院長の独り言 354 ; 安倍晋三総理、頑張れ!

安倍晋三総理大臣が、デフレ脱却を目指して頑張っています。
長期のデフレが進行すると、パナソニックやシャープなど日本を代表する大企業でも、経営が上手くいきません。
さらなる経営努力するとか、しないとか、あまり関係ありません。
デフレで、おまけに円高と云う状況では、会社の経営が益々、上手くいかなくなります。
あまりの理不尽な円高では、輸出が上手くいかなくなるからです。
もっと早く、日本円の適正な為替相場に合わせなければいけなかったのに、外国に気を遣い過ぎて、今までの政府は過度の円高を是正しようとしませんでした。
デフレで円高では、いくら何でも、例え世界的に優秀な日本企業もつぶれてしまいます。
今までの政府は一体、何をしていたのでしょうか。
アメリカ、欧州、中国などの国々が、それなりの対策を取っているのに、我が国は全く無策でした。
アメリカFRB(中央銀行)のベン•バーナンキ総裁は、『ヘリコプター•ベン』と渾名されるほどに(ヘリコプターからドル札をバラまいている意)、ドルを刷って、刷って、刷りまくっているのですから。
約20年間も不景気でいるという事を、皆さん、お分かりだと思います。
地方の疲弊を見てください…。
安倍総理が2%の物価上昇目標を設定しましたが、日銀があまり積極的でないのが気になります。
白川日銀総裁!
ここは何とか、総理に積極的に協力して下さい。
先日の日銀会見でも、あなたが不機嫌そうにしたので、一時、円高にふれ、株価は下がりました。
良い悪いは兎も角、今までの政策が不味(まず)かったのですから、総理のリフレ政策(需要を創出することで景気の回復をはかり、デフレから脱却しつつインフレーションの発生を防止しようとする政策)を、みんなで応援すべきだと思います。
それでも景気が回復しなければ、また他の方法を考えれば良いのだと思います。
やる前から『総理の方法では、うまくいかないのではないか!』などと、脚を引っ張る評論家がいますが、それでは他にどんな良い方策があるのか、教えて貰いたいものです。
只、批判するのは簡単ですが、先ず『アベノミクス』を粛々と執行すべきです。
アベノミクスとは『安倍晋三総理+エコノミクス』の造語です。
名目の経済成長を最低3%としたのです。
例え、その結果が芳しくなくても、批判すべきではないと思います。
今まで政府や日銀は何もせず、デフレを容認していたのですから。
その間、幾つの中小企業が潰れたと思うのですか。
もし政策が立ち行かなくなれば、また他の方法を模索すれば良い事です。
ただ何もしないのが、一番良くないと思うのです。
ただでも日本人の心が、気弱になってきているのですから…。

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