院長の独り言 105 ; 小惑星探査機『はやぶさ』の快挙!
全く素晴らしい快挙ですね!
今から7年前の5月に、小惑星『いとかわ』に向けて発射された小惑星探査機『はやぶさ』が地球に無事戻ってきました。
テレビや新聞の報道によると、何度も地球に帰還出来ないのでは無いかと思われるような危機をその都度、担当者の素晴らしい知恵と大変な苦労で乗り越えて、60億㎞の気が遠くなるような距離を飛んで無事に地球に戻って来たのですから、このはやぶさに関わった人達に心から『おめでとう!』と言わせていただきます。
同時に日本人として世界に誇れる気持ちで一杯です。
それにしても、火星以上に遠い、もう少しで木星に行けてしまうと云う小惑星まで往復したのです。
勿論、このように遠い惑星まで探査機を飛ばしたのは世界初ですから、日本人としてこんなに誇らしく嬉しい事は有りません。
日本時間で昨夜11時少し前に、オーストラリアの砂漠に無事に落下した事が確認されたとのことです。
目的地の小惑星の名前が『いとかわ』と日本名です。
日本のロケット開発の父、糸川英夫博士の名前から由来しているのです。
このいとかわ小惑星はアメリカのマサチューセッツ工科大学リンカーン研究所で、1998年に発見されています。
丁度、日本で、この小惑星に向けて探査機を2003年5月に発射に成功し、探査に出発した事を祝して、その年の8月に『いとかわ』と命名されたそうです。
地球と小惑星を往復する距離の60億㎞とは、多分、地球と月を5千回以上往復する距離に匹敵するのではないでしょうか。
確か事業仕分けの時に、科学分野で『日本は2番目でもいいのではないか?』と科学者のプライドをひどく傷つける事を、さる政治家が言っていましたが、やはり科学は世界で一番が特に良いですね。
二番煎じはお茶だって美味くないですよ。
この小惑星往復の快挙は世界中で大変な話題になっていると思います。
現に本日、香港のニュース番組をBS放送で流していましたが、トップニュースは『はやぶさの無事帰還』でした。
それにしても全く、日本人は謙虚な国民ですね。
この快挙を外国にほとんど宣伝することもないですから。
日本人の事を野蛮人とかなんとか言う外国の人がいますが、本当に失礼な話です。
世界で一番礼節を重んじる国なのに…。
もし、その様な失礼な事を言う国があったら、政府は厳重に抗議をして下さい。
あんまり下手に出ていると甘く見られるだけです。
サッカーワールドカップに出ている外国人選手を見ても、日本人選手が気の毒になるほど、ガンガン自己主張している選手ばかりです。
是非、日本選手は気後れしないように頑張って下さい。
まずは今夜の初戦です。
『頑張れ!!日本!!!』