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院長の独り言 16; 中華料理店『香蘭』と石川歯科

開業した時から家族のようにお付き合いしている『香蘭』、美味しい中華料理のお店です。

世話好きなお父さん(通称 ; マスター)と奥さん(通称 ; ママさん)。

そして、可愛い小学生だった頃が懐かしい、今は美しい淑女の二人姉妹。

一家揃って、石川歯科を応援してくれています。

『香蘭』の中華料理の中でも名物は、本当に此処でしか食べられない餃子で、一度食べると病みつきになること請け合いです。

『香蘭』の詳細はこちら http://ishikawadent.com/kouran.html

現に毎日、注文の多さに、ご夫婦でテンテコ舞いしています。

石川歯科は幸い、ご近所の皆さんが大変多く治療に来られています。

八王子の八日町で開院し、この大きな街を中心にして、近隣の市や都内から、または山梨や埼玉など、地域医療にほんの僅かですが、お役に立てている事を、スタッフ一同、心より喜んでいます。

上顎臼歯部のインプラント治療を妨げる解剖学的リスクファクター、その名は上顎洞

先日は、インプラント治療における下顎臼歯部の解剖学的なリスクファクターについて解説しました。

今回は、上顎臼歯部における解剖学的なリスクファクターについての解説です。

上顎洞解説

上顎部レントゲン写真において、両側に赤線部に囲まれている部分があります。

名称は上顎洞といって、ここをインプラントが突き出てしまうと、蓄膿症の原因となりますので、インプラント治療における注意すべき部位となります。

特に、骨の高さが10㎜以下であると、以下3枚の写真のように、上顎洞内に骨を造る方法が一つの選択肢となります(サイナスリフトやソケットリフトと呼ばれます)。

サイナスリフト

サイナスリフト術後1

サイナスリフト術後3

しかし、手術の侵襲度が比較的に大きいために、患者さまは勿論、できれば術者サイドも避けたい治療方法です。

かといって、部分入れ歯の違和感を避けたい…。

そのような患者さまには、上顎洞を避けてインプラントを斜めに埋入したり(傾斜埋入法)、短いインプラント(8㎜以下のショートインプラント)を上手く配置することで、上顎洞内の骨造成を避ける方法もあります。

下4枚の写真は、上顎洞内に元々、炎症が存在し、抗生剤による薬物療法を2ヶ月間行っても軽減しなかったケースです。

骨造成を行っても、さらに炎症を惹起してしまう可能性があります。

術前傾斜埋入

解決策としては、骨の高さのない後方部は、ショートインプラントを傾斜埋入することで、一番奥歯まで噛むことを可能にしました。

術後上顎洞3

術後上顎洞2

傾斜埋入

上顎洞を避けて埋入

ひとは年を重ねると、風景に興味が向くのでしょうか…

今朝、自宅より医院へ向かう途中、いつも通り、日野橋を渡りました。

車窓から見た光景は、重苦しい雲間の所々から光の柱が差込み、神々しいまでです。

日野橋より

村上春樹氏の小説『ノルウェーの森』冒頭の一場面を思い出しました。

主人公の『ワタナベ』君がハンブルク空港に降り立つ光景を、『フランドル派の陰鬱な絵の背景』と描いています。

今朝も、まさしくフランドル派の絵の背景のようでした。

そして『ワタナベ』君は、機内で流される曲、ビートルズ『ノルウェーの森』を聞き、頭を蹴り続けられる感覚に襲われましたっけ…。

私が小説『ノルウェーの森』を読んだのは、高校2年生だったと思います。

あの時は、小説の持つ雰囲気や主人公たちの会話のおしゃれさに憧れたものです。

しかし今、同小説を読むと、今度は私が頭を蹴られることとなるでしょう。主人公と同じように、ある曲が流れると、感情を乱されることもあります。

小説家の安岡章太郎氏が芥川賞の選考委員だった頃、いつかの選考委員会で、ある作品を評して、『若い人は人間に興味が向かうが、歳をとると風景に興味が行く』云々の文を書いていましたが、私も人並みに年を経ているのでしょうか。風景の変化に気をとられるようになってきました。

今朝の空気は非常に澄んでいて、思わず美しい景色に出遭ったので、デジカメで撮影してみました。

院長の独り言 15 ; なが~いお付き合い

開業して37年になると、患者さん本人、その子供さん、そしてお孫さん、また曾孫さんと、一家四代にかけて、我が医院を訪れる御家族があり、本当に有難い事です。

患者さん本人がインプラント総義歯、その方のお子さんはインプラントブリッジ、お孫さんはレジンの詰め物を、そして、曾孫さんが虫歯予防のフッ素塗布…、といった具合です。

三歳四歳の聞き分けの無い、そして、散々に治療を拒否するチビさんだった子が、中学生になる頃には、大変聞き分けの良い患者さんに大変身し、さらに、今度は結婚すると、自分の子供を連れてくるという本当に嬉しいお付き合いに発展しています。

子供が泣いているのを見て、一寸照れながらあやしている若い親を見ると、思わず涙が出そうになります。

35年以上、地域医療に関わってきた、まさに醍醐味です。

当院は息子が医院を継承するので、患者さんとの物語はまだまだ継続中です。

当院で、なが~いお付き合いをしてみませんか?

下顎のインプラント治療を妨げる解剖学的リスクファクター、その名は“下顎管”

下顎骨の中を通っている管があります。名称は下顎管と言います。

その中には、神経や血管が通っていて、仮に、それらを傷つけてしまうと、術中の出血や術後の下唇・オトガイ部の麻痺や痛みを生じます。

その管が一番接近するのが下顎臼歯部で、同部におけるインプラント治療の大きなリスクファクターとなります。

下顎臼歯部にインプラントを埋入するケースにおいて、骨の高さが足りず下顎管と触れてしまう可能性が高い場合は、インプラントの埋入は非常にリスクが高いこととなります。

以前、そのような症例においては、同部の手術を避けるか、あるいは、いろいろな意味で患者さまに負担を強いる骨を増やす方法(骨造成法)を行うしかありませんでした。

しかし、『肉体的・経済的な負担が大きい骨造成法は避けたい』し、しかも『一番の奥歯まで使って噛みたい!』との患者さま方からの要望は強いです。

当院においては、短いインプラント(ショートインプラント。長さ8㎜以下のインプラントを指す)の埋入をお勧めしております。CTによる3次元画像データと、ある種の外科的なテクニックを必要としますが、患者さまの負担は通常の症例と変わりません。

