院長の独り言 308 ; 高尾山へ日本国の安寧を祈願に行きました

寒さが本格的に厳しくなってきました。
311の後、その後遺症で、何も考える事が出来ず、自然の力にただ、ただ驚いて、あれよ、あれよと呆然としているうちに、クリスマスも過ぎてしまいました。
12月28日(水)午前で、今年の診療は終了。
午後は大掃除と忘年会です。
例年は、一年間、無事で、ホッとした気分でこの日を迎えるのですが、今年は無事に終わったにも関わらず、ホッと出来ない心境なのです。
昼休みになるのを待って、息子と山森君とたまたま用事で来た業者の社長さんと小生とで、高尾山に、この国の未来の無事と発展を祈願しに、早足で出向きました。
寒いにも関わらず、大勢の人が信仰の山である高尾山に登って来ています。
去年はニコニコしている人が多かったのですが、今年は、口を『への字』にしている人が目立ちます。
日本人の優しさと真面目さに感じ入ります。
皆さん、大震災で犠牲になられた方の冥福と、被害に合われた人達のいち早い立ち直りを考えているのでしょう。
高尾山薬王院と成田山新勝寺と川崎大師は、真言宗智山派の大本山として有名です。
不動明王が祀られています。
われわれも本堂で手を合わせた後、山道沿いの食堂で蕎麦とおでんを食べました。
『竜(たつ)年が、少しでも明るい年になって欲しい…』と願いつつ診療所に戻ったのでした。
大掃除を終えた後は、例年通りの忘年会です。
場所は、いつもの割烹料亭ですが、今年はお客が少なく感じました。
やはり、大震災の影響を受けて、世の中、自粛ムードなのでしょうか。
こう云う時こそ、元気を付けようと、忘年会では、石川歯科で初めての企画『ビンゴ』をやってみました。
思った以上に大受けで、女性スタッフは賞品が当たるたびに大歓声を上げていました。
今年もスタッフ全員、懸命に業務に励んだので、皆の顔も生き生きとしています。
お酒も入り、ワイワイ楽しそうに話も弾み、一時(いっとき)は、大震災も忘れてしまいました。
今年も、来院していただいた多くの患者さんに心より感謝すると同時に、来年も宜しくお願いします。

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