院長の独り言 208 ; メンツにこだわらず、経験者に教えを請えば…

福島原発の放射能漏れが深刻な事になっています。
何となく分かるようで良く分からないのが、この放射能漏れです。
人体に多大な悪影響を及ぼす事だけは、かつてのロシアのチェリノブイリ放射能漏れ事故で、世界中に知れ渡っています。
我が国では広島や長崎の原子爆弾による被害があるので、なおさらです。
放射能漏れと聞いただけで、われわれ日本人は震え上がってしまいます。
放射能とは、放射線を出す能力の事です。
例えて言うなら、家庭で焼き肉に使うガスボンベからガスを出す行為及びガスが正しく出ている過程が放射能です。
出ているガスが放射線という事です。
ガスボンベが何かの理由で壊れてしまい、正規の過程を踏まずに漏れてしまうのが、要するに放射能漏れに当たります。
ガスボンベからのガス漏れ程度では『ガス臭い』で済みますが、原発からの放射能漏れでは人体に対する悪影響は計り知れません。
さらに継続的に漏れ続けたら、日本だけの問題では済みません。
万が一、爆発したら、あの小さなガスボンベでもかなりの被害が出るのです。
ましてや…。
想像しただけで、恐ろしい話です。
東電にとっては当然ですが、初めての本格的な原発事故です。
初めてなので、その処理の仕方が良く分からなければ、メンツに拘っている場合ではないと思うのです、東電は。
原発事故を経験しているロシアに頭を下げてでもお願いして、一刻も早く対策を打つべきではないでしょうか。
ロシアもこの緊急事態です、快く協力して呉れるものと確信します。
本当にその修理の仕方を東電で熟知しているのであれば頑張って貰いたいだけですが。
『絶対安全です!』と地元の人を説得して造り上げた原発です。
あの原発のお陰で、東京をはじめ、首都圏は大いに助かり潤ってきたのです。
あのような大津波は想定外で不可抗力であった事は間違いありません。
しかし、この緊急事態勃発!
恥などかなぐり捨て、あらゆる可能性を考えるように東電、そして行政に心からお願いします。
運良くこの難局を切り抜ける事が出来た暁には、われわれ日本人は皆で一致団結して頑張れば、必ず再生出来ると、後々、子孫たちがどのような難局に遭っても、勇気を以て対処できるでしょう。
いや、未来は震災前より、もっと素晴らしい国になると私は確信します!

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