勿論、時としては、インプラント治療を避けなければいけない症例や、骨造成法を避けられない症例が存在するのも事実です。

第二大臼歯(一番の奥歯)を使って噛みたい方は、いろいろな方法がありますので、あきらめずにご相談ください。

下の写真の症例は、右側下顎第二大臼歯部に、ショートインプラントを埋入したものです。レントゲン写真の黄色い線が下顎管です。

下顎管とインプラントまでの距離は、およそ2.5㎜です。

これで、この患者さまも奥歯で噛めるわけです。

右側パノラマ写真下顎管

咬合面

頬側面

奥歯でも審美性の確保されたインプラント治療

豪快に笑われる気持ちの良い男性が、紹介により当院へ初診されました。

カッカッと白い歯を見せて笑われるのです。

笑うと、かなり奥の歯まで見え、部分入れ歯の針金が見えます。

その方は左側上顎部のほとんどの歯を無くされていました。

奥歯でも審美性を確保し、しっかり噛めるように…、とのご希望です。

身体がガッチリとして、噛む力も強い方です。下の写真のように、喪失した5本の歯と同じ数の、5本のインプラントを埋入し、インプラントに土台を立てました。

左奥歯インプラント

そして、さらに下の写真は、セラミックのかぶせ物を装着したところです。ちなみに、鏡を通しての写真なので鏡像です。

インプラント治療を為された奥歯に有り勝ちに、金属の土台が見えずに、審美性が十分確保され、患者さまも再び豪快に笑えます。審美性にもこだわる、当院のインプラント治療はここまで達成できるのです。

左奥歯インプラント2

左奥歯インプラント1

2010年(平成22年)1月4日(月)よりの診療となります

2009年(平成21年)12月28日(月)はお休みさせて頂きます。

新年は、2010年1月4日(月)午前9時よりの診療となりますので、宜しくお願い致します。

写真は、わが医院で飼育しているハリセンボン、マスコットのプクちゃんが食事を終えて、ねぐらで寝ているところです。

プクちゃんもお休み中

インプラント治療の持ちは?

良く患者さまにたずねられる質問に、『インプラントはどれくらい持つのですか?』があります。

具体的に『10年以上でも十分、大丈夫!』とか『一生持ちます!』と答えたいのですが、ウソになるので一般論で答えるしかありません。

予想外にも、患者さまのメインテナンスの仕方が悪い場合や、患者さまが不幸にも骨の病気に掛かるかもしれません。

私がインプラント治療を始めて、10年以上が経過しました。その期間で、前歯部や臼歯部の色々な部位を混ぜて、インプラントの98%以上が残存しています。

当院でインプラント治療を受けられる患者さまには、全身状態や口腔内の状態を精査して、そのリスクファクターについても説明し、治療を開始します。場合によっては、血液検査を当院で行っています。

一つの参考としての話ですが、以下の写真は右側の中切歯部のインプラント治療を行ってから7年経過している患者さまのものです。

途中、となりの右側の側切歯部歯根の炎症を治療したりしていますが(根管治療)、装着直後より歯肉の成熟が進み、審美性が向上しています。

インプラント治療を考慮されている患者さまの参考になれば幸いです。

S1

唇側S1

Sレントゲン写真

院長の独り言 14 ;新しき年へ

本日12月26日(土)が、石川歯科医院の今年の仕事納めです。

一年間長いようで、アッという間に過ぎた気がします。

スタッフ一丸となって、今年も本当に良く頑張りました。いつも「笑顔で誠実に!」が、わが医院のモットーです。

大方、モットーも実現できたと思います。

歳をとりましたが、私は歯科医師として現役続行中。

それでも、新年を迎えるにあたり、自分の目標があります。

来年も元気に頑張りたい!患者さんの笑顔により接したい!

それだけです。

今夜は、八王子で有名なうかい竹亭で忘年会を行い、来る新年に備えて英気を養う予定です。

では、新年にお会いましょう!

20091227診療室写真002

院長の独り言13 ; 富士は日本一の山 ♪♪~

うちの診療所から晴れた日は日本一の山、富士山が素晴らしい姿を拝ませてくれます。

治療を始める前に雲がなく綺麗に晴れている日は、富士の山を見ただけで今日一日、目一杯頑張ろうという意欲が、沸々と湧いてきます。

孤立山で、なおかつ約4000メートルもある富士山ほど神々しくて、美しい山はおそらく世界に二つと無い、世界一の山でしょう。

本当に不二山です。

うちのドクター、衛生士、受付担当、そしてラボの技工士、材料担当のスタッフも皆、仕事で富士山を目標に頑張ろうと話合っています。

歯科医師過剰の現在、スタッフ一丸となって、良い仕事を心がけています。

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『坂の上の雲』から子規の強さを思う;そこが空つぽになるぢやないか

誰もが自分とは何者なのか探しはじめた時代。日本人にとって、それが明治でした。

実在の不安が生じたのです。自我が生まれたといっても良いでしょう。

現在、終身雇用制度が崩れ、派遣社員制度が法律の下、認められました。封建制度下における“家”とは少しく異なりますが、第二次世界大戦後の“家”に似た存在は会社であり、日米安保下の国家体制であったのではないでしょうか。しかし、冷戦が終わり、グローバリズムの波が押し寄せるに及んで、“家”は再び壊れました。われわれは、また新種の実在の不安に向き合わねばならないのでしょうか?

立場の規定されぬ自我は非常に脆いものです。明治人は、ある者は武士道に自我を求め、ある者は神を見出しました。

 ゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』と題された絵は、常に不安を喚起します。

その実在への不安を克服し、その人生を見事に写生俳句の世界で昇華させたのが正岡子規だと思います。

当時、死病であった結核に身体を蝕まれながら、死に至るおよそ十年間、子規の写実精神は輝きを増していきます。

子規が死の二年前、根岸の自宅における寝たきりの床の中で、脊髓カリエスの激痛に耐えつつ詠んだ短歌が残っています。

くれなゐの 二尺伸びたる 薔薇の芽の 針やはらかに 春雨の降る

死を自覚した人の歌には思えない程、冷静な写実の視線が生きています。本当に、子規は強いひとだと思います。

少年小説が有名で、子規の俳句の弟子でもあった佐藤紅緑が、『糸瓜棚の下にて』というエッセイに、子規のある思い出話を綴っています。子規の強さを思うと、より胸に応えるエピソードです。

『(引用はじめ) 或日。
 期せずして同人が六、七人先生の枕頭に会した。三並良氏(先生の従兄弟)が久し振で訪ねて来た。先生の機嫌が好かつた。其の時は先生が墨汁一滴(?)に自力他力の問題を書いた時なので哲学者の三並氏も気持よく先生と談論した。其れから間もなく三並氏は暇を告げて起ち上つた。
「良さん!」
 突然先生の叫び声が聞えた。同時に先生は声を挙げて泣き出した。僕等は只々驚いてどうしたのかと怪しむばかりであつた。三並氏は棒立になつたまゝ動かない。一座は全く悽然としてしまつた。すると先生は泣きながら言つた。
「もう少し居ておくれよ。お前帰るとそこが空つぽになるぢやないか」
 これですつかり解つた。同人靄々として団欒して居たものが、一人でも欠けると座敷が急に穴が明いた様に調和が乱れる。其れが先生には堪らない苦痛であつたのだ。三並氏は座に複した。ものの十分も経てから先生は晴やかに言つた。
「もういゝよ良さん。帰つてもいゝよ」
 三並氏の眼鏡の底が涙に光つて居た。(引用終わり)』

