ケンテック社、新しいデザインのインプラント・フィクスチャー、Tapered F-typeを紹介!
先日のブログで紹介したTapered F-type (以下、TF)をもう少し詳しく紹介したいと思います。
TF-type開発のきっかけは、従来より発売しているF-typeの機能を補填するためです。
F-typeは、Platform switchingデザインを強調し、いわゆる『Bone platform swtiching』概念の実現化を図っています。
Bone platform switchingとは、Reverse conical neckを持つフィクスチャー・デザインにて実現する概念です。
去年のThe journal of Oral Implantologyや今年のQuintessence Internationalで紹介されている、比較的に新しいテクニカル・タームです。
Reverse conical neckとは、フィクスチャー・プラットフォーム外縁に傾斜を持つデザイン の事を指します。
下図はF-typeの40度傾斜です。
その傾斜の上にも骨を乗せると、非常に骨吸収しにくくなり、インプラント周囲炎の予防に繋がります。
つまり、インプラントの長期安定性を実現してくれるのです。
F-typeにより、Bone Platform switchingを達成できるフィクスチャー・デザインをケンテック社は手を入れたのですが、今回のTF-typeで目指す事は、初期固定強化型インプラントの開発です。
今年の9月には、ユーザーの手に届くと思います。
その美しいデザインをご覧ください。