院長の独り言 348 ; ダンゴムシに舐めつくされた、真っ白なカボチャ…

石川歯科医院の花壇は、美しい花々を植えて、秋を演出しています。
その草木の間に、カボチャの玩具(おもちゃ)を飾り付けました。
橙色の塗料をカボチャに丁寧に塗って、花壇をハロウィン風にした1ヶ月前の話です。
後で分かったのですが、その塗料は舐めてみるとたいへん甘いのです。
綺麗に植えてある秋の花々の間に、その橙色の小さなカボチャの玩具をアチコチに飾り付けて、ハロウィンの雰囲気を出して、患者さんに喜んで貰おうと思ったのです。
花壇はいつもと違った、華やかな雰囲気になったのか、ワザワザ足を止めて見ていく人もいるくらいです。
ところが翌朝、驚いたことに、橙色のカボチャは『真っ白け』に変身していました。
誰かが悪戯(いたずら)したのかもと考えましたが、カボチャの模型に塗られた橙色を剥(は)がして、しかも真夜中にやる程の物好きなんか、とてもいるとは考えられません。
『不思議だ、不思議だ』と思案していました。
あまり不思議だったので、白いカボチャをジックリと観察していたら、小さな黒い点がカボチャの表面にくっついているのです。
それも何となく蠢(うごめ)いている様なのです。
顔を近づけて見てみると、ビックリですが、その蠢いている実態は『ダンゴ虫』の赤ちゃんでした。
ダンゴ虫の赤ちゃんがカボチャの表面に塗ってある甘い塗料を舐め尽くしていたと云うわけでした。
そう言えば、花壇の周りにダンゴ虫がかなりいる事は以前から分かっていました。
それにしても、あまりに見事に真っ白に変身したカボチャ!
ダイダイ色の時より、緑の葉っぱと真っ赤な花の中で、鮮やかに見える白色のカボチャ!
その真っ白なカボチャをそのままにして観賞しています。
だいたいダンゴ虫とは如何なる生き物なのでしょうか?
触ると丸くなる例のヤツです。
甲殻類に属すると云う事は、エビやカニの親戚です。
従って、旨くはありませんが食べても大丈夫。
餌は腐葉土や枯れ葉、煮干しなども好物のようです。
産まれた時から大人のダンゴ虫と同じ姿です。
余程カボチャに付いていた甘い塗料が旨かったのでしょうか、全てのダイダイ色のカボチャが舐め尽くされていました。

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