自我が確立しても、孤独は死に至るまで、人に寄り添うものなのですね…。

子規の生きざまは、常に私を導いてくれます。

チーム医療

先日、インプラントのオペをしました。

歯科治療を行う際はほとんどの場合

歯科衛生士か歯科助手の方がアシスタントについてくれます。

治療を安全にかつ的確に迅速に行うために

チーム医療はとても大切です。

特に外科的な治療を行うときは

なお一層

その重要さを実感します。

今回のopeは

下顎無歯顎(歯が1本もない状態)のところに

2本のインプラントを埋入しました。

3~4ヶ月待ち、インプラントが骨としっかりとくっついたら

その2本をバーで固定し、

上から取り外し式の入れ歯をはめ込む予定です。

下顎の入れ歯はとても動きやすく

よくかめないとお悩みの方も多くいらっしゃるとは思いますが

今後はこういった方法も

治療の選択肢として考えていただければと思います。

そしてopeのあとは…

やはり我慢できず

会いに行ってしまいました!!!

プクちゃん!

癒される~~(^-^)

プクちゃんも

メンタル的な面でDrやスタッフを支える

チームの一員です。

お目にかかりたい方は

カウンセリングルームまでお越しください☆

いつでもご案内いたします♪

2009-12-07プク

院長の独り言12; 恐竜って虹色だった!?

いま、恐竜ブームです。

かつて地球を我がもの顔に闊歩していた、この生き物のことが全て解明したかの様に、テレビや映画に出ていますが、実はほとんど何も解っていないのが本当のところではないでしょうか。

本当に爬虫類と同じように、体温を調節出来ない変温動物だったのでしょうか。もしかしたら、われわれ哺乳類と同様に、恒温動物であったかもしれません。

現在、恐竜の子孫は存在しないと云われていますが、鳥がその子孫かもしれません。実際、中国では鳥類の特徴を持つ羽毛恐竜の化石が次々と見つかっています。

身体の色調は本当にワニのような褐色であったのでしょうか疑問です。赤とか黄色とかド派手な色をしていたかもしれません。

我々はすぐ先入観に捉われてしまいがちです。

歯科治療にも先入観が入り込みます。古くから行われている、慣れた治療法を選択しがちになるのです。

しかし、新しい歯科治療技術の進歩には、最近、眼を見張るものがあります。昔はインプラントなど、信頼できない治療法でしたが、いまは非常に安定感のある治療方法です。

要はバランス感覚で、今までの方法が良いのか、新技術が良いのか、自分でじっくり考えてから実行するしかないのです。新しい治療法を学ぶことも大切ですが、古くから行われていた方法を確実にこなすのも肝要なのです。インプラントは素晴らしい治療方法ですが、入れ歯はこの世からなくならないのです。

新しい治療法を好みがちな若いドクター達と治療法の是非について、ワイワイ話し合って楽しんでいます。

恐竜

院長の独り言11; 長嶋の登場

小生が高校生の頃、野球の話題の中心は、ダントツに東京六大学野球で、特に早慶戦は別格で切符を手にすることは殆ど不可能に近い状態でした。一方、プロ野球はイマイチというところでした。

さらに立教大学に長嶋茂雄がデビューするに及んでは、六大学野球の人気は頂点に達しました。

その長嶋は最初、今は存在しない大阪の南海ホークスに入団するといわれ、巨人ファンの当方はガッカリしていましたが、急遽、巨人ジャイアンツに鞍替えして、びっくりするやら嬉しいやら…。

関東の野球ファンは、四月のプロ野球の開幕を心待ちにしていました。

オープン戦の頃から長嶋の入ったプロ野球の人気は、六大学を凌ぐ勢いになったのです。

大学の授業がたまに休講になると、後楽園球場に皆で長嶋を見に行って歓声を上げたものです。 

なにしろ球場は東京医科歯科大学から歩いていける近い距離にあったものですから。

後楽園球場は巨人のホームグランドです。普通は一塁側からお客が埋まるのですが、三塁を守る長嶋を間近に見たいがために、三塁側から埋まるという異常現象が起きたものです。

今から思うと、長嶋のような野球選手は二度と出てこないでしょう。

歯科医療は日々進歩しています。

当院では、常に論文や歯科雑誌、そして治療法のDVDなどを用いて、最新の話題について勉強会をしています。

歯科の分野では常に新しい技術や治療法、材料が出てくるため、それについて常に勉強していかなければいけません。

もちろん良いものは取り入れていくことが必要だと思います。

ただ、新しいものだから良いというわけではなく、それが良いものか悪いものかを判断して考えていくことが大切だと思っています。

患者さんのために、より良い治療をしたいと考え、日々の勉強会や症例検討会を行っています。

ホワイトボードに絵を書き、議論しながら、ドクター同士の考えを共有しています。

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院長の独り言10; 患者層の変化に思うこと

昭和20~23年頃は、以前のブログでも書いたように夜空が澄んでいて、満天の星を東京でも見る事が出来ましたが、東京湾の水の綺麗なことも、また今から思えばビックリするほどでした。

浅利や蛤は取れ放題が当たり前で、鰈(カレイ)も大きくはなかったけれど、網ですくっただけで、バケツ一杯取れたものです。

しかし、甘い物はほとんど食べられなかったので、歯科医院に行った記憶はありません。

丁度、石川歯科医院を開業した昭和47年頃になると、美味しい食べ物がたくさん食べられるようになりましたが、ブラッシングなどあまり熱心に云われていなかった事もあり、どの歯科医院でも小児のランパントカリエス(多数歯の虫歯)の酷さに、非常に悩まされていました。

今、子供の虫歯は本当に減少しています。

一方、平均寿命が延びた為に、歯の欠損補綴を希望される御高齢の患者さんが増加し、入れ歯やインプラントの治療が益々大事になる事と思われます。

我々も心して頑張らなければと思っています。

入り口の工事終わりました!

