院長の独り言 343 ; アルコール禁止!

40年前、喫煙を止めたのですが、アルコールは最近まで、毎日、晩酌していました。
酒好きは遺伝なのでしょうか、親も、兄弟も、息子も大好きです。
もっとも息子は2~3年前に、禁酒してしまいましたが…。
食前に1合程度飲むと、少々酔った気分になり話が弾みます。
それから刺身をツマミに2合ほど飲み足した後、御飯を食べる…、という毎日でした。
勿論、アルコールの種類はなんでもOKです。
ビール、焼酎、ワインも大丈夫、若い頃はウイスキーのストレートをよく飲みました。
ところが最近になって、血液検査で異常値が出てきたのです。
肝臓や膵臓、腎臓に関連する値にです。
この歳になるまで、あまりにもお酒を飲み過ぎた報いが、いま出てきたと云う訳です。
家族みんなに『休肝日』を作るように、随分前から、うるさく忠告されていたのですが、『大丈夫、大丈夫』と聞き流してあまく見ていた報いです。
今となっては養生する以外、術が無いようです。
アルコールは2週間に1回程度、それも1〜2合に制限されてしまいました。
勿論、食事は塩分控えめの薄味、家内も私の料理作りが大変のようです。
こんな話を医院ですると、まるで人事のようだと、みんなに苦笑されています。
禁酒なんか大した事ではないと、少しタカを括っていたきらいがありました。
毎日、飲酒が当たり前だと、身も心も慣れ切っていたので、いざ半分禁酒状態になってみると、最初の2~3日は、食事がたいへん不味(まず)く感じ、何度もお酒の誘惑に負けそうになったのです。
『もしかすると、俺はアル中ではないか!?』と悩みました。
しかし、1週間くらい必死に我慢して、お酒を飲まないでいたところ、食前酒など飲まなくても、平気で食事が出来るようになったのです。
正直、最初の頃は、『ノンアルコールビール』の手助けを受けていました。
ところが、当院の山森君が調べてくれたところ、ノンアルコールビールにも、尿酸値を上げるプリン体が少し含まれているようで、プリン体が全く含まれないビールに似た味の『ホッピー』を息子に買ってもらったりと、ジタバタしていたのです…。
しばらくすると、それも必要なくなりました。
何とか酒の魅力から離れる事が出来たようです。
これからは食事を出来るだけゆっくり時間をかけて楽しむように努力をしたいと思っています。
それにしても、もう毎晩の晩酌は無理だよなぁ~
食事の美味しい、秋の晩酌は特に美味しいのだけれどなぁ~
残念…

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