院長の独り言 78 ; 懐かしいなぁ~、ハイボール!
小生が大学生の時、高校の頃仲の良かった友達と、自宅近くの小さなバーに大学の帰りによく待ち合わせして、夜9時頃から深夜1時頃までハイボール一杯で駄弁ったものです。
バーのママさんは60絡みのなかなかの器量良しの優しい人でした。
我々を自分の子供のように扱ってくれたので、大変居心地のいいバーでした。
何しろ、ハイボール一杯で何時間もネバッているので、今から思えば随分ひどい迷惑をかけていたんだなあと後悔しています…。
ママさんは嫌な顔一つせず、よくぞ3時間も4時間も世間の常識も分からない二人の大学生を、ハイボール一杯で居させて呉れたものだと思うと、その当時の図々しい行動が、今思えば赤面ものです。
なぜ、こんな話を書きだしたのかと皆さん不思議に思うでしょう。
それは、最近、テレビや新聞にハイボールの事がよく出るようになって急に懐かしくなり、書きたくなったからです。
私が若い頃は、ハイボールはお酒の中で常に一定の人気があり、かなりの年配の人も若者もビールと同程度に飲んでいたのではないかと記憶しています。
いつの頃からか定かでは有りませんが、ビールは益々鰻上りに人気が上がっていくのと反比例するように、ハイボールがバーなどの飲み屋街で隅っこに追いやられてしまって久しかったのです。
ところが、ここにきて、ハイボールと云う文字がテレビや新聞などから小生の目に突然飛び込んでくるようになってきました。
ハイボールは若い頃、随分お世話になっていたので、懐かしいやら嬉しいやらでブログに載せたくなったと云う次第です。
なぜ、急にハイボールなのでしょうか。
この頃、アルコール飲料として全く人気が無く、世間からご無沙汰だったハイボールとは、そもそも如何なる飲み物なのでしょうか。
皆さんご存知ですか。全く馬鹿にスンな!ですね。
小生は若いころハイボールには随分お世話になっているので、よ~く知っています。
簡単に言うと、ウイスキーに炭酸を混ぜた飲み物で、カクテルの一種である事は間違い有りません。
ウイスキーの混ぜる量によって、酔いの速度も違うし、味も全然変化するのが面白くて、若いころ、飲みに行くと必ずハイボールを注文していました。
料金も安いのでハイボールは本当に当時の貧乏大学生向きの飲み物なのです。
家庭教師のアルバイトでしか入らないコズカイから、何とかハイボールを飲むお金を捻出する事も結構楽しい行為なのでした。
安くて手ごろなハイボールは自分には、酔って良い気分にしてくれる『恵み水』と云うところでした。
ここにきて、ハイボールが注目されてきた事は自分にとって、青春時代が蘇って来たような淡い懐かしい気分になりました。
当時にかえって、友達とあのママさんのいるバーにもう一度行きたくなりました。
もうとっくにあのバーは無くなっているのですが…。