ビルの入り口にある花壇の工事が終わりました。

こじんまりしたものですが、患者さまや通行人の方々への癒しとなれば…、と思い、花壇を新しくしました。

その中に、セミの陶器製壁掛けがあります。

南フランスではセミが幸福のシンボルだそうで、わが花壇にも置いてみました。

セミ嫌いの方にはゴメンナサイ…。

しかし、この門をくぐる皆さまが幸せであるように、との祈りを込めました。

石川歯科入り口

セミ陶器

講習会

こんにちは

今日はちょっぴりほのぼのな内容から離れて

まじめなお話です。

先週の土日に、

同僚の山森先生と講習会に行ってきました。

この講習会は2ヶ月に1回、土日の2日間で1年間続くものです。

都内の先生方だけでなく、全国各地、

新潟や鹿児島から参加される先生もいらっしゃいます。

しかも、

若手Drから、本当にいろんな経験をつまれているベテランDrまで

年齢層も幅広いです。

忙しい毎日が続くと

ついつい腰が重くなりがちな日もありますが

山森先生と励ましあい

せっせと勉強に励んでいます。

こういった場での

様々な先生方との出会いや意見の交換は

また明日からの臨床に

刺激を与え、自分の視野を広くしてくれます。

たくさんの先生方との出会いを大切に

一人でも多くの方に満足していただける医療を提供できるよう

今後も日々努力していきたいものです。

本箱

院長の独り言9; スローに築く信頼関係では駄目ですか?

四十二、三年前、大学院の学生の頃、研究の合間にNHKの放送センターの診療室へアルバイトに行っていました。

その時、内科のドクターと将来の医療について喧々諤々、いろいろ話し合った事を思い出します。

当時、医科・歯科の大学を増設している真っ只中でしたが、一方、人口は減少傾向にあることも予想出来たので、医師過剰時代が近い将来、必ず来ることで意見が一致しました。

ところが予想に反して現在、医科の方は医師不足になっているのは皆様ご存じの通りですが、歯科は予想した通り、大変な医師過剰状態になっています。

どうしてこの様に、医科と歯科で正反対になったのかは、その当時のそれぞれトップの選択なのでしょう。

医師過剰で一番問題になると思える事は、患者さんと意思の疎通が取れないうちに他の医院に転院されてしまう事です。

ドクターサイドからの悩みですが、スローに築く信頼関係では駄目ですか?

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香蘭

今日は土曜日なので、お昼を食べに香蘭に行ってきました。

天津飯とえびチリを食べました。

えびがぷりぷりでとても美味しかったです。

ご主人と奥さんが色々な話をしてくれるので、毎週土曜日が楽しみです。

お店の詳細はこちら http://www.ishikawadent.com/kouran.html

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All-on-4について

4本のインプラントで固定性入れ歯(取り外しの要らない入れ歯)を支える治療法を、All-on-4 (オール・オン・フォー)と言います。

歯医者さんのホームページを見ると本当に、この言葉が多用されています。まあ、わがブログでも初登場する訳ですが。

実際の臨床では、上顎部の骨質は下顎骨に比べて脆弱なので、上顎部においてはAll-on-6で行う場合も多いです。つまり6本のインプラントで固定性入れ歯を支える訳です。

All-on-4の主な利点は、少ないインプラント本数での治療法なので、骨造成等の負担を強いる手術を避け手術時間が短縮され、メインテナンスが比較的に楽であり、そして、患者さまの経済的な負担が軽減されることです。また骨質さえ良ければ、歯肉をメスで切り開かずに、コンピューター上で計画された位置に穴を開けるだけでインプラントを埋入し(フラップレス手術です。CT画像と専用画像処理ソフトウェアが必須)、更には、植えたその日から固定性の入れ歯を装着することが可能です(即時負荷)。

一方、主な欠点は4本のインプラントのうち、1本でも欠損すると入れ歯の維持が難しくなること、また多くの症例で第一大臼歯までの、いわゆる短縮歯列になってしまうことです。

写真のCT画像は、両側上顎洞を避け、その間に4本のインプラントを埋入したものです。この患者さまは、ご高齢で骨質が脆弱であったことと、カウンセリングにより第二大臼歯まである入れ歯でシッカリ噛みたい、とのご希望で、4本のインプラントで支える取り外しの効く入れ歯としました。取り外しの効く入れ歯は、床での支えも加わるので、インプラントだけで支える固定性の入れ歯より、インプラントの負担が少なくなりますし、床だけで支える普通の総入れ歯に比べて、床も格段に小さくなるので違和感は少ないです。

日本人は大体、お米を主食とする穀物食がメインなので、第二大臼歯まである入れ歯を望む人が多いです。大臼歯は文字通りに、臼の歯で、“すりつぶし”が役目ですから。

all on 4 frontal

 

 

 

 

all on 4 occlusal

CTの有用性について2

CTでの診査・診断はインプラント治療のみならず、歯内療法、歯周病、親知らずに対しても有用です。

今回は歯根の先の骨の吸収をCTにて診断した症例を紹介します。

患者さんは以前から金属冠ををかぶせてある奥歯が痛んだり違和感があり、他院にて2次元写真を撮影したり診査をしましたが、確実な診断はつかず、経過を観察しましょうと言われていました。

症状がいっこうに改善せず、抜歯しないと治らないと言われ、当院に来院されました。

初めは2次元写真を撮り、診査をしてみるも、動揺や歯肉の腫脹なども見られず、確定診断がつきませんでした。

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そこでCTを撮影してみました。すると手前の歯根の先に大きな骨の吸収がみられました。h6

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上の奥歯は歯根が主に3本あるため、2次元写真だと骨の吸収が歯根に重なってしまうため、診断がつかないことがあります。

今回の症例では3本の歯根の内の1本はしっかりしていたため、歯の動揺もありませんでした。

ただ、手前の歯根の先の骨の吸収は上顎洞(副鼻腔)に近いところまで進行しているため、早期に治療をしなければ、病巣が上顎洞まで繋がってしまったかもしれませんでした。

抜歯をし、病巣をきれいに取り除き、骨を再生する処置を行いました。傷が治ってきたら、インプラントを埋入する予定です。

広津和郎『蚤と鶏』と捕鯨問題

今朝、テレビを見ていると、例によって、反捕鯨団体による、日本の調査捕鯨船に対する妨害行為が報告されていました。

水産庁によると、日本時間17日午後3時ごろから午後5時ごろにかけて、反捕鯨団体シー・シェパードのスティーブ・アーウィン号が、「第2昭南丸」の進路にロープを投げ入れたり、緑色のレーザー光線らしきものを発射するなどの妨害行為を行ったらしいのです(フジテレビの配信)。

