院長の独り言 132 ; 雨の音…、その他
先日、珍しく雨の降る音で目が覚めてしまいました。
時計を見ると、まだ4時前です。
このところ、好天と云うか連日の猛暑が続いていたので、却ってザーザー降ってくれて大助かり、ホッとしているのが正直な気持ちです。
全く運が良いと云うのか、八王子では夏祭りが終了した途端に雨が降って来たのですから、筋書き通りの展開とは、こう云う事を言うのでしょうか。
祭りを境に暑さもピーク、いよいよ実りの秋の到来です。
灌漑設備の整っている我が国では『日照りに不作なし』の言い伝えの通り、今年の米は豊作、あとは景気が回復すると良いのですが…。
何とか円安になって呉れれば、景気も回復すると思うのですがネ。
私が開業し立ての昭和48年は第一次オイルショックで、トイレットペーパーが品不足になり、スーパーにトイレットペーパーを求める主婦の群がる映像が毎日のようにテレビに流されていました。
しかし、その当時は円安で、景気は大変良かった事を思い出します。
自分の長い人生での経験上、何しろ、日本は円安の時は常に景気が良いのです。
現在の政府、日銀はどのような見解を持っているのでしょうか。
一見、物が安くなると良さそうに思うのですが、一寸考えれば分かる事ですが、巡り巡って皆の収入も少なくなる訳ですから、日本全体の大きい経済の動く範囲で考えてみると、経済活動はどんどん縮小していくし、その結果、失業者も増加する事になり兼ねません。
所謂、デフレスパイラルです。
物がもっと安くなると分かっていて、人は物を買う訳が有りません。
日本では円高は不景気を呼びデフレの源と云う事です。
買いたいものが一段と安くなるのが分かっていれば、物を買う事を躊躇する事になるでしょう。
安くなるのを待つに決まっているのが道理です。
反対に、待っていると物の値段が高くなってしまうなと思った時には、人は挙って物を買う事になり、結果として景気が良くなるのではないですか。
今日もテレビで失業者が増加している旨、深刻な数字を出して解説しています。
子供手当や外国に援助金を振る舞うより、5円~10円程度の円安にして貰えないものでしょうか。
金融政策も、常にアメリカドルの後塵を拝する事となります。
お願いしますよ、本当に!
国内の製造業を弱体化し、結果として失業者を増やし、これ以上の不景気風を吹かして、一体、どうする気なんでしょうか?