インプラントを植立する本数について
当院のホームページをご覧になられた方から質問がありましたので、お答えします。
『歯が一本もない場合、何本のインプラントが必要となりますか?』との問いです。
上顎と下顎で、骨質や骨量が異なりますし、インプラント・ブリッジにするか、あるいはインプラント義歯にするかでも異なります。
また、様々な意見があり、答えが完全に出ている訳ではありません。結局、個人差の問題になります。
下顎は上顎より骨質が良いので、インプラント本数は少なくなります。取り外しのいらないインプラント・ブリッジで、4~8本くらいです(上の写真)。
また、上顎は比較的に骨質が良くないので、下顎より植立本数が多くなり、取り外しのいらないインプラント・ブリッジで、6~10本くらいです。
ただし、パラファンクション(食事などの機能時でないときの顎の運動)とよばれるくいしばりや歯軋りの癖を持つ場合は、上下顎とも、もう少し本数を増やすこともあります(下の写真)。
費用に関しては、本数が多くなるほど、1本当たりの費用を安くしています。