オーストラリアの首相に対して、反捕鯨団体に港を貸すなどの協力ともとれる行為を止めるように、鳩山首相が求めたばかりなのに。

この反捕鯨行為は、この季節の風物詩になっては困る。調査捕鯨船や水産庁など関係者の方々のご苦労を思うと、心が痛むばかりです。

この毎度の報道を見聞きすると思い出すエッセイがあります。

奥本大三郎氏編著『百蟲譜』という、虫に関わる小説やエッセイのアンソロジーで読んだ広津和郎氏『蚤と鶏』です。

その中のエピソードで、一つは日本人が四足を食べなかった時代の話。蚤も殺せず、蚤を捕まえると殺さずに竹筒に溜め込み、それでも一杯になると、遠い川に捨てに行って、後ろを見ずに逃げ帰ってきた話。

次は、その対極の話。鶏をつぶす前に、その眼を潰して暗闇で飼い、鶏をブクブク太らせてから殺して食べるという残酷な話。

作者の広津氏は、この両極端の話を聞いて考えます。そして(引用始まり)、

『私はその晩寝床に這入ってからも長い間この二つの話を考へて見た。が、なかなか解決はつかなかつた。今でもつかない。今後も恐らくなかなかつかないに違ひない。

ただ私に解るのは、この両者の態度とも、私には同感し得ないといふ事だけだ。

鶏の眼をつぶすのを徹底的だと思ひ得る人もあるだらうが、そんなのを私は好かない。文壇でもかうした事に、その「徹底論」を持つて行かうとした単純な人間が、今はだんだん尠くなつて来たらしいが、以前にはかなりあった。自然主義が生み出したセンチメンタリズム(一寸センチメンタリズムと反対のものに見えるが、これこそ悪いセンチメンタリズムだ)の一つも、丁度かうした傾向を取るに至つた事を覚えてゐる。

だが、今はさうした傾向が文壇、思想界に下火になつた代りに、今度は蚤の始末に困つて、竹の筒を遠い川まで投げ込みに行きさうな人間が、大分多く生じさうな現象を呈してゐる。原の中で沢山の草を踏みつけて置きながら、唯一本の草を摘まうか摘むまいかと思ひ悩んだ揚句、たうとう摘まずに帰つて来たと云つて、それを一つの美事であるかのやうに、「私は草の生命を考へた」などとみづから得意になり愉快になつてゐる連中が、ウソでもなく、誇張でもなく、ほんたう近頃はゐるのである。

かうした認識不足のセンチメンタルな自己陶酔家達を、私はやつぱり好かない。

若し敢て押し切つて云ふならば、この両方の態度まで傾かないところに、此両方の態度を否定もしない、又肯定もしない、と云つて又無関心でもなければ、関心もしないところに、恐らくわれわれの行く道があるのだろう。そしてそれを導くものは恐らくわれわれの「心臓」だろう。自然と不自然とを敏感に見分ける「心臓」……併し此処まで云へば、それ以上は各人の問題だ。』

長い引用でしたが、捕鯨問題も根本にあるのは、広津氏のいう「心臓」の鈍感さ、あるいは(これは勘繰りなのかも知れないが)人種差別の現われのひとつなのかも知れません。

院長の独り言8; 天文学者になりたかった頃、東京の夜空は…

小学生の頃から天空に輝く星を見るのが大好きでした。

今となっては天の川など、都会で観察する事はほとんど不可能ですが、小生が小学生の頃は、まだ、東京でも奇麗に見ることが出来たのです。

戦争に負けた頃、都会に光は無く、夜は真っ暗で、星を観察するには絶好の環境でした。

毎日、夜空を見上げ、首が変になるほど、星の観察に熱中していた私を見て、親父がボーナスで小さな天体望遠鏡をプレゼントしてくれたので、余計に星の観察にのめり込み、将来は天文学者になりたいと思っていました。

結局は、歯科医師になるのですが。

歯科医になった今、星を必死に見ていたので口の中を細かいところまで見るという観察力が非常についた事は事実で、親に感謝している訳です。

院長の独り言7; 歯科治療法の変遷に感無量する

今から四十年ほど前、エアタービン(30~40万回転/分もの高速回転で弱いトルクでも歯を効率よく削る)の出現で、歯の切削時間が大幅に短縮されて初めて、なるべく歯を保存しようという事になってきた訳です。

それまでは、患者さんも痛くなった歯を、エンジン(回転数が最大1万回転/分程度でトルクが大きく、歯を削る振動が大きい)で長い時間削られてる苦痛より、早く抜歯してしまって義歯で良いという要望が強く、痛くなつた歯は抜いて義歯ということが、患者さんも術者サイドも、両者暗黙の了解でした。

義歯はよく咬めないし、違和感が強いので、本当はお勧めではないですが…。

患者さんの本当の気持ちは、何とか歯を保存してほしかったに違いないのです。

切削技術が格段の進歩を遂げて、痛くなった歯を神経処置をして保存という時代を迎えたのですが、今度は新たな問題が発生してきました。

それは、神経を抜いた(抜髄した)歯は非常に折れやすく、脆くなるという事です。

歯は生きていますから、神経を抜いてしまうと血流が途絶え死んでしまい、虫歯や歯周病に対して、抵抗力が落ちてしまうのです。

欧米などではそれぞれのお国柄もあって、神経を抜いた、折れそうな小臼歯などは、四十年前と違った意味で抜歯して、インプラントを埋めるといった時代になっています。

歯科治療の変遷をあらためて考えると、今は感無量といったところです。

インプラント審美について

前歯の歯肉が減ってしまい、また、その歯自体もグラグラと揺れている方がよく来院します。

患者さま自身、その状態を諦めてはいるが、受け入れられずに悩んでいる方が多くいます。

まずは噛める状態の回復、そして前歯は審美性も要求されます。

石川歯科は、噛めることと審美に力を入れて、治療を進めています。

写真の症例は、歯周病で歯肉が下がっている状態です。

真ん中の2本(両中切歯)と右犬歯から右第二小臼歯の3本は、インプラントです。

両方の側切歯(側切歯;中切歯の横の小さい切歯)と左犬歯は、天然歯です。

左切歯と左犬歯には、口蓋より結合組織を移植して、下がった歯肉を持ち上げています。

色々な方法がありますので、諦めずにご相談ください。

 

F術前

F術中

F縫合後

F完成

CTの有用性について

当院には歯科用のCT(GCのプランメカ製 プロマックス3D)があります。
歯科用CTとは歯や顎骨の状態を三次元的に撮影することができるため、今までのデンタルX線写真やパノラマX線写真(二次元画像)では十分診断出来なかったことをより詳細かつ正確に診断出来るようになりました。
当院ではインプラント治療をされる方には、事前にCTを撮影させていただき、十分に顎骨の状態を診査・診断をしてから、その方に合わせた治療計画を説明させていただいています。
CT術前_6
YOSHIDA1

院長の独り言6 ; 千代藤号について(その一)

