院長の独り言 99 ; 普段は意識しない『国と云う概念』

国と云う概念、皆さんはどう思っていますか?

一番簡単で卑近に考えるに、もし地球が一つの国だとしたら、まずオリンピックやいま開催前から世界中で話題になっているワールドカップサッカー大会の試合などが、国体のようになってしまい、全然盛り上がらなくなってしまうでしょう。

以前のブログでも少し触れましたが、国同士は仲良く付き合うのは当たり前として、良好な外交関係にはある程度の排他性が絶対不可欠な前提だと言いたいのです。

勿論、お互いの内政は不干渉なのは言うまでも有りません。

ヨーロッパの国が有り、アフリカの国が有り、アジアの国が有り、両アメリカ大陸の国が存在し、社会主義国家や資本主義国家が地球上に存在します。

ユニークで独特な国が沢山存在するので色々な面白い発見も出来、自分の国では想像できない、心踊らされる発見が出来るのではないでしょうか。

スポーツの試合でも国と国がぶつかり合うから手に汗を握って興奮しながら観戦出来るのではと思います。

そこには理屈抜きの心底からの愛国感情が、自然と湧き立ちます。

日本国は日本人だけのものです。

イギリスはイギリス人だけのものです。

中国は中国人だけのものです。

どこの国もそこの国民だけのものに決まっています。

現に、他国民が国政に参加できる国は、ほとんど存在しないのです。

『日本は日本人だけのモノではない』

…冗談じゃないですよ。

お互いの国を旅行したり、長期滞在する事は、お互いの条約で仲良く決めれば問題ないでしょう。

時には国同士が衝突する事を避けられない場合も有りますが、人間は考える葦です。

その時は、外交手段を用いて解決すべきです。

近所同士でも場合によっては争いごとが起きる事も有るのです。

人間は生身の血の通った動物なのですから、ただ綺麗事だけでは上手くいくとは限りません。

実行力を持った解決手段を何も持たず、ただ話し合いのみで解決できると信じるほど、性善説に依ることはできません。

現実に、世界中どの国にも軍隊が存在します。

別に戦争を望むわけではありません。

逆に戦争に対する抑止力として、軍隊が必要と云う事です。

国の根幹は国民と国土です。

何処の国の国民も自国に誇りを持って生活を営んでいるのですから、その国土は心の拠り所です。

国土を侵される事は誇りを汚されるのと同じでしょう。

日本に来ている異国の人に『自分の生まれた国をどう思っていますか?』の問いに、まず全員が『誇りに感じている!』と答えますよ。

日本では、よく自分の国を卑下し、公然と自分の生まれた国、日本を嫌いだと発言している識者をテレビで見る事が有りますが、私には信じられません。

何処の国の人も自国は愛おしいに決まっているし、誇りに思っています。

たとえ傍から見ると変な国に見えても、その国の人にとっては、素晴らしい国なのです。

毎年、BBCが行っている調査によっても、我が国は『世界に良い影響を与えている国』であると多くの異国の人達が認めて呉れているのです。

いくら冗談にしても、自分の国を嫌いだなどと言って貰いたくないのです。

少し興奮し過ぎですかね?

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