院長の独り言 378 ; 石田紅雲さんの『虹のおくりもの』を読んで

私の大学時代の友人からの紹介で来院された石田幸久(石田虹雲)さんから、『虹のおくりもの』と云う氏自身が執筆した、虹の本を頂きました。
この本で石田さんは、虹に関するあらゆる文献を調べあげているのです。
例えば、虹の色、形などの科学的考察、小説などに著されている虹の文学的な考察、そして珍しい虹の絵画や写真が満載です。
この本を少し読んだだけで、虹への関心の奥深さに驚かされます。
自分としては、虹が空に現れた時、自然の繰り出す造形に、感嘆するのが関の山です…。
石田さんは、本当に良く、虹の事を調べ上げたものです!
この本は、目から鱗と云うか、虹に関する様々な情報が満載です。
先人が興味を持って研究した、面白い虹や不思議な虹など、今まで考えも及ばなかった虹のあれこれについて書かれている、本当に珍しい本です。
虹に関して、こんなに多角的に書かれている本を読んだのは、全く初めてでした。
あの有名な画家のミレーも虹に魅せられて、素晴らしい虹の絵を描いているとのこと。
最後に、石田さんに僭越ですが教えて下さい。
虹が、広い畑や野原に現れた時に、その全貌が物の見事に見える時がありますが、虹の出だしの一番端っこの2点が、どうなっているのか、中学生の頃、知りたくて、一生懸命に、その端を追い掛けていた事があります。
遠くからはハッキリと観察出来るのに、側に行くと虹が地面に接している場所が全く分かりません。
虹の端はどうなっているのでしょうか?
フワッと、空に滲むように一体化しているのでしょうかね。
何となく、虹には、水彩画が似合うような気がしますし…。
実際は、いかがでしょうか?

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.