院長の独り言 395 ; 世界遺産 富士山の山開き

遅まきながら、富士山が世界遺産に登録されました。
富士山は遠くから眺めれば、間違い無く世界一 厳(おごそ)かで、素晴らしい容姿をした大山(たいざん)であると思います。
形も良いし、周りに山はないし(孤立山)、おまけに4000メートル近く有る堂々とした山です。
日本と言えば、『FUJIYAMAと何とか』と言われてきたくらい、昔から世界的に名の知れた名山です。
この霊峰は、遠くから見ても、勿論、素晴らしいのですが、近くで見ると、その大きさと美しさに圧倒されてしまいます。
特に薄暗くなってきて、暗闇に見える富士山は、荘厳を取り越して身震いするほどの怖い山に見えます。
昔から信仰の対象になるわけです。
嬉しいことに、天気のいい日は、ウチの診療所の屋上から霊峰富士を拝める事が出来るのです。
屋上から眺めると、先ず手前に高尾山の大杉が何本もかなりハッキリ観ることが出来ます。
その先に富士山が鎮座ましまして拝めるのです。
この7月から9月いっぱいは、雪がありませんが、他の月は、頂上付近が雪に覆われた、神々しい霊峰を屋上からたっぷり堪能出来ます。
随分前から、山道などが登山する人の落とすゴミなどで、かなり汚れていると批判がありました。
その事が噂になって、なかなか世界遺産に推薦されないのだと噂されていました。
この霊峰富士が、世界遺産に登録されてないなんて、有り得ないと日本人のだれしもが思っていました。
世界中の一人でも、多くの人に富士山の素晴らしい姿を『是非、見てもらいたい!』と思っているのです。
地元の人やボランテイアのたいへんな努力によって、近年、かなり山道が綺麗になってきたようです。
富士山は、遠く伊勢湾からも空気の澄んだ晴れた日には見る事が出来るそうです。
『富士見町』が、東京をはじめ、横浜、名古屋など如何に多くの地域に存在しているか、考えただけでも、富士山に対する日本人の憧憬の深さを感じてしまいます。
近年、この霊峰富士が大噴火するのではないかと言われるようになって、久しい時間が過ぎています。
富士山が無くなってしまった景色なんか、ほんの少しでも想像したくないのです、私とすれば。

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