院長の独り言 306 ; ボーナス出ましたか?

ほとんどの企業では、今年の暮れのボーナスはもう支給されたのでしょうか。
新聞やテレビで話題になっていましたが、公務員のボーナスの支給額が、去年より増額されたそうです。
羨ましいですね…。
世界的な不景気風が吹き荒れているこの暮れ、全くボーナスが出ない会社も結構あるそうです。
減額されても、ボーナスが支給されれば、まだマシと云うことでしょう。
ボーナスと言えば、私も今から45年ほど前、国家公務員だったので、『賞与(ボーナス)』を頂いていました。
景気の良い時代だったので、銀行や証券会社に勤めていた高校の同級生は、『12月のボーナスが10カ月分支給された!』と鼻高々に吹聴しまくりでした。
一方、自分は…と云うと、国家公務員のボーナス支給額は、確か年4.7カ月分だったと記憶しています。
6月に2カ月分、12月に2,5カ月分、そして3月に0.2カ月分出ていたのです。
3月の0.2カ月分は、助手(助教)任官後、支給されてから初めて知ったのです。
その3月の『賞与』は、雀の涙ほどの支給額でしたが、予期しない突然の事だったので、家内も私も大変得をした気分になったのでした。
早速、二人で、ステーキを新宿に食べに行って、ほとんど使い果たしましたけど…。
当時は、日本が経済的に絶好調でしたので、給料も、ボーナスも、民間企業の方が、公務員より断トツに良かったのです。
公務員は『薄給の代表』のような職業でした。
『おまえの給料安くて気の毒だ…』
友人と会食すると、勘定を持つのは、いつも彼の方でした。
ほとんど全ての勤め人が、ボーナスが貰えていたので、12月になると、どこの繁華街も人で溢れて華やいでもいました。
最近は、シャッター商店街が目立ってきて、寂しい限りです。
お金の話に戻しますが、現在は、国も地方も公務員の待遇の方が、民間より上になっています。
40~50年前と現在では、驚いたことに、両者の立場が給与の面で、逆転してしまったのです。
マスコミの報道によると、民間の平均年俸は、公務員の年俸の三分の二程度だそうです。
小生はと云うと、40年前に歯科医院を開業したので、それ以来、ボーナスは無し、と云うより、スタッフに支払わなければならない立場です。
大変ですが、みんなの嬉しそうな顔を見る事が出来て、『今年もボーナスを支給出来て良かった…』と胸を撫で下ろしています。
ホッとして、一杯飲みたい心境なのですが、禁酒中なので我慢です…。

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