院長の独り言 150 ; 東欧への旅 第8日目-そして帰国…-

いよいよ帰国です。

プラハは9月23日(木)朝8時半にインターコンチネンタルホテルを出発。

ルズィニェ空港に到着後、チェックイン。

先ず、中継空港のヘルシンキに向かい、フィンランド航空AY716便で正午少し前に離陸、天気は快晴。

青空

ジェット機の窓から、下界に延々と続く田園が、箱庭のように小さく綺麗に見渡せます。

空から...

快適なフライトで、無事に午後2時40分にヘルシンキに到着し、毎度のセキュリティーチェックと出国審査を受けました。

この空港はヨーロッパ各地からの日本へのトランジット空港の一つのようで、成田行きの待合室には、日本人が多数、帰国の為に集結しています。

行きと同型の飛行機AY73便で成田に向かって、夕方5時15分離陸しました。

飛行機

途中、気流の関係で、何度か強く揺れましたが、全体のフライトとしては、安定した乗り心地でした。

機内で

成田空港に着いたのは9月24日(金)の朝9時、フィンランドと日本との時差は6時間なので、ヨーロッパは今頃、真夜中と云う事になります。

歳が歳なので、帰国第一声は『やれやれ…』という安堵の気持ちです。

先ず、頭の中に浮かんで来たのは『寿司が食べたい』『ラーメン、うどん、そばが食べたい』、そして一番食べたいのは炊きたてのご飯とみそ汁、お新香。

全く小生は、頭にバカの付いた日本人そのものです。

それにしても、食欲が一番とは情けない限りです…。

10日振りに我が家に帰ってみると、東欧のあちこちに行って来た場所や食べた物などが、走馬灯の様に脳の中を駆け巡り、ブタペストやクルムロフやプラハのお城、ウィーンやプラハ、ブタペストのレストランなど一週間前に行動して来た事が、脳の中でゴチャゴチャになってしまい、何がなんだか分からなくなってしまうのです。

理由は頭も鈍くなって来ているのも確かですが、何しろハンガリーもスロバキアもオーストリーもチェコもみんな、街並みも食べ物も似ているのです。

良くぞ、疲れていても眠くても、毎日、寝る前に一日の行動をメモしていたものだと、我ながら自分を褒めたい気分です…(誰かの物まねですね)。

このブログも何とか書けているのも、面倒がらずに、寝る前に毎日の出来事を、丁寧にメモしていたお陰です。

若い頃は、記憶力は結構良かった方なので、手帳などは無用の物でしたが、還暦を迎える頃からは、一寸した事でも何でも手帳に記録していないと、『忘却の彼方に…』現象と言ったところです。

加えて、今回、訪れた4カ国は見分けの付きにくいくらい、似たような街並みなので、余計に旅の記憶がゴチャゴチャになってしまいました。

メモする事と写真を撮る事の大切さを、今回のツアーほど痛感した事は有りません。

大いに遊んで来たので、帰国後の2日間、土曜日と日曜日に休養した後、月曜日から何時もの様に頑張って診療に励みます。

私が今回の旅行で一番感じた事は、何処の国の人もみんな、同じような事を考えていると云う事でした。

当たり前ですが、我々が楽しい事は何処の国の人も楽しいし、我々が腹立たしい事は何処の国の人も腹立たしいし、我々が悲しい事は何処の国の人も悲しいに決まっています。

美味しい物を食べている時に悲しい顔は有りませんし、名画を見ている目は、どの国の人も真剣です。

異国の文化に触れる事も勿論、大切です。

しかし、異国の人の心に接する事が、それ以上に大切と云う事を感じた10日間の旅でした。

楽しかった東欧旅行

(今回のブログで『東欧への旅』は最終回です)