前に書いた秋田犬の正式の名前です。秋田犬はご存じのように大型犬です。

長年、秋田犬を飼育している友人が子犬が五頭生まれ、その中の一頭を譲るというので、飼うことになりました。

なにしろ成犬になると想像以上に大きくなり、初めて秋田犬を飼う場合、オスは無理と教えられて、メスを飼育することになりました。

三か月間は親が育て、その後、我が家にやってきました。プクプク肥えていて、本当にぬいぐるみのように可愛い犬でした。

この大型犬を飼育するにあたっては、専門書を予め読んで、いろいろな意味で手間が掛かるのは覚悟していましたが、その予想を上回るほど飼育は大変でした。

大きい割りに身体は弱く、すぐお腹をこわしたり、風邪をひいたり、食事はというと大きなアジを毎日丸ごと何本もあげないと骨細の貧弱な犬になるといわれて、成長期(三か月~一歳半ほど)には結構食事代もかかりました。

アジを骨付きのままバリバリと食すところは、実に壮観で、骨がのどにひっかからないかと気もみしましたが、そのような心配は無用でした。またその時初めて、この犬には喉ぼとけが無いのを知りました。

この後の秋田犬の成長日記は、また次回のブログで書いて行きたいと思います。

写真は、石川歯科の若き日の一枚です。

石川歯科写真

内田樹氏『日本辺境論』を読む

いま話題の新刊に、内田樹氏『日本辺境論』があります。私も大変面白く読了しました。

その解説に、同書の明確な要旨が記載されているので紹介しますと、

『常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ』とまとめています。

私が、特に興味深かったのは、近代日本の解釈です。

日本は明治維新より、それまでの中国の王朝を「世界の中心」とする華夷秩序を捨て、帝国主義という新しい「世界の中心」を取り入れ、日清・日露戦争と勝利しました。しかし、その次の「世界の中心」であるところの、ヴェルサイユ条約による「新しい国際秩序の創出」を理解できなかったと訴えます。欧米の人々は第一次世界大戦を通して、帝国主義の次の国際秩序を模索し始め、特にヨーロッパの人々においては、帝国主義の手段である戦争にコリゴリし、国際協調を求めていたのだと。

その結果、大東亜共栄圏の理念を持ち上げ、日本自体を中華としてしまって、本来の「辺境の民」としての日本人像を見失い、敗戦したと解釈しています。

明治から第二次世界大戦の敗戦、そして現代に至るまで、「国際社会はこれからどうあるべきか」といった強い指南力をもったメッセージを、日本はついに発信できなかった。ただ生き延びるのに精一杯だった。そこから更に論を進め、辺境人の「学び」は効率が良い等、筆者の教育論や日本語論へと展開します。この辺境人的な囚われが、日本の宿痾であり、強みである。とことん辺境で行こうと、内田氏は訴えています。(同じ内田氏「街場の教育論」もお勧めです)。

話は飛びますが、今月訪中したカナダ首相に対して、冷遇をもって中国政府が対応したことが、新聞各紙で報道されました。記事によると、人権重視の姿勢を全面的に打ち出し、中国の人権や少数民族政策を批判したカナダへの見せしめとしたようです。

この記事を読んで、内田流に解釈すれば、日本が強い指南力をもったメッセージを発信できない一方、中国の宿痾は華夷秩序による拡大主義ではないかと思いました。

いまコぺンハーゲンでCOP15(国連の気候変動に関する国際会議)が開催中です。

議題は、温室効果ガスの排出削減についてです。日本は、「2020年に温室効果ガス排出量を1990年比25%削減する」という非常に高い目標を掲げていますが、世界最大の温室効果ガス排出国である中国の目標決定は非常に抑えられたものです。また、世界第二位の温室効果ガス排出国であるアメリカは、2005年比で17%減(90年比で約4%減)です。

冷戦後のアメリカは、唯一の超大国として君臨し、イラク戦争など国際協調をないがしろにし勝ちでした。つまり、その姿は極めて覇権主義的です。

また、中国は、30年後にはGDPがアメリカを追い越し、世界一になると予想される、新時代の超大国です。

「ゴーマニズム宣言」で著名な小林よしのり氏は、「中国人民共和国とアメリカ合衆国は人工的な国家という点で類似している」と述べています。両国社会の純利益追求的考え方も似ています。

国際社会に強い指南力をもったメッセージを発信できても、他者を自己に都合の良いように変化させる欲望が強いのも考え物です。

2033年前後には、およそ人口15億人というピークに達する超大国が、お隣に存在します。今のような国の有り様を示す中国が、世界のリーダーシップを発揮できるのか非常に疑問ですし、アメリカの代わりに、中国という新しい覇権国家が出現するのか不安です。

内田氏の訴える“辺境の民”としての功利性だけで、国として自主、独立を保てるのか、疑問が残りました。

院長の独り言5 ; チタンは生体親和性の高い金属です

ゴールドが急激に値を上げています。我々も大変な影響を受け、補綴仕事がやりにくいのも事実です。

貴金属は本当に化学的に安定していて、口の中で長い間使用しても体に悪影響を及ぼさない素晴らしい材料なので、昔から歯科で好んで使われてきました。

パラジュウムやシルバーなどの金属は唾液で溶けて、金属アレルギーの原因になることはよく知られています。

インプラントに使用しているチタンも金に負けないほど安定している金属ですので、安心して身体に使えるわけです。

化学的に安定して組織に素晴らしい親和性のあるチタンという材料の存在が、インプラント治療を土台から支えているのです。

B

信頼の喪失について

週明けの新聞を開くと、いつも目に付くのが『支持率』という言葉です。今朝も、世論調査の結果、現政権の支持率低下が記載されていました。

私には、このように頻繁に世論にお伺いを立てる必要性が理解できません。

しかし、政治においてだけでなく、あらゆる分野において世論調査が、日々行われています。勿論、医療についての世論調査も、多種行われています。

インターネット上で検索すると、歯科においては歯科医師過剰に対する世論調査が出ていたりしますが、医療全般においては医療崩壊に対する世論調査が多く為されているようです。

『全く、世論調査が役に立っていないのか?』と言われれば、そうとは言い切れないのだけれど、何か引っかかるのです。

例えば、諸問題の専門家が日頃の研究の成果をまとめて、問題点とその解決法を提示してくれれば良いのに…、と思うのです。『専門家が信頼できないから』と反論されるかも知れませんが、もう少し専門家の意見に頼って良いのではないかと。

歯科においても、セカンドオピニオン全盛の時代です。確かに、医師も患者さまも人間同士、相性が合わない場合もあるのでしょうが、深刻な医療不信が背景に存在しているのだと感じます。

