変わりがないそうです。
言い換えれば、ゴミ屋敷に住んでいる人が、我々より病気になり易いとは正直言えないそうなのです。
清潔な町でも、そうでない町でも、生活していく上では大して変わりがないとしても、街も見た目が綺麗だと、食事も美味しく感じますし、気持ちも清々(すがすが)しいものです。
電信柱と電線が消えた町を想像すると本当に小生は心の底から『ワクワク』するのです。
そうなると犬は困るでしょうけど。