院長の独り言 341 ; 現代書家の作品集を頂きました

お恥ずかしい話ですが、小生、字を書く事が大変苦手なのです。
名前が修二(習字)なので、本当は字が上手くなければ、命名してくれた親に申し訳ないないのですが…。
言い訳になりますが、元来、私は左利きなのです。
私が子供の頃は、左利きを『ギッチョ、ギッチョ』と言われて、いじめられました。
今はそんな酷(ひど)い事を言う人はいませんが。
却って、野球選手などは、『サウスポー』を歓迎するくらいです。
30年くらい昔ですが、ピンクレディーがヒット曲『サウスポー』を歌っています。
母親は、私が左手で食事をしたり、字を書くことで、友達から揶揄(からか)われているのを見ると、母親である自分が悪いのではないかと、ある種の呵責感を感じて、私の幼い頃から、箸と鉛筆の使い方を厳しく矯正したのです。
私が左手を使っているところを見つけると、ピシッと手を叩いたり、『ダメ!』と大声で叱責(しっせき)しました。
ところが、私が段々、吃(ども)るようになってきたのです。
父親が心配して、知り合いの大学病院のドクターに相談に行ったのです。
そこで、『言語中枢と手の運動中枢が隣り合わせなので、左手の運動をあまり矯正すると、言葉が吃るようになる事がある』と注意されてしまいました。
即座に右手で箸や鉛筆を使う注意はなくなりました。
私は右も左も中途半端に使えるようにはなったのですが、箸や鉛筆が今でも苦手で困っているのです。
世の中、左手を利き手にしている人は約10%だそうです。
だから世の中、右利の人に便利に出来ているのです。
ドアノブや急須の取っ手の位置から始まり、数え上げれば切りがありません。
勿論、歯科の機械や道具全て右利き用です。
小生、歯科の道に入って、本当に心からお袋に感謝しているのです。
お袋のお陰で、ある程度右手も使えていたので、直ぐ歯科の機械や道具に慣れる事が出来ました。
右も左も使えるので、治療や抜歯も非常に便利に出来ます。
そして本題に入ります。
ご夫婦で石川歯科の患者さんである小榎さんから、素晴らしい『書道』の本を沢山頂き、世の中、字の上手な人が多いので感心しています。
日本史で、最澄、空海、醍醐天皇、菅原道真、有名な書家の字は、教科書で見ていますが、小榎さんから頂いた本は、現代の書家もので、同じ字でも書き方によって色々な味があるので感嘆して眺めています。
小榎さん、有り難う御座います。
ジックリ観賞させて頂きますね。
少しは字が上手くなるかしら…

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