あらゆる権威に対しての信頼が失われてきている昨今でしょうが、社会全体を覆っている、この不信感の連鎖は、日本社会の活力を低下させているのではないでしょうか。

医療においても不信感の裏返しか、何事も統計のデータを基盤する医療が、Evidence-Based Medicine(EBM;根拠のある医療)と盛んにもてはやされて、医療を提供する側も統計結果に頼りすぎてしまう。私も医療統計を研究に用いてきたので、その重要さは身に沁みて感じていますが、実際に患者さまに数字ばかり並べても、非常に味気ない、素っ気のない関係になってしまうでしょう。しかも、データの用い方を誤ってしまうと、医療への不信感を助長してしまう危険性をはらんでいます。

その延長線上に、Narrative Based Medicine(NBM;物語と対話に基づいた医療)という考えが提唱されています。キチンと食後に歯を磨けば、虫歯にも歯周病にもなりにくくなるのは、今や、患者さま皆さんが知っている常識です。ただし、正しい歯磨きを実行して頂くのは、大変難しいことです。単純に歯磨きを強く指示するのではなく、患者さま一人ひとりの個性に合う方法を見つけるのが、歯科医院の力なのでしょうし、信頼なのでしょう。

一番大事なのは、人と人との信頼なのです。

リストラや派遣切りといった、非常に残酷な言葉が、社会の信頼を切り裂かないようにと思うばかりです。

休日

昨日は休みだったので、趣味のフットサルを江戸川沿いのコートでやってきました。

フットサルというのは5人でやるミニサッカーのことで、数年前から人気がでてきて、休日のフットサルコートはとてもにぎわっています。

最近は女性の方も増えてきています。

昨日は天気もよかったので、気持ちよく汗をかくことができていい気分転換になりました。

最近は忙しくて昔みたいに定期的に行けないので、なかなか思うように体が動かずに苦労しています。

ただ一度やめてしまうともうやらなくなってしまうと思うので、少しずつでも暇を見つけて続けていきたいと思っています。

石川歯科の癒し系

石川歯科には

待合室に水槽があります。

『ニモ』でおなじみのカクレクマノミや

ヤドカリ、めだかちゃんが元気に泳いでいて

診療前の患者さんがよく水槽を眺める姿を拝見します。

 

副院長も実は熱帯魚がとっても好きで、

インプラントのオペの前には

よく水槽を覗き

心を落ちつかせています。

 

中でも

ハリセンボンの『プクちゃん』とは大の仲良しで

診療中に見せる厳しい眼差しからは想像もできないような、

とろける笑顔でプクちゃんを見つめている姿を目にします。

そんな副院長を見て、

スタッフもまた

自然と和やかな気持ちになるのです。。。

そんな大役を果たしてるとも知らず

プクちゃんは今日も元気にパタパタと背びれを振ります。

 

石川歯科の癒し系プクちゃん

近日公開!!!

お楽しみに~☆

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年末年始の診療予定

年末年始は以下のとおり診療いたします。

12月26日:午前のみ診療

12月27日~1月4日:休診日

なお、1月5日より通常通り診療いたします。

香蘭

毎週土曜日は近くにある香蘭という中華料理屋さんに昼食を食べに行きます。

お店はご夫婦で50年以上も同じ場所でされていて、いつも常連のお客さんでいっぱいです。

皮がモチモチの餃子が一番人気です。

院長が石川歯科を開業して以来30年以上の付き合いだそうで、食事をしながらご主人が昔の八王子の街のことや今までの歴史などをとても面白く話してくれます。

奥さんは僕が一人暮らしなのを気にして、いつも野菜をたくさん食べさせてくれます。

今日はラーメンとえびマヨとサラダでした。

お店の詳細はこちら http://www.ishikawadent.com/kouran.html

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院長の独り言4

今からかれこれ五十年も昔、まだ私が大学生の頃、犬の飼育に凝った時期があり、色々な犬に関する雑誌や専門書を読みあさり、結局、日本犬の王様、秋田犬を飼うことになり、本当に必死に世話をしたものです。

その経験から、今でも動物全般に、強い興味がありますし、昆虫、魚、オウム等、色々な動物にも接してきました。

その中で思うのは、犬に限らず哺乳類など、歯がすべて無くなるとそれは死を意味するということなのです。

人間においては、命が無くなることはないが、総義歯では食べる物もかなり限られてきます。美味しく食べるという欲望が失せがちになるのも事実です。

欧米に旅行すると、硬い肉を食べる機会が多く、総入れ歯の方が旅行自体楽しめないと言っていたのが印象的でした。

一方、インプラントを用いた総義歯は、画期的で、「何でもよく咬めるので、人生をもう一度取り返した。」と患者さんから本気で感謝され、われわれドクターも歯医者冥利につきるというものです。 

写真は、3年前に訪れたモネの愛した庭として有名なノルマンディーの『ジヴェルニーの庭園』です。印象派風な写真(?)です。

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インプラントを植立する本数について

当院のホームページをご覧になられた方から質問がありましたので、お答えします。

『歯が一本もない場合、何本のインプラントが必要となりますか?』との問いです。

上顎と下顎で、骨質や骨量が異なりますし、インプラント・ブリッジにするか、あるいはインプラント義歯にするかでも異なります。

また、様々な意見があり、答えが完全に出ている訳ではありません。結局、個人差の問題になります。

下顎は上顎より骨質が良いので、インプラント本数は少なくなります。取り外しのいらないインプラント・ブリッジで、4~8本くらいです(上の写真)。

高橋下顎

また、上顎は比較的に骨質が良くないので、下顎より植立本数が多くなり、取り外しのいらないインプラント・ブリッジで、6~10本くらいです。

ただし、パラファンクション(食事などの機能時でないときの顎の運動)とよばれるくいしばりや歯軋りの癖を持つ場合は、上下顎とも、もう少し本数を増やすこともあります(下の写真)。

上顎本数

費用に関しては、本数が多くなるほど、1本当たりの費用を安くしています。

ランチ

今日は天気が良かったので、お昼休みに京王八王子駅の方までランチを食べに行ってきました。

EL VALENCIANOというスペイン料理のお店なんですけど、ランチでは目当てのパエリアが無かったのでハンバーグランチを食べました。

味付けもおいしかったので、今度は夜にも行ってみようと思います。

八王子はまだまだたくさんお店があるので色々と探索していきたいと思います。

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院長の独り言3

宇宙の話となると、あまりにも膨大すぎて空想の世界になりがちです。

ところが、生物の組成の一番小さい単位のひとつである電子の動きと、太陽系の衛星の動きが酷似しているとは驚きです。

インプラントを支えている生体組織のなかで宇宙と似たような動きが為されている…。

神秘にただただ感心するのみです。

宇宙

『いのちの日』から思うこと

12月1日(火)は、『いのちの日』でした。自殺を減らそうという国の方針に基づいた日だそうです。

日本では、1998年頃より年間の自殺者は3万人を超えています。特に、男性自殺者の増加が顕著です。女性に比して日本人男性の平均寿命が低い、ひとつの理由になっているようです。

