院長の独り言 147 ; 東欧への旅 第6日目-チェスキー・クロムロフからチェコの首都プラハまで-

午前中はフリータイムなのでユックリ起きれば良いのに、朝4時に目が覚めてしまいました。

時間を持て余してしまい、朝風呂とシャレ込みました。

朝食を済ませた後、数人で昨日、訪れたクロムロフ城の塔に登ってみる事にしました。

チェスキー・クロムロフの朝

午前8時40分頃にホテルを出発し、ブラブラと広場を通って街中を散策した後、城のシンボルの塔に到着。

チェスキー・クロムロフ城の塔を眺める

160段の狭い階段をフーフー、ヒーヒー言いながら登って行ったのです。

朝早いので観光客も少なく、展望台まで比較的にスムーズに登る事が出来ました。

塔の上から望むクロムロフの街は、玩具(おもちゃ)の家の集まりといった感じです。

こうしてクロムロフを一望してみると、あまりにも小さい規模の集落なので拍子抜けしてしまいました。

まるで遊園地のようです。

チェスキー・クロムロフ城の塔から

昨日、城内を見学して思ったのは、小さい村にしては城が大き過ぎ、しかも城の管理が異常に厳重なのです。

ツアー客が出入りする度に部屋のドアのカギを懸けてしまいますし、監視している係員も異常に多いのです。

観光客に城内の物を持ち運ばれるなど、何か訳でもあるのでしょうか?

気後れしながら何となく緊張もして、マイセンのシャンデリアや陶器、金の馬車などを見学しました。

今朝、昨日見落とした場所も見学でき、一通り、お城の中を見終わって、城の裏にある英国庭園を見学し、街中に戻り、お土産屋を見てまわりました。

チェスキー・クロムロフのお土産屋

チェスキー・クロムロフのお土産

大概のお土産屋さんは閑散としている中、何故かチョコレートだけは人気のようで、店の中はお客で満員です。

しかし、チョコレート屋の店員はと云うと、混雑しているのにも関わらず、日本の店では考えられない程にのんびりしているのでビックリです。

売る気が有るのか無いのか、お客がイライラしていても平気の平左と云った風でチョコレートを売っていました。

味はイマイチ…。

小生には甘すぎました。

店の前から広場へ、そして、ホテルまでの石畳の路は歩きにくく転びそうになります。

地元の人達は何事もユックリと悠然と行動しているので大丈夫なのでしょう。

チェスキー・クロムロフの石畳

昼はチェコ料理のマスのムニエルとパンとチーズでした。

ここに至って、和食がいよいよ恋しくなって来きました…。

1時過ぎにバスに乗り込みプラハに出発。

途中で南ボヘミア地方の家並みが残る世界遺産のホラショヴィチエ村に立寄ましたが、観光客は殆ど見られず、閑散とした静かな田舎といった趣です。

ピンク、ホワイト、イエロー、ブルーなどパステルカラーで彩られた壁と特徴的な切妻の屋根という南ボヘミアのバロック様式の家が軒を並べています。

ホラショベチ村

その素朴な家は150年以上もの間、住民によって大切に保たれ続けているとの事。

色とりどりのお菓子で出来た家と云った感じです。

トイレなどを済ませてその村を出発し、プラハのインターコンチネンタルホテルに着いたのは夕方の5時近くでした。

プラハの街も、ブタペストやウイーンと同じ様に中世の街並みを見ているといったところです。

少しホテルで休んだ後、添乗員にせかされてディナーのチェコ料理を食べる為、バスでドナウ川の畔のレストランに出向きました。

常に東欧の大都市にはドナウ川が横たわっているので、こればかりは本当に驚嘆してしまったのです。

母なるドナウ川を実感しました(チェコではドナウ川をボルド川と言います)。

プラハ城を望んでディナー

出て来たプラハ料理はと云うと日本とは違い、肉や魚や野菜がドッサと出て来て、何となく食欲が失せてしまいそうです。

メインは鮭のグリル、アヒルのロースト、子豚のロースト、鹿のカルパッチョなどから一つを選ぶのですが、それも一つ一つの料理が半端じゃない量で、一人として全部の料理を食べる事が出来たツアー客はいませんでした。

その他に、デザートのプラム団子や野イチゴのワイン漬けなどが出るのですから…。

向こうの人は本当に大食漢ですね。

男性も女性も同じ物をペロッと平らげていました。

食後は、ボルド川の夜景を楽しみながら広場を通り、そこから放射線状にある通称ブランド通りを酔い覚ましがてら、ホテルまで歩いて御帰還。

ロビーで少し皆と今日一日に体験した事などを談笑して自室に戻りました。

(次回に続く)