院長の独り言 385 ; 休日あれこれ

週休二日制になって、もう何年になるのでしょうか?
私が大学に勤務していた時(公務員の時)、休みは週一回の日曜日だけでした。
その頃、公務員だけは土曜日を『半ドン』と言って、働くのが午前だけで午後は休みとなり、日曜日と合わせて、週一日半が公務員の休みでした。
サラリーマンも半ドンの人がいましたが、いま思い出すに、土曜マルマル一日、働いている人の方が多かったように思います。
『半ドン』の意味は、明治から『土曜の正午になると空砲を打つことから半ドンと言う』と幼い頃から、オヤジに聞かされていました。
『半ドン』は役人(現在の公務員)の特権のようなものでした。
私が大学教官になった頃は、戦後すぐと言う事もあって、誰もが必死に働かざるを得なかったので、別に半ドン制が法律で決まっていた訳ではなく、一般の会社員は土曜日マル一日働いていたのです。
随分、昔から公務員は色々な面で恵まれていたようです。
親父の口癖は、『なるべく公務員になりなさい!』でした(ちなみに親父も公務員でした)。
ただいま、ゴールデンウィーク(黄金週間)真っ直中です。
長期の休みをみなさん、旅行や趣味でさぞかし楽しく過ごしていることと思います。
ゴールデンウィークの名称の由来は昭和26年に、映画会社松竹の後塵をつねに拝していた大映が何とか頑張った結果、5月祝日(憲法記念日と子供の日)に大変な興行売り上げ記録を作ったのが切っ掛けで、世間に広がったのです。
2005年の祝日法改正により、振り替え休日、すなわち日曜日と重なった祝日は、翌日の月曜日に休日を振り替えることになり、連休になったのです。
本当に4月末から5月はじめが、ゴールデンウィークになった瞬間でした。
今年は丁度、半分に休日がブッタ切られましたが、年によっては、連続10日以上の連休になる場合もあります。
ヨーロッパやアメリカなど、遠方の海外旅行を楽しめるようになったのです、財布の中身と相談しての事ですが…。
結局、今年は長期休みを取れそうもないし、円安傾向でもあるので、外国に行くのはシンドイので、家に籠(こも)って読書三昧といきますか。

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