昨年度の警視庁の報告によると、その原因・動機においては、半分は健康問題だそうですが、経済・生活問題が二番目となっています。これらの問題に、さらに自殺を後押ししてしまうのは、気分障害の問題、つまり『うつ』が大きく影響しているのでしょう。

今朝の読売新聞によると、うつ病の患者数が、ここ10年間で2.4倍に増加しているとのことです。その背景には長引く不況からの影響もありますが、杏林大保健学部の田島治教授(精神科医)によると、「うつ病の啓発が進み、軽症者の受診増も一因」と指摘されています。

うつには臨床上の三大症状がありまして、①抑うつ気分や意欲の低下②身体症状③睡眠障害です。

特に、われわれ歯科医院に受診するのは、二番目の抑うつから生じる身体症状です。昔は『仮面うつ病』といわれたものです。

わたしは東京医科歯科大学顎関節治療部の講師を務めている都合上、うつから生じる顔面部の身体症状を診察する機会が多くなってきました。例えば、かみ合わせの違和感や舌や顎の慢性痛です。

うつが基盤にあるかみ合わせの違和感の場合、歯の治療では治りませんから、歯科医師とトラブルになったり、訴訟に発展するケースもあります。わたしの患者さまの例では、100箇所以上もの有名な歯科医師の治療を受けたにも関わらず、かみ合わせの違和感がさらに強まった方もいられました。100箇所もの歯医者さんで歯の治療をすると、健康な歯も『かみ合わせが悪い』との理由で削られてしまい、文字通り酷い口腔状態でした。しかも違和感は強まるのです。この方の場合、適切なうつの治療により、現在は違和感が消失しています。

でも、一生の間、かみ合わせの違和感が再発しないかは分かりません。自分の経験では、かみ合わせの違和感が消えたら、しばらくして耳鳴りに悩まされた方もいらっしゃいます。まあラカン的にいって、少しでも患者さまのつらさが減れば、医者としては勝ちなのですが…。

なかなか心の治療は難しいものなのです。

 

最近は、再発を恐れる、かみ合わせの違和感の患者さまとお話する時、『違和感が完全にゼロになることはありませんが、今よりは違和感を忘れている時間が長くなりますよ』としています。もちろん、完全に消失する方もいます。

読売新聞の記事では、うつの啓蒙が進んでいるとの結論ですが、うつの身体症状にスポットを当てると、まだまだうつとは分からずに身体科の医院で治療を受けている患者さまが多いような気がします。

インプラント義歯(入れ歯)2

義歯(入れ歯)の違和感は、非常に大きなものですが、インプラント義歯は床を小さくすることが可能です。

特に、上顎は口蓋といって、顎の内側の部分が無くなります。

そして、義歯の固定も、数段に強化されるのです。

義歯の違和感にお困りの方は、ご相談ください。無口蓋義歯フレーム無口蓋義歯正面無口蓋義歯咬合面

インプラント義歯(入れ歯)1

義歯(入れ歯)を長く使用していると、顎の骨が減ってきて、入れ歯が合わなくなる患者さまがいます。

そのような方には、インプラントによって固定される義歯が救いとなります。

インプラント義歯にすると、普通の義歯では噛めなかったタクワンやお肉

などの弾力のある物もシッカリ噛めるのです。

義歯が合わずにお困りの方、義歯の違和感にお困りの方は是非、ご検討下さい。義歯のフレーム義歯完成写真義歯上写真義歯内面写真

院長の独り言2

5年前、スペインのバルセロナで、「インプランテ」と大きく広告を出している歯科医院を見かけたのを思い出しました。

歯はなるべく保存するべきですが、万が一欠損した場合でも、インプラント治療により、ほとんど自分の歯のように、見た目も咬む機能も復元出来ることにより、私たちより患者さんがビックリしています。

左写真は、術前が上の写真で、下の写真の向かって右の中切歯がインプラントによる修復です。

また、そのレントゲン写真です。

歯科治療も驚くほど進歩したものです。

図1完成写真レント1レント2

女性歯科医師 Dr.中山の『石川歯科ほのぼの日記』

熱帯魚

こんにちは。

ブログ初登場

石川歯科医院、唯一の女性Dr中山です。

『歯医者さん』って聞くと、

みなさん

『怖そう』とか『痛そう』とか

あまりいいイメージを持っていただけないことが

多いのではないでしょうか。。。

そこで、

様々な角度から

院内の情報や

先生はじめスタッフのちょっと意外な一面を

ご紹介させていただきたいと思います。

このブログを通して

みなさまにとって『歯医者さん』が

今よりほんの少しでも

身近な存在になることができたら、

とてもうれしいです。

それではお楽しみに☆

NHKドラマ『坂の上の雲』が始まりました!

言わずと知れた司馬遼太郎先生の代表作です。過去、映像化されなかったのが不思議ですが、先生のご意向であるとの噂を聞きました。

私は高校時代に原作に触れましたが、大筋の話から逸れる余談が多く、読み飛ばした話が多かったのも事実です。

今から15年程前に、これも司馬先生の著作『明治という国家』を読み感動して、再度、『坂の上の雲』にチャレンジしたのですが、今度は余談が楽しくて読了するまでかなりの時間が掛かってしまいました。いまも時々、『跳ぶが如く』やエッセイなどの司馬作品を部分的に、余談を楽しむために読み返したりしています。

後に書かれた『昭和という国家』においては、司馬先生の個人的な体験による影響で、先生が苦しまれて書かれているのが察せられる、暗い時代の描写に評価が分かれているようですが(いわゆる“司馬史観”といわれているようです)、反転、『明治という国家』の明るい、楽天的な描写を楽しみました。

勿論、、『明治という国家』には明るいだけではなく、明治維新における賊軍である徳川幕府の悲劇も描かれます。

小栗上野介における維新の貢献者としての側面に大義の大切さを教わり、維新後に新政府内に入った勝海舟への嗜好を楽しみ、それらの批評者としての福澤諭吉の矜持を学びました。いずれも学校の授業では教えてもらえない、サムライ徳川幕府におけるグレート・ファーザーたちの存在でした。

今回のNHKドラマのエンドロールにおいても、原作が、『坂の上の雲』と『明治という国家』と記されていたので、両者で補強し合う若き明治日本の物語を楽しみたいと思います。

しかし、当時、南下政策を進める強国ロシアに立ち向かった明治の人々の気持ちを思うと、エンドロールの音楽と映像には、涙腺をヤラレてしまいますね~。しかも、その曲の題名が『stand alone』ですから。

インプラント審美

アバット模型セット後全く歯のない方でも、美しい口元の再現が可能になってきました。

模型の写真は、インプラントに装着する土台を立てている模様です。その上に、かぶせ物が装着されます。