院長の独り言 27 ; 四十年の去り際

一年経つのが早く感じるようになると、歳をとった証拠だと良く云われますが、小学生の頃はたった一日の事でも、長くて長くて時間を持て余しぎみでした。

今は一日が驚くほど短く思えて、新幹線に乗って呆然と外の景色を、いや時間をやり過ごしている感じです。

あれもしなきゃ、これもしなきゃと毎日、ただ気持ちだけが焦っています。

開業の時から来院していて、お互いに気心も通じ、治療に来ると云うよりは、世間話が目的でいらっしゃる患者さんも、当院は結構多いです。「あの頃は先生も若かったね~」などと、自分も若くないのに憎まれ口をたたいて、昔の話に花を咲かせて喜んでいます。

本当に、アッと云う間に40年経ちました…。

特に、仲の良い患者さんと云うのも変ですが、長く贔屓にしていただいた患者さんの訃報を知らされると、本当に意気消沈します。長く診療に携わっていると、悲しい経験も多々有るのです。

医療は人と人との関わりで成り立っている仕事ですから、そう云った悲しい出来事も止む負えない事と重々承知していますが、患者さんに感謝されたり怒られたりして、そして、悲喜交交の経験を積み重ねて、信頼されるドクターに育っていくのでしょう。

積み残した諸々のことは、新しい技術を習得して頑張っている息子や若いドクターに委ねていきたいと思います。それまでに、もうひとふん張り、頑張りますか!

夕焼けと飛行機雲

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